映画『海獣の子供』が6月7日(金)に全国公開となります。
この度、5月30日(木)に本作のTOHOシネマズ×錦糸町PARCO 『海獣の子供』トークイベント付き特別試写会が行われました。 トークイベントには、ダンスボーカルユニット・PRIZMAXのメインボーカルとして活躍しながら、俳優としてはスティーヴン・スピルバーグ監督にその才能を見出され映画『レディ・プレイヤー1』に抜擢、本作ではジュゴンに育てられた兄弟“空”と“海”の謎を追う若き天才海洋学者・アングラードを演じた森崎ウィンと、本作の監督を務めた渡辺歩監督が登壇! 本作の見どころやアフレコ時のエピソードなど、濃密なトークを展開しました。 TOHOシネマズ錦糸町楽天地×錦糸町PARCO 『海獣の子供』特別試写会 |
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●森崎さんはアニメーション声優初挑戦ですが、いかがでしたか
森崎さん:画が出来上がっているところに声を入れていったので、純粋に難しかったです。一番初めに、音の入っていない画のみのDVDをいただいて練習したのですが、これはどこでブレスを取っているんだろう、と。キャラクターの呼吸と合わせるのがすごく難しかったというのが印象です。人が喋る前のちょっとした息遣いなど普段意識せずに自然とやっているものも、いきなり画だけを見るとわからなくなってしまう。どこでこの人は息を吸っているのか、それってすごく大事なんだなと改めて感じました。 監督:ものすごく一生懸命に、前向きに探って突き詰めて考えてくださる、これは簡単なようでなかなかできるものじゃないです。アプローチの仕方が素晴らしかったです。映画の神様に森崎ウィンという才能と出会わせてくれて感謝しますと伝えたいですね。 ●企画から5年、今のお気持ちをお聞かせください 監督:もちろん完成させなければならないものですが、制作期間中はいつか世に出せる、きっと驚いてくれるだろう、こんな風に感動してもらいたい、という気持ちを込めてスタッフ一同で作っていくその時間が楽しくて、なんだか終わってしまうのが寂しいです。 ●アヌシー国際アニメーション映画祭、新設のコンペティション部門への出展が決定しました。海外の方に特に注目していただきたいところは? 監督:アニメーションは世の中に数多ございますが、非常に特農な作品です。人が線を一本ずつ書いていく、一枚ずつ描いていって動きを生み出すという最も原初的な、非常にシンプルなんだけれども一番尊くて大変だと言える作業を集積したものになっています。アニメーションは各国共通の技法を使っているので、その濃厚さは伝わるのではないでしょうか、その部分を是非とも味わっていただきたいですね。 森崎さん:『レディ・プレイヤー1』をイギリスで撮影していた時、現場にいらしたアニメーターやCGクリエイターの方々がみんなアニメ好きで、日本のアニメの話をすると熱くなるんです。日本のアニメの偉大さというのを肌で感じました。今回、日本から発信される新しい作品が世界に広がっていき、その中に自分も携わっていることを誇りに思いますし、新たな日本の魅力がお世話になった方々にも違った形で届くというのは嬉しいです。是非、スティーヴン・スピルバーグ監督にも観ていただきたいですね。 |
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光を放ちながら、地球の隅々から集う海の生物たち。 巨大なザトウクジラは“ソング”を奏でながら海底へと消えていく。 <本番>に向けて、海のすべてが移動を始めた―――。 映画『海獣の子供』 6月7日(金)全国ロードショー 映画公式サイト 映画公式twitter
琉花の父は言った――「彼等は、ジュゴンに育てられたんだ。」 明るく純真無垢な“海”と何もかも見透かしたような怖さを秘めた“空”。琉花は彼らに導かれるように、それまで見たことのなかった不思議な世界に触れていく。三人の出会いをきっかけに、地球上では様々な現象が起こり始める。夜空から光り輝く流星が海へと堕ちた後、海のすべての生き物たちが日本へ移動を始めた。そして、巨大なザトウクジラまでもが現れ、“ソング”とともに海の生き物たちに「祭りの<本番>が近い」ことを伝え始める。 これは、琉花が触れたの物語。 |
原作:五十嵐大介「海獣の子供」(小学館 IKKICOMIX刊)
キャスト:
芦田愛菜 石橋陽彩 窪塚愛流
稲垣吾郎 蒼井 優 渡辺 徹 富司純子
スタッフ:監督/渡辺 歩 音楽/久石 譲 キャラクターデザイン・総作画監督・演出/小西賢一 美術監督/木村真二 CGI監督/秋本賢一郎 色彩設計/伊東美由樹 音響監督/笠松広司 プロデューサー/田中栄子
アニメーション制作:STUDIO4℃
製作:「海獣の子供」製作委員会
配給:東宝映像事業部
©2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会