「動機はそちらで見つけてください」 『ファーストラヴ』 は、2月11日(木・祝)より大ヒット上映中です。 “カット割り”で有名な堤幸彦監督が、長回しを決意したシーンとは…互いの信頼感が生んだ現場ならではの化学反応。“カット割り”で有名な堤幸彦監督が、長回しを決意したシーン。裁判での主張をめぐり、由紀(北川景子)と迦葉(中村倫也)が激しく口論をする長回しの本編シーンを一部公開となりました! |
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膨大なカットを撮り切るための“カット割り” が毎回用意される堤組。そんな監督をもって「これは(カットを)割れない」と、ほぼワンカットのいわゆる長回しでいくことを決断したシーンが『ファーストラヴ』の本編には3つある。今回解禁となるのはその内の一つ、法律事務所で由紀(北川景子)と迦葉(中村倫也)が激しく口論をするシーンの一部だ。裁判での主張をめぐりふたりの意見が食い違い、ヒートアップする内に互いの感情が絡み合っていくという非常に緊迫したこの場面は、当初細かくカットを割る予定で準備が行われていたが、急遽ワンカットで撮影するという決断が下った。 堤監督が「自分の思い描いていたカットワークではどんなに手練手管を尽くしても勝てない!と。数十分のリハーサルでそれを目の当たりにしたんです」と語り、オフィスクレッシェンドの小林誠一郎プロデューサーが「監督の現場で最初に段取りをやってから、あのような決断をするのは本当に珍しいことでした」と証言している。それは役者たちの気迫が監督に長回しを決断させ、監督の決断が役者たちをさらに奮起させるという、現場ならではの化学反応が生んだ奇跡とも言える。 映画・ドラマをはじめ、第一線で目覚ましい活躍をみせている北川と中村は、同い年にして本作が初共演。公認心理師と弁護士、ともに事件の真相を追うバディとも言える役柄で、義理の姉弟であり二人だけが共有する過去も持つという複雑な関係を演じたが、北川は「中村さんとは同い年なのですが、お芝居面ではとても引っ張ってくださいました」、中村は「北川さんと向き合ってセリフを交わしていく中での”気付き”、そこで芽生えた感情などは役にそのまま投影しようと、いろんなものを拾い集めていく作業でした」と、互いへの信頼感をもって臨んだ撮影を振り返っている。 奇跡の長回しシーンの全貌。そして彼らがたどりつく、<ファーストラヴ>というタイトルに秘められた真実とは。 |
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『ファーストラヴ』公式サイト:firstlove-movie.jp 公式Instagram 主演を務めるのは、人を惹きつける芝居と端麗な容姿で幅広い層から絶大な支持を誇り、映画『スマホを落としただけなのに』の大ヒットも記憶に新しい北川景子。女子大生による動機なき殺人事件の真相に迫る、主人公の公認心理師(※)・真壁由紀(まかべ ゆき)を演じる。原作のキャラクター設定に合わせ自らの発案で大胆にも髪の毛を 30cm 以上カットしたことでも話題になった。さらに由紀の義理の弟で、由紀と共に、事件の真相に迫る敏腕弁護士・庵野迦葉(あんの かしょう)に中村倫也。父親殺しの容疑者・聖山環菜(ひじりやま かんな)には芳根京子。そして由紀の夫であり、迦葉の兄・真壁我聞(まかべ がもん)に窪塚洋介。その他、木村佳乃、板尾創路、高岡早紀などの演技派から、石田法嗣、清原翔といった気鋭の若手まで豪華な顔ぶれが集い、迫真の演技で物語をよりリアルにエモーショナルに紡いでいく。監督は『十二人の死にたい子どもたち』をはじめ『TRICK』シリーズや『SPEC』シリーズなど数々のスタイリッシュなサスペンスで熱狂的なファンを生み出してきたヒットメーカー・堤幸彦。北川景子と初タッグを組む。さらに脚本は、「八日目の蝉」(NHK)や『彼女がその名を知らない鳥たち』の浅野妙子が手掛ける。 |
北川景子
中村倫也 芳根京子
板尾創路 石田法嗣 清原翔 ・ 高岡早紀
木村佳乃 窪塚洋介
監督:堤幸彦
脚本:浅野妙子
原作:島本理生『ファーストラヴ』(文春文庫刊)
音楽:Antongiulio Frulio
主題歌・挿入歌:Uru「ファーストラヴ」「無機質」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
製作:『ファーストラヴ』製作委員会
制作:角川大映スタジオ/オフィスクレッシェンド
配給:KADOKAWA
Ⓒ2021『ファーストラヴ』製作委員会