是枝裕和監督が惚れ込んだ新たな才能、佐藤快磨(さとう たくま)監督の劇場デビュー作となる映画『泣く子はいねぇが』(11月20日公開=配給:バンダイナムコアーツ/スターサンズ)。2014年、『ガンバレとかうるせぇ』でぴあフィルムフェスティバル映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)&観客賞をW受賞し、同作で釜山国際映画祭など数多くの国内外映画祭で評価された佐藤監督が完全オリジナル脚本で挑んだ本作が、カンヌ、ベネチア、ベルリンの三大映画祭に次ぐ、由緒正しき国際映画祭、サン・セバスティアン国際映画祭(スペイン)のオフィシャルコンペティション部門に出品が決定し、鮮烈のワールドデビューを飾った。 新型コロナウイルス感染拡大の影響で現地に直接出向くことは叶わなかったが、9/22(火・祝)に都内で行われたサン・セバスティアン国際映画祭オフィシャルコンペティション部門公式リモートプレスカンファレンスには主演の仲野太賀、佐藤快磨監督、そして企画に名を連ねた是枝裕和が出席。映画祭ディレクターのホセ=ルイス・レボルディノスから本作の選考理由について熱いコメントが到着しました。 |
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<サン・セバスティアン国際映画祭ディレクターコメント> 『泣く子はいねぇが』の虜になりました。 とても堅実で、情景のある映画であることはもちろんのこと、何よりも観た人を感動させる素晴らしい力を持っている作品です。我々はこの作品がオフィシャルコンペティションに値する映画であると感じ、その決定を下せたことを嬉しく、誇りに思っています。世界的なパンデミックによって、佐藤監督が映画祭に出席できなかったことはとても残念です。しかし近い将来、あなたが私たちの映画祭に来てくれる機会が何度もあることを確信しています。 サン・セバスティアン国際映画祭ディレクター ホセ=ルイス・レボルディノス |
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商業デビュー作にも関わらず、このようなコメントが届いたことに対して同映画祭とゆかりの深い是枝は「出品が本コンペと聞いたときは驚きました。僕は2本目での出品だったのに、1本目から本コンペなのか!?と嫉妬も含めて」と笑わせつつ「サン・セバスティアン国際映画祭ディレクターのホセさんからも社交辞令抜きの熱いメールをいただいた。これはデビュー作としては異例」と新たな才能・佐藤快磨監督の快挙に賞賛の言葉を送った。是枝は佐藤監督の脚本に惚れ込んで企画に名を連ねたが「脚本で感じた感動はまったく失われておらず、最後のセリフを超えた芝居を見たときに、力のある監督と感じた」と演出手腕を絶賛。
そして、北米において最も古く、歴史のある映画祭の一つであるシカゴ国際映画祭(現地時間10/14~10/25)のニュー・ディレクターズ・コンペティション部門への正式出品が決定!本映画祭は、マーティン・スコセッシ、ジョン・カーペンター、ヴィム・ヴェンダースなど、過去に何百人もの画期的なディレクターを発見した豊かな歴史があり、佐藤監督もまた巨匠たちと同じように、新たな才能として大きな期待を集めている。 |
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因に、第68回サン・セバスティアン国際映画祭の授賞式は日本時間 9月27日(日)早朝に実施予定です!。
映画『泣く子はいねぇが』 <ストーリー> |
監督・脚本・編集:佐藤快磨
出演:仲野太賀 吉岡里帆 寛 一 郎 山中 崇 / 余 貴美子 柳葉敏郎
企画:是枝裕和
エクゼクティブ・プロデューサー:河村光庸 プロデューサー:大日向隼、伴瀬萌、古市秀人
企画協力:分福 制作プロダクション:AOI Pro.
配給:バンダイナムコアーツ/スターサンズ 製作:『泣く子はいねぇが』製作委員会
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