映画情報どっとこむ ralph 坂元裕二が「2020年の東京」を舞台に、今この瞬間を生きるすべての若者へ贈るため書き下ろした『花束みたいな恋をした』は、菅田将暉、有村架純で、この冬誰もが涙する。最高純度のラブストーリーに仕上がっています。

この度、『花束みたいな恋をした』1月29日(金)からの公開後、動員&興行収入共に異例の初週を超えて2週連続NO.1を記録した本作。大ヒット記念として、2月11日(木・祝)脚本家 坂元裕二登壇のトークイベントが行われました。
坂元裕二『花束みたいな恋をした』

『花束みたいな恋をした』大ヒット記念 トークイベント

日程:2月11日(木・祝)
場所:テアトル新宿
登壇:坂元裕二 

映画情報どっとこむ ralph 坂元は集まったファンに向けて「上映が終わったばかりで、映画の余韻に浸れないよという方もいらっしゃるかもしれません。朝帰りした日に麦くんとの良い思い出に浸っていた絹ちゃんが、両親に邪魔されたときのように、僕が登場して上書きするのが申し訳ないなという気持ちです。耳障りな方はイヤホンをしてください(笑)」と挨拶する坂元を否定するかのように、会場は大きな拍手で答えます。

まずは本作の大ヒットに対し、どんな気持ちかと問われると「TikTokを見ていたら、高校生の男の子3人がトイレットペーパーを抱えて走り回っている動画をアップしていたり、カップルが多摩川を歩きながら、自分たちでナレーションをつけて動画を作っていたり、色々な人達に楽しんでもらっているんだなと思うと、こんなに嬉しいことはなかなかないです。」と若者たちが映画を再現する動画を坂元も楽しんでいる様子。思わず語りたくなる映画として、SNSでも様々な感想が広がっていますが、「皆さん解釈がそれぞれ違っていて、自分と照らし合わせる方もいれば、一歩引いて観る方もいるし、男女で考える方や、おひとりおひとりが自分の思い出と重ねる場合もある。TVドラマだと皆がこう思っているから、と参考にしてその続きを書いたりもしますが、映画だと僕の手からはもう離れているので、こうやって観た人ひとりひとりの物語になっていくんだな、この映画はお客さんの映画になれたんだな、と感じてすごく嬉しいです。」と喜びを噛み締めます。また、「ドラマだと何故か観ていただいている実感があまり無いんですが、今回は何かざわざわとくるものがあるんですよね。僕はまだ映画館に行けていないんですけど、映画館を回ってお客さんの様子を見ているプロデューサーの方が、『熱気がすごくて、お客さんが映画と戦っているようだ』と仰っていました。そういう熱みたいなものが、僕が一人で仕事部屋にいても何となく感じるんです。」と、本作の大ヒットをひしひしと感じます。ご覧いただいた方からの感想には自身の過去や経験と置き換えたものも多く、「この仕事は長いですが、作った作品が誰かのものになることはこんなに幸せなことで、このために作っているんだな、って初めて知って、尋常じゃない興奮をしています。」と数多くのヒット作を手掛けながら、映画初のオリジナルラブストーリーを通じてこれまでにない感情が沸き立ったという坂元。「なんで皆映画好きなのかな?って思っていたんですけど、こういう楽しみがあるんだなと気づきました。お話を頂けたら、またやってみたいなと思います」と、坂元が手掛ける次回作にも期待が膨らみます。更に「土井監督は『花束みたいな恋をした』の続編をやりたいって言っていました。30代の麦と絹が観たいそうですが、5年後なんてあっという間ですからね。30代の恋というのもなかなか辛いものがあると思うので、『それはきついんじゃないですか?』と伝えたんですけど、土井さんはあまり普段こういうことを言わないのでよっぽどやりたいんだと思います。」とまさかの続編計画も!?
坂元裕二『花束みたいな恋をした』

映画情報どっとこむ ralph 本作の好きなシーンを尋ねられると「いっぱいありますけど、絹ちゃんの転職について麦くんと喧嘩するシーンで、転職先の「遊びを仕事に、仕事を遊びに」というポリシーを麦くんが『ダサ』って言うんです。それに対して絹ちゃんが『ははっ』て笑うところが絶妙なんです!あ、これ聞いたことある!怒りながら気を遣われているときの笑い声だ!と思いました。台本には『(微笑って)ま、そこはダサいとは思う』って台詞を書いていて、有村さんが考えて演じていたのか、自然とそういう演技になったのか、分からないですけどすごいですよね。有村さんに聞いてみたいですけど、秘密にされそうです(笑)予め設計してお芝居をされている方も存在しますが、有村さんはどういう考えで演じているのか分からないのが素敵ですね。」と再度注目して観たくなるような細かいシーンを挙げます。

また本作は当初全然違った企画で進んでいたようで「『ブルージャスミン』や『ヤングアダルト』のようなちょっと困った人というか、世間と上手くいかない後ろ指刺されるような人たちを描こうと思っていて、土井監督と『世界に一つのプレイブック』のような作品を想定しながら話をしていたんです。でもそういう役を演じる菅田さんと有村さんが自分の中で上手く動き出さなくて、何か違うなと3、4ヶ月経ってしまいました。そのときプロデューサーの方に、『ゆっくり考えて、一筆書きで書いてみたらいいんだよ』って言って頂いて、この二人の5年間の日記をA440枚くらい書きだしたら映画になるんじゃないかな?と思って、そこからは一週間ほどで完成しました。映画に登場するモノローグも日記を参考にしています。」と、本作のベースが麦と絹の日記であったことを明かします。結果的にごく普通の男女たちによるラブストーリーになりましたが、「この作品の台本を執筆している最中に一度菅田くんと遭遇したことがあるんです。なんか青いシャツを着ている人がいるなと思っていたんですけど、その方が菅田くんだと気づいたのは1時間後ぐらいで、素晴らしい俳優さんはオーラを自在に操れるんだなと思いました。有村さんも『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』で施設を回っていたときにお会いしたんですけど、そのときも有村さんだと気がつかなくて。普段はキラキラした俳優さんなのに、この映画でも普通の子として映っていて、すごいなと思いました。」と目には見えない内側からの演技を称賛します。

最後に坂元は「次回は『劇場版ガスタンク』を皆で焼きおにぎり食べながら観たいですね。このような状況の中で映画を公開できてとても幸せです。期せずしてこの一年間、文化は私たちの中で何なのかということを問いたださないといけない時期を過ごし、映画や音楽、演劇界の中でも色々な岐路に立っています。その一端を担う映画となれたら嬉しいです。皆様、健康で元気にお過ごしください。また何かの機会でゆっくり、オールナイトでお話できる機会がくることを楽しみにしております。ありがとうございました。」とファンに向けてメッセージ。まだまだ止まらぬ“はな恋現象”を更に盛り上げるイベントとなり、幕を閉じました。

映画情報どっとこむ ralph

『花束みたいな恋をした』

公式サイト:
hana-koi.jp

この冬誰もが涙する。最高純度のラブストーリー!
東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った大学生の山音麦(やまねむぎ)(菅田将暉)と八谷絹(はちやきぬ)(有村架純)。
好きな音楽や映画が嘘みたいに一緒で、あっという間に恋に落ちた麦と絹は、大学を卒業してフリーターをしながら同棲を始める。
拾った猫に二人で名前をつけて、渋谷パルコが閉店してもスマスマが最終回を迎えても、日々の現状維持を目標に二人は就職活動を続けるが。
猛スピードで加速する恋の忘れられない〈最高の5年間〉を描く、不滅のラブストーリー誕生!
『花束みたいな恋をした』本ポスター

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脚本:坂元裕二
監督:土井裕泰  
出演:菅田将暉 有村架純
清原果耶 細田佳央太
韓英恵 中崎敏 小久保寿人 瀧内公美
森優作 古川琴音 篠原悠伸 八木アリサ
押井守 Awesome City Club PORIN
佐藤寛太 岡部たかし 
オダギリジョー
戸田恵子 岩松了 小林薫

撮影:鎌苅洋一 照明:秋山恵二郎 美術:杉本 亮 装飾:茂木 豊 
撮影効果:実原康之 録音:加藤大和 編集:穗垣順之助(J.S.E.) 
音楽:大友良英 衣裳:立花文乃 ヘアメイク:豊川京子 
スクリプター:加山くみ子 イラストレーション:朝野ペコ 
VFXプロデューサー:赤羽智史 助監督:石井 純 製作担当:宮下直也 
企画:孫 家邦 菊地美世志 那須田 淳 プロデューサー:有賀高俊 土井智生
製作:『花束みたいな恋をした』製作委員会 配給:東京テアトル、リトルモア
 
©️2021『花束みたいな恋をした』製作委員会 
   

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