韓国で130万部突破!日本でも20万部を売り上げ、社会現象を巻き起こした大ベストセラー小説「82年生まれ、キム・ジヨン」を原作とし、韓国で初登場No1大ヒットを記録した映画『82年生まれ、キム・ジヨン』が10月9日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開いたします。この度、本作の公開を記念して、映画『82年生まれ、キム・ジヨン』と人気女性誌VERYが展開するVERY Academyがコラボレーションしたトークイベントを行いました。 ゲストには、1児のパパであり、夫、モデル、タレントやアーティストとして幅広く活躍し、独自のこだわりを持ちながら、自分らしく生きるりゅうちぇるさんに加え、VERYモデルの牧野紗弥さん、社会学者の田中俊之さんが登場。【『82年生まれ、キム・ジヨン』から考える 夫婦の呼び方、呼ばれ方~家庭内の思い込みから自由になるヒント~」】と題し、一人の女性の人生を通して、社会にあふれる女性への差別や違和感を浮き彫りにした本作と、社会でつくられた男女の役割分担に対する固定観念、偏見による女性に対する評価や扱いの性的格差<ジェンダー・バイアス>についてじっくりトークを繰り広げています。 ■VERY Academy×82年生まれ、キム・ジヨン イベント概要■ |
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ベルリン国際映画祭が、男優賞・女優賞の区別を無くすことを表明したり、社会的、文化的な性差、ジェンダーについての関心は国内外でもますます高まっている昨今、集まったゲストは今回ピックアップされたテーマについて早速議論をスタート。パパとして、一人の人間として、自分ならではのこだわりを持ちながら、素直に、正直に生きる姿勢が共感を呼んでいるりゅうちぇるさんは、「映画を観てグサリときました。世の中には色んな人がいるのに、どうしても男と女の2種類に分けられて、男の子だから、女の子だからという刷り込みの中で育ってきている。この当たり前の現状に疑問を持つことがなかった人もいると思うけど、そこに疑問を投げかけるいい機会だと思います。」とコメント。自身のインスタグラムに集まったファンからの質問に真摯に答え、特に、子育てや“夫婦”の悩み相談に関しては絶大な支持を集めるりゅうちぇるさんは、「劇中のジヨンと同じ2才2ヶ月の子供がいるので、つらい気持ちになったところもありました。誰かが悪いわけではないのに…家族ってやっぱり本音が出ちゃうから。子供の時からアニメではお母さんが主婦をしていたり、ヒーロショーでは女の子はピンクでしょ、とか。そういう刷り込みや育ってきた環境って自然と周りに出ちゃう。その当たり前に疑問を抱けたのがジヨンだったんじゃないかな、と思います。」と主人公と同じ、子供を持つ父親としての面を覗かせながらトーク。また、3児のママでありモデルとして活躍する牧野紗弥さんは「84年生まれなんですが、私ととてもよく似ていると思ってみていました。共感しましたね。私も子供が生まれて10年くらい、なんの疑問を持たずに生きていて…でもちょうど1年前くらい前にあるきっかけでジェンダーという言葉と出会い、あぁ私がもやもやしていたのはこれだったのか、と。そこから意識が変わっていきました。」とジヨンのように日常で感じる違和感に対しての気づきを明かしました。 トーク内容が、今回の大きなテーマでもある”夫婦の呼び方”についてに及ぶと、実際に今りゅうちぇるさんはぺこさんのことを【ペこ】と呼んでおり、自分は【りゅうちぇる】と呼ばれていると告白。ただ、メディアに出るときは【パートナー】という呼び方で相手を呼んでいることを明かすと、『男が働かない、いいじゃないか!』など、男性のジェンダー問題にまつわる著書を数多く手掛ける社会学者の田中俊之さんは、「こう呼べばいい、という正解があるものではないからこそ、それぞれがもやもやするんですよね。でも、パートナーという呼称はフラットで対等。素敵だと思います。」と分析。VERY編集長の今尾さんは「私は気付いたらお互いを名前で呼び合っていたんですが、VERY世代の読者だと、女性側は嫁と呼ばれることが多いみたいです。」と明かしながら、“家内と呼ばれることに違和感”がある、“嫁”と呼ばれると嫌になる、などといった読者からの声を一部紹介。しかしこの内容に対し、りゅうちぇるさんからは「男性側としても色々な意見はあると思う。僕はパパと呼ばれたくなくって…女性も男性もコミュニケーションを取って話し合いをすべきですよね。」と男性目線としての素直な思いを吐露。男性だから、女性だからという事ではなく、一人の人間としてしっかりコミュニケーションを取ることの大切さを伝えています。 その他にも、いくつかピックアップされた劇中のシーンを観ていく中で、とにかくコミュニケーションが大事、という言葉を繰り返す登壇者たち。りゅうちぇるさんは男性目線での気持ちとして、「女性だけが経験する神秘的な妊娠・出産という出来事に気圧されてしまうこともあるし、一緒に子育てしたいと思っていても、「今これ?」「は?これじゃないんだけど」とか言われると結構傷つく…。本当にコミュニケーションが大事だから、お互いの気持ちを0から10までどころじゃなくて0から1000までくらい言った方がいい。男とか女とかじゃなくて個々の人間として、お互いが本音を打ち明けることが大事。」と熱弁しました。 |
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■VERY Academyとは? 人気女性誌VERYが、学び、知ることで自分や家族の選択肢を増やしたい。日々忙しいママのためのインプット、学びの時間を提供することを目的に、配信によって自宅で簡単にアクセスできる学びの場として立ち上げた「VERY Academy」。第二弾となる今回は、『82年生まれ、キム・ジヨン』を題材に、家庭内のジェンダー・バイアスについて考えていきます。最近では「ご主人」「旦那様」「嫁」「奥さん」…という夫婦の呼称に違和感を感じる人も多く、女性の活躍を謳いながらも、まだまだジェンダー・バイアスの根強い日本社会で、違和感をそのままにしないことが社会を良くする第一歩であると考え、タレントのりゅうちぇるさん、VERYモデルの牧野紗弥さん、社会学者の田中俊之さんをゲストに、夫婦の呼称から気づくジェンダーの問題について語り合いました。 原作小説は、日本でも翻訳本が2018年12月に刊行されるとたちまち共感の声が広がり、発売2日目にして重版が決定。大型書店で品切れが続出するほど異例の大ヒットを記録。一人の女性の、少女時代から結婚、出産に至るまでの人生を通し、女性の生きづらさを描いたこの原作を、チョン・ユミとコン・ユの共演で映画化。 映画『82年生まれ、キム・ジヨン』 10月9日(金)より 新宿ピカデリー他 全国ロードショー 【あらすじ】 |
監督:キム・ドヨン
出演:チョン・ユミ、コン・ユ、キム・ミギョン
原作:「82年生まれ、キム・ジヨン」チョ・ナムジュ著/斎藤真理子訳(筑摩書房刊)2019年/韓国/アメリカンビスタ/DCP/5.1ch/118分
© 2020 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.
配給:クロックワークス
VERY Academy配信日時:10月2日(金)21:00~(予定)
視聴方法:VERY公式Twitterアカウント
@VERY_web https://twitter.com/VERY_web