煙害を防ぐために、世界一の大煙突建設の悲願を達成する為に奔走した若者たちと、それに向き合った鉱山会社の努力と精神。地球規模での環境問題が深刻化し、CSR(企業の社会的責任)が重要視されるようになった21世紀の今こそ、その原点として一人でも多くの方に届けたい感動の実話。『ある町の高い煙突』はいよいよ6月22日より全国公開となりました。
そして、全国公開初日の6月22日(土)に初日舞台挨拶が行われ、主演の井手麻渡さん、渡辺大さん、小島梨里杏さん、城之内正明さん、松村克弥監督が登壇しました。 日程:2019年6月22日(土) |
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雨模様となった東京有楽町。 それでも老舗劇場は大勢の観客で満員となり、上映が終わると、大きな拍手が沸き起こりました。 主人公・関根三郎を演じる井手さんはかなり緊張気味。 井出さん:本日はお忙しい中、劇場まで足を運んでいただいてありがとうございます。朝早くから並んでいただいた方もいらっしゃったみたいで、本当にありがとうございます。 渡辺さん:こういう作品に似合うような、しっとりした天気だなと。いい意味で捉えています。短い時間ですが、皆さんとお話ができたらなと思います。 さらに三郎と心を通わせる加屋の妹・千穂を演じた小島さんは 小島さん:今日は朝早くからたくさんの方が集まっていただいてうれしいです。昨年の夏、暑い中、皆さんと頑張って撮った作品が形となって。皆さんのもとに届くことがすごくうれしいです! 城之内さん:ステージから見ても、お客さまがこんなにもたくさん入ってくださっていて。本当にうれしいなと思います!茨城の日立で先行上映をやったんですけど、すぐに席が完売して。日立の人たちの興味、団結力はすごいんだなと思いました! 松村監督:ここ有楽町スバル座は、子どもの頃から来ていて。憧れの劇場でした。このステージに立つことが出来て。しかも満席で。本当にうれしいです! |
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其々ひところ挨拶が終わると、トークセッションに。
井手さんは、名優・仲代達矢さんが主宰する無名塾に所属する若手俳優。劇中では、師匠とあおぐ仲代さんとの共演シーンもあり 井出さん:とても緊張しました。普段、一緒にお芝居をさせていただいていますが、無名塾の外でご一緒させていただく機会をいただいて感謝しています。 井出さん:よく頑張った、とおっしゃっていただいて。誇りに思ってます。 と付け加えた。 本作について 城之内さん:今回のこの映画は公害のお話ですが、現代の町対企業とか、いろいろとあると思うんですが、そうやっていろいろと置き換えて観られると思います。いろんな感想が聞けたらいいなと思います! さらに客席に子どもたちの姿を見つけた と会場に呼びかける。 そして と晴れやかな表情を見せた。 最後に・・・ 松村監督:僕は茨城を舞台とした映画をいろいろと作ってきました。今回も茨城が舞台ではあるんですけど、100年前にエコロジーを成し遂げた、奇跡の物語でした。これは現代にも通じる映画だと思います。これから国内だけでなく、世界にも発信していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 と決意を語った。 |
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『ある町の高い煙突』
大ヒット上映中!! 【STORY】 「この美しい村は大きく変わるかもしれません…」 1910年、茨城県久慈郡入四間の裕福な地主の家に生まれ育った関根三郎はある日、隣村の日立鉱山による煙害が発生しているという話を耳にする。村の権力者である三郎の祖父・兵馬は事態を重く見て、分家の恒吉を連れて鉱山会社へ掛け合いに行くが、「補償はするが煙害は我慢してくれ」と一方的。受験を控えた三郎を心配した兵馬はある夜、30年前に村長として採掘権を許可したのは自分だと告げ、その5日後に亡くなってしまう。三郎は祖父の遺志を継ぎ、進学も外交官になる夢も捨てて、煙害と闘うことを決意する…JXTGグループ、日立製作所、日産自動車など春光グループの源流である日立鉱山(現・JX金属)におけるCSRの原点となった物語。 |
出演:井手麻渡 渡辺大 小島梨里杏 吉川晃司 仲代達矢 大和田伸也 小林綾子 渡辺裕之 六平直政 伊嵜充則 石井正則 螢雪次朗 斎藤洋介 遠山景織子 篠原篤 城之内正明 大和田健介 たくみ稜
原作:新田次郎『ある町の高い煙突』(文春文庫・刊)
企画協力:文藝春秋 ナレーション:阿川佐和子
エグゼクティブプロデューサー:鈴木一良 宮本澄江
脚本:渡辺善則
監督・脚本:松村克弥
プロデューサー:亀 和夫 城之内景子
製作:Kムーブ 制作協力:マウンテンゲートプロダクション Yプロダクション
配給:エレファントハウス/Kムーブ
2019年/日本映画/カラー/130分/シネマスコープサイズ/5.1ch
(C)2019 Kムーブ