日本映画界において名実ともにトップクラスの俳優 妻夫木聡と豊川悦司がダブル主演を果たし、全編台湾ロケでの撮影に挑んだ話題作『パラダイス・ネクスト』。
7月27日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開し、本日7月30日(火)、公開記念舞台挨拶を行ない、妻夫木聡さん、豊川悦司さん、そして半野喜弘監督が登壇してトークを繰り広げました。 公開記念舞台挨拶イベント |
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妻夫木さん:初めて半野監督にお会いして、台本をもらってから3年。企画自体がダメになりそうになった瞬間が何度もあったけれど、日本のスタッフ、台湾のスタッフの大きな力のお陰でこうやって公開できて幸せ。夢のようです! と感慨のご様子。 豊川さん:正直、絶対に映画化できないと思いました。企画始動から3年。無事に完成して皆さんに観てもらえることが本当に感慨深く、凄いこと。この経験は今後の自分のモチベーションになりました。 半野監督:この3人で映画を作ろう!となってから4年くらい経った。もう無理だ…を経てこうして映画として観てもらえることを幸せに感じています。 |
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車中で繰り広げられる妻夫木さんと豊川さんのクライマックスシーン。 実は半野監督と妻夫木さんが豊川さんにアドリブを仕掛ける形での撮影。 妻夫木さん:脚本に書かれているだけではない何かがあるはずだと思って、半野監督に話しました。半野監督からは『任せます』と言われたので、一発勝負でやりました。 豊川さん:撮影の前の晩にブッキーと半野監督が二人でコソコソしていて、何かを企んでいるなぁと思ったら案の定。でも既成の映画作りでは出来ないテンション優先の撮影で、それが凄く楽しかったですね。 と刺激を受けたようだった。 しかしアドリブを仕掛けたはずの妻夫木さんは 妻夫木さん:思ったより長い間、豊川さんから窓に打ちつけられて…。 とアドリブを受けて立つ豊川さんの熱演にタジタジだったそうで。 豊川さん:俺に内緒でこの野郎!と…そんな感じですよねぇ。 と茶目っ気たっぷりに表現して会場を沸かしました。 |
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豊川さんが豚をさばくシーンもなかなかの迫力。
豊川さん:豚をさばくのはもちろん初めてです。包丁を渡されたものの、それが切りにくい刃で。包丁を持って一生懸命に豚を切っていたのに、カメラはずっと妻夫木聡ばかりを撮っていて…。なぜなのか!?と。 妻夫木さん:豚の匂いには慣れるけれど、作業用手袋に蓄積された匂いが…・ と動物特有の匂いに苦戦したことを明かすと、 豊川さん:僕は豚と一緒にいるブッキーのことを“ブタブキ”と呼んでいましたよ! とジョーク。それに 妻夫木さん:そんな風に呼ばれていたなんて…今日初めて聞きました。 と大爆笑だった。 最後に 豊川さん:この作品は自分にとって大切な1本になりました。撮影中も凄く楽しかったし、自分の好みに合った作品。映画だからこそ見られるものがこの作品にはあります。 とアピール。 妻夫木さん:確かにわかりづらい映画かもしれないけれど、答えを提示するのではなく、作品を観た人が頭で考えて自分の答えを導き出していくような作品の方が好き。本作で語られる楽園とは何か、観客のみなさんにとっての楽園とは何か。それを考えることのできる映画になったと思います。 と完成に胸を張っていた。 |
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映画『パラダイス・ネクスト』
新宿武蔵野館ほか全国順次公開中 豪華キャスト&スタッフ集結!!アジア映画界に新境地を拓く必見作! |
出演:妻夫木聡、豊川悦司、ニッキー・シエ、カイザー・チュアン、マイケル・ホァン、大鷹明良
監督・脚本・音楽:半野喜弘
音楽:坂本龍一
プロデューサー:劉嘉明、小坂史子/製作顧問:余為彥/撮影:池田直矢/照明:陳志軒/録音:周震/美術:蕭仁傑/編集:坂東直哉
文化庁文化芸術振興費補助金(国際共同製作映画) 2019年/日本・台湾/日本語・中国語/カラー/ビスタ/100分/原題:PARADISE NEXT
配給:ハーク © 2019 JOINT PICTURES CO.,LTD. AND SHIMENSOKA CO.,LTD.
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