ひとつの身体にふたつの人格をもち、その人格を、脳に埋め込まれたタイマーにより、12時間で切り替わるよう設定している「僕」=ジョナサンの視点を通してスリリングに展開していき、やがて観る者を翻弄する≪脳≫コントロール・スリラー『ジョナサン-ふたつの顔の男-』が、6月21日(金)より公開となりました。
『ベイビー・ドライバー』アンセル・エルゴート主演最新作である本作は、2018年のトライベッカ映画祭で上映され、その知的で刺激的なストーリーとエルゴートの高い演技力に絶賛の声が相次ぎました。 二重人格モノをテーマにした映画はこれまでにも、『ジキル博士とハイド氏』を筆頭に、『ファイト・クラブ』(99)や『シークレット ウィンドウ』(04)、『複製された男』(14)など、本来の自分とはかけ離れた理想的な自分を作り出し、現実と乖離していくことから物語は展開されていくものが多い中・・・・ 本作では、なんと医療技術を駆使し、脳にタイマーを埋め込むという新たな発想。 そして12時間で正確に人格が入れ替わり、さらには各々の生活が確立されているのだ。 |
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この近未来的で斬新な設定は一体どのようにして生まれたのか。 メガホンをとったのは、本作が長編デビュー作となるビル・オリバー監督。アイディアの発端は高校時代に起きた、友人とのある会話だそうで、 ビル監督:友人が朝学校に来て、ロッカーを開けようとしたら鍵の番号が変わっていたんだ。そうしたら彼は、“もしかしたら夜の内に自分の中の別人格が覚醒して、自分の知らない間に行動をしているのかもしれない!”という話をしていたんだ(笑)。そこで、昼と夜とで人格が違うという設定は面白いなと思ったのさ! と明かす。 今回のアイディアを実現させるに辺り、医療関係者にインタビューをして回り、リサーチを重ねる中で、ビル監督はこのアイディアは決して想像上だけの話ではないことを知ったそうで ビル監督:脳に信号を送る為の医療用デバイスがあって、それを埋め込むということは実際にあると聞いたんだ。今はパーキンソン病やてんかん、うつ病の治療に使われているそうだよ。人格をコントロールできるかわからないけどね! と明かしている。 ひょんなことから得たヒントから、斬新な設定が作り上げられた本作。映画の中で描かれる脳タイマーは、近い将来身近なものになりそうな事柄だからこそ、ある種自分事として捉えられ、好奇心を駆り立てられること間違いなし! |
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プロットを気に入り本作の出演を決定したアンセル・エルゴートの演技を是非。
新宿シネマカリテほか全国で公開中! 『ジョナサン-ふたつの顔の男-』
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監督:ビル・オリバー
出演:アンセル・エルゴート、スーキー・ウォーターハウス、マット・ボマー、パトリシア・クラークソン
2018/アメリカ/英語/カラー/95分/シネマスコープ/原題:JONATHAN © 2018 Jonathan Productions, Inc. All Rights Reserved
配給:プレシディオ 協力:ムービープラス 宣伝:ガイエ HP:jonathan-movie.jp jonathan2face