山﨑賢人 久々のピュアな恋愛に「恥ずかしかった」1956年にアメリカで発表されて以来、ハリウッド映画に多大な影響を与え、60年以上経つ今でも色褪せぬ伝説の小説「夏への扉」(著:ロバート・A・ハインライン)の待望の映画化、『夏への扉 ーキミのいる未来へー』。 主演は山﨑賢人。本作では罠にはめられ、すべてを失いながらも、大切な人を救うため30年の時を超える科学者・高倉宗一郎を演じる。共演には、孤独に生きてきた宗一郎が家族のように大切に想う恩人の娘・璃子役に清原果耶。30年後に目覚めた宗一郎の手助けをする人間にそっくりなロボット役には藤木直人。メガホンを取ったのは『フォルトゥナの瞳』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の三木孝浩監督。山﨑、清原、藤木、三木監督が登壇して、完成報告会が行われました。 |
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MCによる呼び込みにより山﨑、清原、藤木、三木監督が登壇し、一言ずつ挨拶。 山﨑は「この作品は『夏への扉』というタイトルで、タイトルだけ聞くとどういう話か分からない部分もあると思うんですけど、時をかける壮大な話で恋愛もあり、バディとの友情もあったりと、どんな世代でも楽しんでもらえる作品になっていますので、今日はその魅力を伝えられたらと思います」と意気込み、清原は「今日は山﨑さん、藤木さん、三木監督とこの場に立てることを嬉しく思います。今日は最後までよろしくお願いします」、藤木も「ロボット役の…藤木直人です!こうやって自分の役どころを言うのは人生で最初で最後だと思います(笑)」とユーモアを交えて挨拶。 |
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最初に、本作への出演の話を聞いたときの気持ちについて聞かれたキャスト陣。
山﨑は「最初にタイトルを聞いた時にどういうことって思ったんですけど、季節に扉ってあるの、と。でもSFが好きなこともあったのと、デビュー映画以来に三木監督と一緒に作品を作ることにワクワクしました」と述べると、 清原も「私も実は映画のデビュー作が三木監督の作品で、また一緒に三木さんとご一緒できることにワクワクしてました」と喜んでいたことを明かした。 三木監督も世界中で愛される原作の映画化に当たってプレッシャーを感じる部分もあったようで「やはりこれは大変な企画が来たなと思いました。古典中の古典と言われるSF小説ですし、逆に今まで劣化されないくらい素敵な作品でもある。書かれた当時1956年ですが、今の皆さんが自分ごとのように楽しんでもらえるように色々工夫しました。」と述懐。 もう一つの見どころとして話題に上がったのが宗一郎のパートナー・猫のピートについて。山﨑は「現場に猫がいるだけでとても癒されるんです。エサを持って猫の気を引きつけながら自分も同時に演技するのは我ながら器用なことやっているなと思いました」と猫との芝居を振り返る。三木監督は「パスタちゃんとベーコンちゃんの2匹いたんですけど、思った以上にいい芝居をしてくれるんですよ!撮影前は大変だろうなと思ってたんですけど、1,2テイクでOKだったりして!」と三木監督も猫の演技を絶賛。 続けて「回想シーンにも使っているんですけど、顔をなめられた時の果耶ちゃんの表情もそうですが、(芝居の)相手が猫だと(役者の)表情も自然になるんですよね。」と猫への厚い信頼を示した。 |
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イベント終盤に差し掛かると、『夏への扉』というタイトルをどう捉えたか聞かれた三木監督。「情緒があって素敵なタイトルだと思うんですけど、猫のピートが冬が嫌いで夏に続く扉を探し続けるところが、ある種、宗一郎の諦めない心のメタファーというか、物語のテーマにもなっていると思います。その少しひねったタイトルが僕は好きです」と話すと、それを受けて山﨑も「冬に夏への扉を探すっていうのは、どんなに逆境でも進み続けるという素敵な意味があるなと思って僕も好きですね」と共感を示した。
また、MCより“夏への扉=諦めない心”に絡めて、諦めないと決めていることを訊かれた登壇者一同。山﨑は「撮影中どんな状況でもOKが出るまで諦めないと決めています。自分が100%上手くできたとしてもOKが出ないとくじけそうになるけど、そこは諦めないと信念に持っています。」と自身の演技論を明かしました。同じく清原も「どんなに極寒だったり時間がタイト過ぎる現場でも、毎回楽しめたらいいなと思っています」と述べると、本作でも極寒の撮影があったことを振り返りながら一同で談笑する一幕も。 藤木は「マラソンですかね。諦めそうになっている自分への戒めでもあるんですけど。一生のうちにやってみたいことがいくつかあって、その中にマラソンの完走があるんです。実は去年の東京マラソンにエントリーしていたんですけど、この作品と撮影が被ってしまって。結局新型コロナウイルスで一般ランナーの方は参加できませんでしたが」と改めて決意を表明した。 |
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『夏への扉 -キミのいる未来へー』2021年2月19日(Fri) 全国ロードショー |
山﨑賢人
清原果耶 夏菜 眞島秀和 浜野謙太
田口トモロヲ 高梨 臨 原田泰造
藤木直人
監督:三木孝浩
清原果耶 夏菜 脚本:菅野友恵 音楽:林ゆうき
原作:「夏への扉」ロバート・A・ハインライン(著)/福島正実(訳)(ハヤカワ文庫刊)
配給 東宝、アニプレックス
©2021 「夏への扉」製作委員会