濱口竜介監督の新作映画『偶然と想像』が、第71 回ベルリン国際映画祭コンペティション部門への正式 出品 が決まりましたのでご報告致します。 これが本作のワールド・プレミアとなります。 (英題 wheel of fortune and fantasyヨーロッパ最大の映画産業都市で行われるベルリン国際映画祭は、カンヌ国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭と並ぶ世界三大映画祭の 1 つとして知られ、これまでには今井正監督『武士道残酷物語』や宮崎駿監督『千と千尋の神隠し』が最高賞に当たる金熊賞を受賞しています。 本作は、タイトル通り「偶然」と「想像」をテーマにした3話オムニバスから成る濱口竜介監督初の短編集となります。濱口監督自身が『ハッピーアワー』等のプロデューサー高田聡とともに企画立ち上げを行い、2019年夏から約1年半をかけて製作されました。脚本もすべて濱口監督自身が手掛けています。撮影は3話ともに『うたうひと』『ひかりの歌』の飯岡幸子が務めました。 短編集『偶然と想像』は以下の3話から成るオムニバス映画です。 ■第1話 『魔法(よりもっと不確か)』古川琴音 中島歩 玄理 ■第2話 『扉は開けたままで』渋川清彦 森郁月 甲斐翔真 ■第3話 『もう一度』占部房子 河井青葉 |
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濱口竜介監督のコメント『偶然と想像』は、私にとっての初の「短編集」です。短編映画という形式にはずっと大きな可能性を感じていましたが、現在の映画製作サイクルの中では短編用の上映枠がないという「出口」の問題がありました。そのため今回は、「偶然と想像」という統一したテーマのもと3話を制作し、長編映画サイズの短編集となりました。 |
監督・脚本:濱口竜介
出演:
(第一話)古川琴音 中島歩 玄理
(第二話)渋川清彦 森郁月 甲斐翔真
(第三話)占部房子 河井青葉
撮影:飯岡幸子
プロデューサー:高田聡
製作:NEOPA fictive 121分
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