『劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』 4月5日(金)完成披露上映会 登壇者コメント

◆黒沢ともよ(黄前久美子役)
今回のアフレコは過去一楽しかったです!アフレコの後に「疲れたー」と言っているキャストさんもいたんですけど、わたしはその横で「楽しかったー!!」って叫んでいる感じでした。アフレコ現場ではわりとうるさかったかもしれません(笑)
監督から「今回はドキュメンタリー的な描き方をしたい」と言われました。ひとつひとつの事象の順を追って生きていこうね、という話だったので最後の演奏に向けてという意識はなかったのですけれど、出来上がった本作を観ると全てが演奏シーンに詰まっていて、あくまでわたしたちが演じているのは前段でしかないな、という印象を受けるほど感動的で・・・色んなものが詰まっていますので楽しみにしてください。
作品が始まったときはまさか2年生編までできるとは思っていませんでしたが、こうなったら3年生編もやりたい!!本作も相変わらず群像劇となっておりまして、どなたに観ていただいても自分を重ねられるキャラクターを見つけていただいけるのではないかと思います。どうぞ皆様、私たちを次の大会にも連れて行ってください!
◆朝井彩加(加藤葉月役)
アフレコは楽しかったという気持ちもありましたけれど、2年生になれた嬉しさが感情に乗っているなと感じました。自分の主観ではわからないのですが、周りの方からは2年生チームの中では「葉月が1番良い先輩感が強い」と言っていただいて嬉しかったです。また、今回葉月の後輩であり、両極端な性格の美咲と彩夏、2人の先輩として精一杯頑張りました。観ていただければ分かります!部員が多い分、人それぞれの「頑張り」が描かれていくのですけれども、いろいろな結果の描かれ方がある中で、その頑張った先に何があるのかを考えさせられる映画だと思うので、登場人物個々の頑張り方を感じていただけたらと思います。
◆安済知佳(高坂麗奈役)
今回麗奈は先輩としてはフィーチャーされず、久美子とのシーンがいつも通りあるのですけれど、久美子との関係はTVアニメの1期が初恋だったとして、その次に恋人、妻を経て今は母親になったかのようなコミュニケーションの取り方になりました(笑)。 今回初めて麗奈と秀一と二人きりのシーンがあったのですが、わたしが秀一に対しての憎しみがアフレコのテストで出てしまい、音響監督の鶴岡さんに「お前怖いわ!麗奈は普通にしていても怖いんだからそんな怖くしなくていい」と、そんなつもりはなかったのに言われてしまいました(笑)。どんなシーンか確認してみてください。わたしたち2年生チームにとって2度目の始まりは色々な風が入ってきて始まったので、タイトルでは「誓いのフィナーレ」と言っていますが、「はじまり」かな?と思っています。
◆石谷春貴(塚本秀一役)
アフレコ現場では黒沢さんが盛り上げてくれて、座長感がありました(笑)。1期2期とふまえてきて、今回の映画でも皆さんが追体験しているような感じになると思います。本作では色々な場面で成長を見られると感じているので、それも楽しんでいただければ嬉しいです。
◆雨宮天(久石奏役)
皆様にキャラクターも自分も受け入れてもらえるのか、すごく緊張しています。奏という役はわたしにとってすごく大変な役でした。あざとくて器用なようで人間らしさもあるキャラクターで、その彼女の魅力をどう出していけば良いのか、いつ出していけば良いのかとすごく頭を使ったという意味では、やりがいがあるという意味で疲れました(笑)。演じる側の立場としても頭も心も体も全部使っていたので心地よい疲れがあったのですけれど、視聴者としてもキャラクターに感情移入できる場面ばかりで、自分が出ていないシーンでもぐっときて泣きそうになることが多かったので、観てくださる方も心地よい疲労感に包まれるのではないかなと思います。
◆七瀬彩夏(鈴木美玲役)
アフレコ現場ではとても緊張して、まるで本当に後輩になったような気持ちでした。今回演じた美玲は本当にクールな役どころで、わたしはすごく彼女に共感しやすくて演じやすかったです。みんな誰もが力を余すところなく出し切っているからこそ良い演奏ができるし、色んなことを本気でやっているところが本作の見所です。
◆久野美咲(鈴木さつき役)
オーディションを受ける前から、この作品はとても有名でわたしも知っていたので、関われたことが嬉しいです。アフレコの時はすごく緊張していたのですけれど、先輩の皆さんのお芝居を見てから新入生のお芝居が始まったので、アフレコ現場で本当に新入生になった気持ちになりました。わたしが演じるさつきはすごくポジティブで明るくて、葉月をはじめとした先輩達とすぐ打ち解けちゃうんですけれど、それだけではなくて久美子と奏の関係性もストーリーが進むごとにどんどん変わっていくので、その移ろいも見所です。
◆土屋神葉(月永求役)
収録の際に音響監督の鶴岡さんから「コントラバスを選ぶ人は共通するところがある」というヒントをいただいて、緑輝先輩の心の強さ、芯の強さを意識しながら演じました。本作は吹奏楽部ということで一挙手一投足が本当に愛おしくてとても感動的だったので、期待していただければと思います。
◆石原立也監督
新入生の皆さんはニュータイプというか、新人類というか。久美子とそんなに年齢が違うわけではないのですけれど、北宇治高校吹奏楽部が全国に行って強豪校の仲間入りをしたタイミングで入学してきた人達なので、腕に覚えがある分、結構生意気だったりします。新入生のキャラクターを演じたキャストさんの演技はばっちりです。この作品はたくさんの青春がひしめいていると思います。1人1人がくっついたりぶつかり合ったりして喧嘩したり笑いあったり泣きあったり。今回皆さんの応援もありまして無事作品を作ることができました。純度100パーセントのユーフォニアムになっていますし、もちろん『響け!ユーフォニアム』シリーズをまだ見たことのない人にも楽しんでいただけると思います。
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