映画情報どっとこむ ralph 東京・パリ・ニューヨークを舞台に音楽家とジャーナリストの男女二人が、出会い、悩み、そして愛した6年。

芥川賞を史上最年少で受賞した作家・平野啓一郎の代表作である「マチネの終わりに」。2016年に刊行されるや、世代を問わず支持され純文学としては異例の累計30万部を突破。ラブストーリーでありながら、人生の苦悩、世界の分断や対立といったテーマを織り交ぜ、登場人物たちの心情の変化を緻密に描き出した人間ドラマは大きな話題を生み出しました。そして今冬、その大人の愛の物語が、ついにスクリーンへ。

主演は、アーティスト、俳優として、常に第一線で活動を続ける福山雅治。天才ギタリストとして名を馳せるも、現状の演奏に満足が出来ずに自分の音楽を見失い苦悩する蒔野聡史を熱演。そして、蒔野と惹かれあうジャーナリスト・小峰洋子役には映画、ドラマ、CMなどあらゆるジャンルで活躍し、老若男女問わず好感度が高い女優・石田ゆり子。CMやバラエティ番組での共演はあるものの、俳優としては初共演となる2人が、6年の歳月を通し、運命に翻弄される男女の姿を情感豊かに演じました。

蒔野聡史(福山雅治)
世界的なクラシックギタリスト。
若くして国内外で認められる演奏家となったが、デビュー20周年を迎えた今、自分の音楽を見失い苦悩する。

小峰洋子(石田ゆり子)
パリの通信社に勤務するジャーナリスト。
知性と正義感をもった優秀な記者で、繊細な感性を併せ持つ。日系アメリカ人の婚約者がいる。

東京とパリ、ニューヨークを舞台に、福山雅治と石田ゆり子がお互いを想い合う今作のポスタービジュアルがついに解禁!
『マチネの終わりに』ポスタービジュアル

それぞれ自分の人生を生きながらも、お互いを思い、その存在に励まされる。そんな2人の情感豊かな表情を切り取ったポスタービジュアルとなりました。ポスターは7月中旬より全国の劇場で掲出される予定です。

映画情報どっとこむ ralph さらに、 運命が交錯する二人をとりまく新キャストも解禁!実力派俳優陣がそろいました。


洋子の婚約者でニューヨークに住む経済学者、リチャード新藤役に伊勢谷友介。蒔野のマネージャー、三谷早苗役に桜井ユキ。祖父江の娘、祖父江奏役に木南晴夏。長崎に住む洋子の母、小峰信子役に風吹ジュン。蒔野を担当するジュピターレコードの社員、是永慶子役に板谷由夏。蒔野の師匠であるギタリスト、祖父江誠一役に古谷一行。そして、音楽界からは、世界が注目するクラシックギタリストの新星ティボー・ガルシアが若き天才ギタリスト役として出演。

新キャスト

リチャード新藤(伊勢谷友介)
洋子の婚約者。アメリカで経済学者として活躍。結婚のため、洋子をニューヨークへと誘う。

伊勢谷友介 さんコメント
ニューヨーク在住の日系人として、英語を話さないといけない役ということもあり、撮影当初は少し緊張と不安があったのですが、監督やスタッフの方々の周到な準備と石田さんのやわらかい空気感に包まれて居心地良く撮影に臨めました。石田さんは、常に小峰洋子としてそこに自然と存在して下さっていて、すごく演じやすく、有難かったです。
フィルムで撮る作品に携われるのが何年振りかわからないくらい久しぶりで、非常に嬉しかったです。1つ1つ大事に丁寧に“モノを作っている”という感じがすごく伝わってきました。
詩的でありながら、肉体的な関係だけじゃない、精神的なエロティシズムを感じる物語で、敢えて口に出さないことで逆に積もっていくそれぞれの想いを感じさせてくれる監督の演出や匂いが、ちゃんとフィルムに染みついていると思います。このような空気感を大事にする作品に出させてもらえて嬉しく思っています。

三谷早苗(桜井ユキ)
蒔野のマネージャー。仕事を超え、蒔野が生み出す音楽と才能に入れ込む。

桜井ユキさんコメント
最初お話を頂いた時は、私で大丈夫かな?という不安の方が大きかったのですが、原作を読んで、早苗を知り、福山さんや石田さんたちとお会いして、絶対演じきってやろうという気持ちが湧きました。早苗は、日々の1つ1つの行動が構築されて先の道ができていく中で、とてつもない行動を起こして、ありえなかった1つの道を完成させ、すごく人間らしい子だと思いました。
福山さんはフラットな中で、すごく芯のしっかりある方というのが第一印象だったのですが、その福山さんの魅力に、演じる蒔野の魅力である“甘さ”と“ゆるさ”をまとわせていて、早苗を通して、すごく好きになりました(笑)

中村奏(木南晴夏)
祖父江の娘。幼い頃から蒔野を知る。結婚後も、一人で暮らす父を気に掛けている。

木南晴夏さんコメント
私は、福山さん演じる蒔野の師匠である祖父江誠一(古谷一行さん)の娘役を演じさせていただきました。撮影時は赤ちゃんとずっと一緒のシーンが多く、泣いてしまって可哀そうな日もありましたが、コミュニケーションを取りつつ、頑張って一緒に撮影を乗り切りました。
原作は、出版してすぐくらいの時期に、出演も決まっていないタイミングで、話題作ということもあり、読んでいました。40代のラブストーリーというのはあまりなじみがなく、映像作品にも少なくなってきているのかなと思っていたのですが、“大人のラブストーリー”という印象で、今作も、しっとりと色気を感じるような作品になるのではないかと思います。
大人の恋愛の難しさやすれ違いを原作で感じたので、そのもどかしさを映画でも感じたいと思います。

小峰信子(風吹ジュン)
長崎に住む洋子の母。世界的に有名な映画監督であるイェルコ・ソリッチの元妻。

風吹ジュンさんコメント
西谷監督は、とても丁寧に役者さんの気持ちが膨らむように演出されるので、石田さんがうらやましいなと思いながら見ていました(笑)
石田さんとは21年ぶりの共演です。テレビドラマで私が上司の妻役、部下のOL役の3人の中の1人だったんです。とてもかわいい方で、年賀はがきを毎年21年間ずっといただいていたので、すごく丁寧な、心のきれいな方だと思いました。
この作品は、大人のわくわくドキドキがありつつ、知的に品良く、しかも、ワールドワイドで表現しているので、今までになかった恋愛ドラマが見られるのではないかと期待しています。今、海外のあちこちで生きている日本人がたくさんいて、それを映像でリアルに表現するのは難しいことですが、それがちゃんと目に見えるようなドラマになると思います。リアルな今どきの大人な恋愛物語を早く見てみたいです。完成するのが楽しみです

是永慶子(板谷由夏)
蒔野を担当するジュピターレコードの社員。古くからの友人である洋子を蒔野のコンサートへ誘う。

板谷由夏さんコメント
西谷監督とは一緒にお仕事をしたいと思っていたので、ご一緒できて、とても嬉しかったです。久しぶりにフィルムの音を聞いて、背筋が伸びる思いがしました。
石田さんと現場で撮影するのは約3年ぶりで、プライベートを知りすぎていているので、違う役で世界に入り込めるかなと心配していたのですが、全然大丈夫で(笑)逆に身近な友人とお芝居するのも楽しいなと思いました。
福山さんとは、私がデビューした時に出演したドラマから20年ぶりの再共演で、必死だった20代の私に「20年続けていたら、また一周して福山さんと現場で会えるよ!」と教えてあげたい気がしました。今回、そのご縁に感謝しています。
この作品は、お客さんが自分の恋愛観や人生観を振り返れるような、お家に持ち帰れるようなラブストーリーだと思います。西谷監督の撮るパリやニューヨークの美しい風景も含めて、体感できる映画じゃないかなと思います。

祖父江誠一(古谷一行)
蒔野の師である、クラシックギター界の巨匠。蒔野が十代の頃から、その才能を高く評価し、弟子に迎える。

古谷一行さんコメント
僕は、福山さん演じるギタリストのギターの師匠役でしたが、福山さんとは今までニアミスもまったくなく、今回が初めての仕事でした。最初はお互いに、どんな人なんだろうとか思っていましたが、すごくイイ奴でした(笑)パリでは食事にも出かけ、色々な話をし、作品の中にもうまく出せたんじゃないかと思うぐらい良い関係で仕事ができました。監督は、祖父江という、台本のまま演じると何てことない役をおちゃめで、チャーミングな面、福山さんとの師弟関係と、様々な面を出してくれて、とても深みのあるキャラクターになりました。
この物語のように、ちょっとした行き違い、一段ボタンが掛け違っただけで、二人の未来が思わぬ方向に変わるというのは、実際の人生の中でもあると思います。僕は75歳で、自分の世代にも見てほしいし、それぞれの世代で心の中に入ってくる物語だと思います。

映画情報どっとこむ ralph 監督を務めるのは『容疑者xの献身』(08年)、『任侠ヘルパー』(12年)、『真夏の方程式』(13年)、『昼顔』(17年)を監督し、人間ドラマの描写や緻密に練られたカタルシスが高く評価される西谷弘。西谷弘監督コメント
アーティストがアーティスト役を演じる。複数国の言語をネイティブに操る。福山さん、石田さんに課せられたハードルは高く、ただ芝居を追及するだけでは許されない現場だったと思います。それでも、前向きに貪欲に挑む二人の姿に、我々はスタッフや共演者に拘り、最強の布陣で臨もうと思いました。
 リチャードはヒロインに一度は愛された男。憎まれ役の恋敵だけでは成立しません。伊勢谷さんはその豊かな感性と想像力で、役柄に少年のようなピュアなハートの息吹きを吹きこみ、感情移入できる愛せる男に仕立ててくれました。早苗役は誰が何と言おうと桜井さんに決めてました。健気さと人の持つ痛さの表裏を繊細に表現できるのは彼女しかいないと。キャスティングが決まったとき、僕は冒険心を持って撮影の旅に出ることができました。 祖父江は蒔野と30年来の仲。初共演の二人には劇中写真のスチール撮りからお願いしました。台本のない二人のフリートークは素晴らしいセッションを生み、30年の時を埋めてくれました。古谷さんの軽やかで深みのある存在感が、主人公の描かれていない昨日を想像させてくれたのだと思います。
乞う、ご期待!

映画情報どっとこむ ralph 『マチネの終わりに』 

11月1日(金)全国東宝系にてROADSHOW

ストーリー 
世界的なクラシックギタリストの蒔野聡史は、公演の後、パリの通信社に勤務するジャーナリスト・小峰洋子に出会う。
ともに四十代という、独特で繊細な年齢をむかえていた。
出会った瞬間から、強く惹かれ合い、心を通わせた二人。洋子には婚約者がいることを知りながらも、
高まる想いを抑えきれない蒔野は、洋子への愛を告げる。
しかし、それぞれをとりまく目まぐるしい現実に向き合う中で、蒔野と洋子の間に思わぬ障害が生じ、
二人の想いは決定的にすれ違ってしまう。

互いへの感情を心の底にしまったまま、別々の道を歩む二人が辿り着いた、愛の結末とは―

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福山雅治 石田ゆり子
伊勢谷友介 桜井ユキ 木南晴夏 風吹ジュン
板谷由夏 古谷一行

監督:西谷弘 
原作:平野啓一郎「マチネの終わりに」 
脚本:井上由美子
音楽:菅野祐悟 クラシックギター監修:福田進一
製作:石原隆 畠中達郎 市川南 佐渡島庸平 エグゼクティブプロデューサー:臼井裕詞 千葉伸大
プロデューサー:大澤恵 稲葉尚人 ラインプロデューサー:森賢正
撮影:重森豊太郎 照明:中村裕樹 美術:清水剛 整音:瀬川徹夫 録音:藤丸和徳 装飾:田口貴久 
編集:山本正明 VFX:田中貴志 選曲:藤村義孝 音響効果:大河原将 
スクリプター:松田理紗子 助監督:村上秀晃 監督助手:大庭功睦 制作担当:町田虎睦
製作:フジテレビジョン アミューズ 東宝 コルク
制作プロダクション:角川大映スタジオ
配給:東宝
©2019 フジテレビジョン アミューズ 東宝 コルク
  

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