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『あん』『光』の河瀨直美監督が、直木賞・本屋大賞受賞作家:辻村深月の感動ヒューマンミステリーを実力派キャストを揃えて映画化し、カンヌ国際映画祭公式作品【CANNES 2020】に正式に選出された『朝が来る』が10月23日に全国公開となります。
実の子を持てなかった夫婦と、実の子を育てることができなかった14歳の少女を繋ぐ「特別養子縁組」によって、新たに芽生える家族の美しい絆と胸を揺さぶる葛藤を描く。実の子を持つことが叶わなかった夫婦、栗原佐都子役に永作博美、栗原清和役に井浦新。望まぬ妊娠をし、実の子を育てることができなかった少女・片倉ひかり役に蒔田彩珠。そして栗原夫婦と片倉ひかりを引き合わせる人物・浅見静恵役を浅田美代子が演じ、実力派俳優が、人間の真実に踏み込む演技で圧倒する。血のつながりか、魂のつながりか──現代の日本社会が抱える問題を深く掘り下げ、家族とは何かに迫り、それでも最後に希望の光を届ける感動のヒューマンドラマが誕生した。
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はじめに、河瀨監督から「去年の春先に映画を撮影し、俳優陣も実際にリアルな体験をした。これからたくさんの方々に知っていただき、観ていただけると思うと感無量です」とコメント。そして、河瀨監督の呼び込みで小室哲哉が入場。小室は「2018年1月に引退宣言をした。そんな中、今日は音楽家として呼んでいただけて、おこがましいと思いつつも、本当に嬉しい」と一言。河瀨は「初めてお会いした時に、なんて優しい目をしているんだと感じた。そして、この人は音楽がないと生きていけない人だと思った」と小室の印象を語った。![]() 『朝が来る』を2回続けて鑑賞したという小室は、「この作品ほど、エンドロールの最後の最後まで見ておくべき映画はないなと思いました」と映画のある“仕掛け”に触れ、続けて「本作は独特の視線がある。(河瀨監督の)これまでの作品とは違って、何本ものストーリーが同時進行していて、ひとつひとつのストーリーに個性がにじみ出ていた」と感想を述べた。一つの社会問題をテーマにしながらエンターテインメント性もあると話した。 ![]() 対し、河瀨から「『あん』よりもある?」と質問されると、「僕は『あん』よりもあると思う」と断言。 河瀨の「映画は“タイムライン”がないと感動に繋がらない」という言葉に、小室は「音楽で言うと、イントロ~サビにいたるような過程かもしれない。そういった伏線の張り方が、今までの作品の中で一番力が入っているように感じた。絶対に結末までもっていくんだという、決意や執念みたいなものが感じられました」と称賛。 ![]() 今回の写真展について、「(作品テーマにちなんで)特別養子縁組で親子になった方々をレスリーが撮影した写真を展示している」と河瀨が趣旨を説明すると、レスリーは「河瀨さんと同じく、私も小さい時から親が隣にいなかった。河瀨さんがこの作品を撮っているのを知り、一人でも多くの方に届いたらいいなと思い、私ができることとして、特別養子縁組で家族になった方々を撮影し、写真展開催に至った」と、経緯を明かした。写真を見た河瀨は、「(特別養子縁組で結ばれた親子は、血は繋がっていないけれど)本当に似てくる。レスリーはその瞬間をとらえた」と撮影会の様子を振り返った。 ![]() また、レスリーは本作の見どころについて、「コロナ禍で色んなことを考え、特に絆の大切さを考えた。この映画は絆の大切さを教えてくれた。こんな時代だからこそ、たくさんの人たちに観てほしい」と語った。続けて、小室は「育児放棄などが問題になっている中、真反対の<愛情を描いた映画>」と本作を評する。それに対して河瀬は「優しくされたら、優しくしたくなる。そんな感情を教えてくれる映画になっていると思います」と語った。 |
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![]() 最後に、河瀬は「当初は6月に公開する予定だったがコロナ禍で延期になった。コロナになる前と後では、(本作を観た時の)感じ方が大きく違うと思う。私たちの中になにかしらの傷ができた時に、どう進んでいけばいいのか?それを、この映画を通して、少しでも感じていただけたら嬉しいです」と本作に込めた思いを語り、トークイベントは幕を閉じた。 ![]() ![]() 「母と子の写真展 by LESLIE KEE」は、SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)共有スペースにて、9月18日(金)まで展示予定。 また、第二部のライブ演奏では、「DEPARTURES」「SEVEN DAYS WAR」「GET WILD」など代表曲や、乃木坂46に提供した「Route246」をモチーフにした楽曲が演奏されました。 |
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![]() 映画『朝が来る』 10月23日TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開 実の子を持てなかった夫婦と、実の子を育てることができなかった14歳の少女を繋ぐ「特別養子縁組」によって、新たに芽生える家族の美しい絆と胸を揺さぶる葛藤を描く。実の子を持つことが叶わなかった夫婦、栗原佐都子役に永作博美、栗原清和役に井浦新。望まぬ妊娠をし、実の子を育てることができなかった少女・片倉ひかり役に蒔田彩珠。そして栗原夫婦と片倉ひかりを引き合わせる人物・浅見静恵役を浅田美代子が演じ、実力派俳優が、人間の真実に踏み込む演技で圧倒する。血のつながりか、魂のつながりか──現代の日本社会が抱える問題を深く掘り下げ、家族とは何かに迫り、それでも最後に希望の光を届ける感動のヒューマンドラマが誕生した。 【ストーリー】 |
【監督・脚本・撮影】河瀨直美
【原作】辻村深月 『朝が来る』(文春文庫) 【共同脚本】髙橋泉
【出演】永作博美 井浦新 蒔田彩珠 浅田美代子
佐藤令旺 田中偉登/中島ひろ子 平原テツ 駒井蓮
山下リオ 森田想/堀内正美 山本浩司 三浦誠己 池津祥子 若葉竜也 青木崇高/利重剛
【製作】キノフィルムズ・組画
【配給】キノフィルムズ/木下グループ
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