この度、閉館が発表されている有楽町スバル座の最後のロードショー公開作品となることが決定した『みとりし』(9月13日(金)より公開)の特報とポスタービジュアル。そして、主演の榎木孝明さんよりコメントが届きました。
人生最期の時、どこで旅立ちたいですか?大切な人の最期の時、どのように送りたいですか? 交通事故で娘を亡くした定年間際のビジネスマン・柴 久生(榎木孝明)。自殺を図ろうとした彼の耳に聞こえた「生きろ」の声。それは友人・川島の最期の時の声だと彼の“看取り士”だったいう女性から聞かされる。”看取り士”とは、最期に残された時間を旅立つ人、見送る人に寄り添い、支える人のことだった。5年後、柴は岡山・備中高梁でセカンドライフを”看取り士”として、9才の時に母を亡くした23才の新人・高村みのり(村上穂乃佳)たちと最期の時を迎える人々を温かく支えているのだった。
高齢化社会となり、また、人間関係が希薄な今だからこそ考えなければならない、如何に死の瞬間を迎えるのか? 主人公・柴 久生の生き方を通して「如何に生き、死を迎えるか」の意味を伝える。そんな死生観をテーマにした企画に賛同した榎木孝明が自ら出演を決め、新人看取り士・高村みのり役を1,200人のオーディションから選ばれた新進女優・村上穂乃佳が演じる。斉藤暁、つみきみほ、宇梶剛士、櫻井淳子等が脇を固め、監督は『ママ、ごはんまだ?』(17)等を手掛ける白羽弥仁。やさしく、豊かな時間が流れる岡山県備中高梁を舞台に最期を見守る看取り士の姿から、“生きる希望”に共感できる作品が完成した。 |
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<榎木孝明 コメント> “看取り士”という言葉を初めて聞いたのは、十余年前に日本海の某小島で出会った柴田久美子さんの口からでした。柴田さんが島の老人達の最期を幸せな気持ちにさせてあげて看取る話に感銘を受け、いつか映画にする約束をしました。そして今その約束を果たせました。 魂はこの世に生まれた瞬間から、肉体を持って感情を学びながら人として成長して生きます。そして様々な体験を経てやがて来る死は、肉体との別れであると同時に人から魂への回帰です。そうやって私達は大きな時間軸の中で輪廻転生をしています。 “看取り士”は生から死への命の引き継ぎのサポーターです。謂わば終着点ではない通過点としての死を、次の次元へと橋渡しをする役であると言えます。死の本当の意味を理解した時、人は死を恐れなくなります。あの島で見た老人達の屈託のない笑顔の訳が、今にして良く分かります。 |
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『みとりし』
9月13日(金)有楽町スバル座ほか全国順次ロードショー 公式サイト:http://is-field.com/mitori-movie/ Twitter: 「看取り士」とは? |
榎木孝明 村上穂乃佳
高崎翔太 斉藤 暁 大方斐紗子 堀田眞三 片桐夕子 石濱 朗
仁科 貴 みかん 西沢仁太 藤重政孝 杉本有美 松永 渚 大地泰 白石 糸
川下大洋 河合美智子 つみきみほ 金山一彦 宇梶剛士 櫻井淳子
原案・企画:柴田久美子 企画:榎木孝明 嶋田豪
統括プロデューサー:嶋田豪 プロデューサー:高瀬博行 音楽:妹尾武 撮影:藍河兼一 照明:鈴村真琴
録音:西岡正巳 美術:阿久津桂 編集:目見田健 音響効果:丹雄二
主題歌:「サクラの約束」(歌:宮下舞花 作詩・作曲:犬飼伸二) 音楽プロデューサー:犬飼伸二
特別協力:(一社)日本看取り士会 (一社)在宅ホスピスなごみの里 後援:(公社)日本医師会
協力:池本助夫 正好文化事業股份有限公司 泰邦株式会社 恩田洋子 上村邦子 ㈱北陽 ㈱佼成出版社 高梁市観光協会
キャスティング:クリエイターズ・フィールド 制作プロダクション:アイエス・フィールド
監督・脚本:白羽弥仁
©2019「みとりし」製作委員会 2019 / 日本 / カラー / 110分 / ビスタサイズ /
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