毎年、日本映画の今を俯瞰する目的で多くの名監督の作品を特集してきた「Japan Now部門」。 本年特集するのは、2016年に『淵に立つ』でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門の審査委員賞を受賞し、本年度も新作『本気のしるし』がカンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション2020に選出されるなど、いまや日本の映画界を索引する映画監督となった深田晃司監督。 2010年に監督した『歓待』が東京国際映画祭の「日本映画・ある視点」部門作品賞を受賞し、TIFFで才能を見出されたといっても過言ではない深田監督の初期作品から最新作までが一挙に公開となる貴重なプログラムとなっております。 本日、東京国際映画祭での上映に先駆け、日本外国特派員協会(FCCJ)にて記者会見を行いました。 開催日時:10月19日(月) 会場:公益社団法人 日本外国特派員協会(FCCJ) 出席: 安藤裕康 (東京国際映画祭チェアマン) 安藤紘平 (第33回東京国際映画祭 作品選定コミッティメンバー) 登壇者: 深田晃司監督 (「Japan Now」部門特集) |
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【深田晃司監督 コメント】 今回特集として選ばれたことは、本当に光栄に思っていて、映画祭の英断に感謝です。10 年前に東京国際映画祭の「日本映画・ある視点部門」で作品賞をいただきました。それが大きな後押しとなり、数々の国際映画祭に呼んでもらうこととなり、日本だけではなく世界中の方々に映画を見てもらうことができました。あれからちょうど 10 年後という節目に特集として選んでいただけたことで、「これから先また 10 年間頑張れ!」と励ましをいただいたように感じています。 【安藤裕康 東京国際映画祭チェアマン コメント】 【安藤絋平 作品選定コミッティメンバー コメント】 |
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【深田監督へのマスコミからの質疑応答】 Q:先ほど「映画祭の英断に感謝いたします」おっしゃっていましたが、なぜ「英断」という言葉を選んだのか。 A:私は映画監督としては年齢的にもキャリア的にもまだまだ大きな実績を残していないと感じていますし、ヒット作も出していません。映画祭には多くの役割がありますが、その中の一つに、評価の定まっていない人にスポットを当てるという大事な役割があります。商業映画とは違った基準で、新たな才能に光を当てることも大切です。そういった意味で今回の選定は社会的な、そして公的な役割を果たしているのではないかと思い、英断という言葉を使いました。 Q:現在は映画を見に行くのも作るのも難しい時期だが、今後の映画製作現場はどのように変わっていくのか。 |
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<第33回東京国際映画祭 開催概要> ■開催期間: 2020 年 10 月 31 日(土)~11 月 9 日(月) ■会場:六本木ヒルズ、EX シアター六本木、東京ミッドタウン日比谷、日比谷ステップ広場ほか ■公式サイト:www.tiff-jp.net ★東京国際映画祭のご取材には、必ずプレスパス登録が必要となります★詳しくは東京国際映画祭公式サイトをご確認ください <TIFFCOM2020 開催概要> |