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この度、イスラエルから届いたユーモラスで心あたたまる大人の珠玉作『声優夫婦の甘くない生活』を12月18日 (金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開となります。![]() 吹き替え声優夫婦がイスラエルに移民して夢の第2の人生をスタート。しかし、声優の仕事にありつけない2人が始めたのは闇仕事だった・・・!妻の秘密が発覚したことをきっかけに、長年気付かないふりをしてきたお互いの「本当の声」が噴出し始める!監督が旧ソ連圏から移民した自身の経験をもとに、7年の歳月をかけて作り上げた珠玉作は、ヨーロッパの映画祭を中心に喝采を浴びて高い評価を得た。本作を彩るのは、声優夫婦の歴史を形作ってきた名画の数々。今年、生誕100周年を迎える巨匠フェデリコ・フェリーニや、ハリウッドの往年の名作へのオマージュが、アキ・カウリスマキを思わせるクラシカルな映像と相まって、甘美なノスタルジーに誘ってくれる。 映画を愛する5名の豪華ゲストが繰り広げる映画愛、夫婦のドラマ、声優事情、劇場あるある、イスラエルの社会背景… |
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![]() 45分間の濃密スペシャルトーク映像解禁 映画愛に溢れる本作にちなみ、このたび、ゲストに矢田部吉彦さん(東京国際映画祭シニア・プログラマー)、中谷祐介さん(ぴあ 編集部)、森田真帆さん(映画ライター/別府ブルーバード劇場館主補佐)、野水伊織さん(声優)、加藤るみさん(タレント/映画コメンテーター)をお招きし、トークイベントを収録。本作について、「夫婦のドラマ」「吹き替え声優」「映画愛」「イスラエルの社会背景」というテーマで、ここでしか聞けないそれぞれのご経験のエピソードなども交えながら、賑やかに語っていただきました! 昨年ご結婚したばかりの加藤るみさんは、本作の夫ヴィクトルが自分はカメラマンとなり妻ラヤひとりの写真ばかり撮るシーンについて、「本当はふたりで一緒に写りたいのに…」というラヤの寂しさに共感。夫は愛情表現のつもりでも、一方的すぎて裏目に出ていることに「男性と女性では感じ方が違うのでは?」と夫婦描写のリアリティを語り、他のゲストからも大きな頷きが。 また、劇中で印象的な、違法ロシア語吹き替えのレンタルビデオ店で働くことになったヴィクトルが、映画館で新作映画を盗撮する場面。中谷祐介さんは、ルーマニアの独裁政権時代、西側国から秘密ルートで海賊版ビデオが流通していたことを描いた映画「チャック・ノリス vs 共産主義」のエピソードをあげ、一人の人物が全ての吹き替えを担当していたことなど、諸外国の海賊版事情について解説し、「へ〜!」という声が上がりました。 森田真帆さんは、ヴィクトルが思い入れのあるフェリーニ監督『ボイス・オブ・ムーン』を上映しようと奮闘する姿に共感し、自身も、シネフィル向けの作品を劇場でかけたいという思いと、現実の集客の難しさのバランスには経験があると振り返りました。 |
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映画を愛するゲストたちによって楽しく繰り広げられた濃密な45分間のトークイベント。配給会社ロングライドのYoutubeで公開中。ぜひ、ここでしか聞けないトークの全貌を、映画の鑑賞とあわせてチェックしてください!
【ネタバレあり!】 |
監督:エフゲニー・ルーマン
脚本:ジヴ・ベルコヴィッチ エフゲニー・ルーマン
出演:ウラジミール・フリードマン マリア・ベルキン
2019年/イスラエル/ロシア語、ヘブライ語/88分/スコープ/カラー/5.1ch/英題:Golden Voices/日本語字幕:石田泰子
後援:イスラエル大使館 配給:ロングライド
映画公式サイト: longride.jp/seiyu-fufu/