映画情報どっとこむ ralph 日本のマラソンの発祥といわれ、現在も160年以上にわたり受け継がれている史実「安政遠足(あんせいとおあし)」を舞台とする土橋章宏の小説『幕末まらそん侍』(ハルキ文庫)を原作にした、映画『サムライマラソン』が2月22日(金)より公開。

2月23日(土)に、本作の公開記念舞台挨拶が行われ、佐藤健さん、小松菜奈さん、森山未來さん、染谷将太さん、青木崇高さん、小関裕太さん、竹中直人さん、バーナード・ローズ監督が登壇しました。

日付:2月23日(土)
場所:TOHOシネマズ 日比谷
登壇:佐藤健、小松菜奈、森山未來、染谷将太、青木崇高、小関裕太、竹中直人、バーナード・ローズ監督

映画情報どっとこむ ralph 本編を観終えたばかりの観客の中を歩いてキャストと監督が登場!


歓声を上げながらマラソン応援のようにフラッグを振り出迎えた。

主演の佐藤さんは、本作の撮影を

佐藤さん:僕が経験した現場の中で最もスリリングでした。動きや台詞さえも決めぬまま本番に突入し、役者が自分の役を本当に理解していないと成り立たないような環境の中で、やらせてもらいました。そんな監督の“無茶ぶり”をとことん楽しめる役者たちの中で芝居が出来たことを嬉しく思います。

と笑顔を見せ、ヒロインの雪姫を演じた小松さんは

小松さん:走ったり馬に乗ったり殺陣をしたり、めまぐるしい日々でした。監督がとてもパワフルで、私たちもその勢いに乗って日々戦いながら演技していた姿が、映画に美しく残っているので、映画館で楽しんでいただけたら嬉しいです!

と熱く語ります。

バーナード監督:時代劇を作るのはクレイジーで奇妙な、自分の夢でもあった。素晴らしいキャストにも恵まれ、日本で映画を作ると言う最高の体現ができて本当に感謝しています!

と、公開に感慨深げ。

映画情報どっとこむ ralph 続いて話題は、本作の役作りについて。

ただ一人藩に迫る危機を知り、藩を守るために奔走する唐沢甚内を演じて

佐藤さん:撮影にあたり歴史や時代と向き合い、江戸時代に生きていた人々や侍のイメージというのは、映画が作り上げたものだと思うんです。。だったら今回僕たちが作るこの映画、僕が演じるこの役は、過去に作られた映画をなぞるのではなく、自分たちが新しい歴史を提供するんだという思いで、芝居をさせていただきました!

と、本作に対する思いを明かした。

画家を夢見る行動的な姫で、城を抜け出すために男装して遠足(とおあし)に参加する雪姫を演じて

小松さん:雪姫は凛としていて向上心もある女の子なので、城の外に出た時の解放感、自由に生きているパワフルさを出せたら良いなと思った。現場で相手の方のお芝居に反応しながら、そこで起こるものを感じながら演じさせていただきました!

と、バーナード監督の独特な演出や撮影現場が、演技に役立ったことを語った。

そんな雪姫との結婚をもくろむ傲慢な侍・辻村平九郎を演じた森山さんは、本作で乗馬に初挑戦したことでも話題に。

青木さん:僕らの中では“森山ケンタウロス”と呼んでいます!

というほど見事な乗馬シーンを絶賛され

森山さん:やっぱり腰つき、体幹ですね。

と秘訣をコメント。さらに、

森山さん:生き物同士のコミュニケーションとして、どちらが上かはっきりさせるような“マッチョな姿勢”も持っておかないといけないんだなと思いました!

として、馬と関係性を築く難しさを明かした。

映画情報どっとこむ ralph 佐藤さん演じる甚内の上司、植木義邦を演じた青木さんは、劇中に登場する佐藤との殺陣シーン。『るろうに剣心』では相棒として共演していたことを上げるMCに

青木さん:その名前は出してOK? なるべく危機迫るような、時代劇らしくないリアルに近い戦いを見せて欲しいと監督に言われていたので、二人で話して作っていきました。

として、佐藤との相変わらずの相性の良さを語った。

侍に憧れる俊足の足軽・上杉広之進を演じた染谷さんは、劇中で「一着になって名誉を得るか、八百長に乗って家族に楽をさせるか」の選択を迫られる役に挑戦。染谷さんならどちらを選択するか問われると、

染谷さん:私自身は一着になることは絶対ないです・・・・(爆笑)森山未來さんのスピードについていくのが大変で、追いつくのにいっぱいいっぱいでした!

とその苦労を語ると森山さんは、

森山さん:監督から誰が勝つかが重要ではなく、誰が一着になってもいい!と言われたので、ガチで走ろうと思いました!

と明かすと、

染谷さん:かなわないですよ!

と、ぼやいていました。

映画情報どっとこむ ralph 幕府の刺客として戦いに身を投じる青年・三郎を演じた小関さんは、実は役柄に裏設定があったことをMCにバラされ、恥ずかしながらも

小関さん:なぜ三郎という若者が荒くれ者たちに混ざって戦いに身を投じたのか、その理由を監督たちとディスカッションする中で、思いついたのが「失恋」。三郎にとって失恋は重いもので、今までの自分を壊してみたいという気持ちから、戦に参加したんじゃないかという結論にたどりつきました。

と、自らキャラクターの背景を考案しながら演じていたことを語った。

お暇を出されるももう一花咲かそうとする老侍・栗田又衛門を演じた竹中さんは、バーナード監督の作品が大好きだったそうで

竹中さん:監督のホラー映画『キャンディマン』の大ファン。大好きな監督との撮影は嬉しかったです。監督のオーダーは、台本通りやらなくて良いというので、僕にとっては最高でした!!いきなり本番だから、毎日何が起こるかわからなくて楽しかったな!

と竹中ワールドな笑みで振り返った。

そんなバーナード監督は、これまでゲイリー・オールドマンやソフィー・マルソーなど世界的な俳優と映画を作り、本作で初めて日本人俳優と仕事したといい、

監督:サイコー!(日本語) 皆さん最高でした!本作は群像劇でもあるので、役者それぞれのキャラクター理解を表現してほしいと思っていた。僕の現場ではテストの段階からカメラを回していて、役者のアップなのか引きなのか、何を撮っているかわからないようにしたりしていたので、緊張感を持って演じていただけたと思います。今までのどの作品よりも最高のキャストでした!

と語ると、会場からは大きな拍手が起きた。

映画情報どっとこむ ralph またトークの最後には、キャスト陣が「平成最後にやってみたいこと」を発表するコーナーに。

小松さん:山登り。ちょっと精神を鍛えようかなと。平成が終わるまでに、2000m級2回山登りをしたいと思います!

と宣言した。これに、同調して?

小関さん:僕は猪に会う。今、現在山奥で撮影していて、猪が出るらしいので、今年は亥年だし、僕の干支も猪だし、猪に出会いたい!会えたら喜びます(笑)

と無邪気にコメント。佐藤さんは、やりたいことは信じられないぐらいやりきっているからとしながらも、

佐藤さん:オーロラを見たことがないから見てみたいかな。平成中には難しいかもしれないけど、宇宙にも行きたいしスカイダイビングもしたいし、平成をとっぱらえばやりたいことはいっぱいある!(笑)

と語り、会場を沸かせた。

最後に・・・

イギリス出身のバーナード監督は、本作を通じて日本の観客に

監督:とにかく楽しんでほしい!エンターテインメントなのですごく楽しさが詰まっているし、ワクワクできる映画だと思っているので、気に入ってくだされば嬉しいです!

と語った。

さらに、日本での公開を皮切りに、世界各国での公開に向けここからさらなる展開が期待される本作。

佐藤さん:海外の観客に向けて「和の心」を見てほしいです。バーナード監督は、日本人が持つ時代劇の先入観をすべてとっぱらってくれと。役者から出てくるエモーションを撮りたいから、自由にやってほしいとリクエストされましたが、自由に演じてと言われても、ここに立っているすべてのキャストの中に和の心があって、昔ながらの所作や着物の着こなし、日本語ならではの美しさなど、醸し出されるものがあると思っていて。この映画を観て、そういう日本人ならではの美しさを感じてもらえたら、それは僕たちの中から出てきたものです。ですから「和の心」を感じて欲しいです!

と語りフォトセッションへ!


さらに、監督によるセルフィーで舞台挨拶は終了しました。

映画『サムライマラソン』は大ヒット上映中!

公式サイト
GAGA.NE.JP/SAMURAIMARATHON

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出演:佐藤健 小松菜奈 森山未來 染谷将太
青木崇高 木幡竜 小関裕太 深水元基 カトウシンスケ 岩永ジョーイ 若林瑠海/竹中直人
筒井真理子 門脇麦 阿部純子 奈緒 中川大志 and ダニー・ヒューストン
豊川悦司 長谷川博己
監督:バーナード・ローズ
原作:土橋章宏「幕末まらそん侍」(ハルキ文庫) 脚本:斉藤ひろし バーナード・ローズ 山岸きくみ
企画・プロデュース:ジェレミー・トーマス 中沢敏明  音楽:フィリップ・グラス  衣装デザイン:ワダエミ  配給:ギャガ
©”SAMURAI MARATHON 1855”FILM Partners

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