第8回「大学読書人大賞」受賞作にして、「読書メーター」読みたい本ランキング第1位を獲得し、シリーズ累計100万部を突破した河野裕の青春ファンタジー小説「いなくなれ、群青」(新潮文庫nex)。この度実写映画化を果たし、映画『いなくなれ、群青』が全国公開中です。
この度公開を記念して9月7日(土)に渋谷HUMAXシネマにて黒羽麻璃央、柳明菜監督、菅原大樹プロデューサーを招いて、公開記念トークイベントが開催されました! 映画『いなくなれ、群青』公開記念トークイベント |
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ついに公開を迎えて、今の気持ちを聞かれると、第一声に
黒羽さん:おめでとうございます!ニュースとかで初日舞台挨拶の写真を見て、(舞台挨拶に)いたかったな~って地団太踏んでいました! と初日舞台挨拶に登壇できなかった悔しさを述べた。 物語にちなみ“失くした物”について尋ねると、 黒羽さん:受話器持った方がいいですか? と初日舞台挨拶で行われた演出になぞらえて、ジェスチャーをして笑いを誘った。そして 黒羽さん:お気に入りの指輪を無くしました! 黒羽さん:えーっとか言ってくださいよ! とツッコミを入れると、笑いと共に「えー!?」と声が上がり盛り上がりました。 |
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黒羽さん演じる“ナド”について聞かれると
黒羽さん:原作を読んでいくなかで、不思議なキャラクターで僕ができるかな?横浜さん、飯豊さんがいるなかで存在感がなくならないかな? と演じる前の不安を吐露し、 と掴みどころないキャラクターを演じる難しさを語った。 菅原プロデューサーが、舞台を見行った際に印象に残り、若いキャストが多い中、達観して色気の出せる黒羽さんを起用したというエピソードを披露すると、 柳監督:ナドが登場する屋上のシーンは、原作の中で象徴的なシーンで、原作通りの詩的なセリフのままナドを演じてもらい、黒羽さんには、原作のイメージを背負ってもらっいました。 と、その重要性を明かした。 そして、ナドと七草が登場する屋上のシーンの話になると 柳監督:あのシーンはワンカットで撮っているんです! と切り出し、 黒羽さん:太陽の関係で早く撮らないといけないんだろうなとは思っていましたが…。 と話すと、すかさず 柳監督:麻璃央さんにカット割るなんて失礼だから!(笑) と冗談交じりに応えると、会場から大きな笑いが起こった。続けて“ナドが窓を飛び越えて屋上へ行く”シーンの誕生秘話も披露。 柳監督:ただナドが屋上で佇んでいるだけでは面白くない。どうしようと悩んでいた時に、パッと横を見たら窓に肘を掛けている麻璃央さんがいたんです。 柳監督:その姿が美しすぎて、そのまま“窓を飛び越えて、外に出てこれますか?”って聞いたら、(黒羽が)“行けます”とパ―ンって。 とシーン誕生の裏側を語り、 黒羽さん:是非、二回目見る時はこのシーンに注目してください! と明るく答え、会場は拍手と笑いに包まれた。 |
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商業長編映画初監督となる柳明菜さんと、映画プロデュースは初めてとなる菅原大樹さんについて聞かれると、
黒羽さん:初めてって、もっとブサイクになってしまうものだけれど、全然そうではなかった。一番最初にやろうと思った、そのエネルギーは強くて大事ですし、そのパワーを持った作品になったと思います。 と熱く語ると、 柳監督:なんていい人なんだろう。 と声を震わせて感動。 黒羽さん:いい人なんです(笑) と応えて会場の笑いを誘った。 最後に・・・・ 黒羽さん:監督もプロデューサーも初めてとは感じない作品で、初めてのパワー恐るべしというこの作品に力添えできてよかったです。5年前くらいに演技のワークショップで出会った横浜流星くんと大人になって再会して一緒に仕事をすることができ、この作品を作り上げることができて凄く嬉しかったです! と本作への熱い想いを語った。 映画『いなくなれ、群青』 公式サイト: 公式ツイッター: 【STORY】 |
原作:河野裕『いなくなれ、群青』(新潮文庫nex)
出演:横浜流星 飯豊まりえ
矢作穂香 松岡広大 松本妃代 中村里帆
伊藤ゆみ 片山萌美 君沢ユウキ 岩井拳士朗/ 黒羽麻璃央
監督:柳明菜
脚本:高野水登
音楽:神前暁
主題歌:Salyu「僕らの出会った場所」
主題歌プロデューサー:小林武史
配給:KADOKAWA/エイベックス・ピクチャーズ
(C)河野裕/新潮社 (C) 2019映画「いなくなれ、群青」製作委員会