映画『生きろ 島田―戦中最後の沖縄県知事』映画祭初日舞台挨拶
『米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー』2部作で戦後沖縄史に切り込んだ、佐古忠彦監督最新作・映画『生きろ 島田―戦中最後の沖縄県知事』が映画祭初日に先行上映され、佐古監督が登壇しました。 |
|
3/18(木)から21日(日)まで渋谷・ユーロライブにて開催されるTBSドキュメンタリー映画祭の初日舞台挨拶が、3/18(木)、ユーロライブにて開催された。
『米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー』2部作で戦後沖縄史に切り込んだ、佐古忠彦監督の最新作・映画『生きろ 島田叡―戦中最後の沖縄県知事』(3月20日(土祝)よりユーロスペース他全国公開)が上映され、佐古監督が舞台挨拶に登壇した。なお、本作は、3月6日(土)沖縄・桜坂劇場にて先行公開され、満席回続出の大ヒットスタートとなっている。 そして「沖縄の人にとって沖縄戦は、今の状況にもつながる一つの“原点”とも言えます。あの時、いったい何があったのか、なぜ今こういう状況にあるのか、改めて考えるきっかけになるのではという意味では、本当に作って良かったと思いました」と、この作品に込めた思いを語った。 佐古監督はさらに「この映画は決して昔話ではなく、リーダー論や官僚のあり方など、今日的なテーマがものすごく含まれています。それから、全体主義の中で“個”というものがどういう行動を取れるのか、ということも。今の価値観からは想像もつかないと思いますけど、逆らいようのない大きな権力の前に、島田という人が“個”を貫き、抗った。なぜそれが出来たのか。そこから“組織”と“個”の関係も見えてきますし、時代を越えて投げかけるメッセージが非常にあると思います」と語った。 |
|
映画祭:TBSドキュメンタリー映画祭期間・会場:2021年3月18日(木)~21日(日)ユーロライブにて開催 |
|
『生きろ 島田―戦中最後の沖縄県知事』2021年3月18日(木)~21日(日) ユーロライブにて開催! |
監督:佐古忠彦
プロデューサー:藤井和史 刀根鉄太
撮影:福田安美
音声:町田英史 編集:後藤亮太
選曲・サウンドデザイン:御園雅也 音響効果:田久保貴昭
音楽:兼松衆 中村巴奈重
語り:山根基世 津嘉山正種 佐々木蔵之介
主題歌:「生きろ」小椋佳(ユニバーサルミュージック)
配給:アーク・フィルムズ
2021年/DCP/5.1ch/118分
©映画「生きろ 島田叡」製作委員会