あらいぴろよ氏のベストセラーコミック「“隠れビッチ”やってました。」(光文社)が、『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』『旅猫リポート』の三木康一郎監督により映画化されることが決定しました。
タイトルになっている“隠れビッチ”というのは、清楚派に擬態した“ビッチ”の事で、メイクはシンプル、髪色は暗め、肌の露出も15%程、戦略的に「隙」と「タイミング」を演出しながら、男性を次々とハントしていく女性の事。 彼女たちは従来の「肉食系女子」のようにハンティング意欲が旺盛である事は周囲に悟られず、一見コンサバなごく普通の女性と見せかけて、あらゆる種類の思わせぶりな態度をとりながら男性の心を揺さぶる天才。決して自分からは告白をせず、相手から告白をされるまで罠を仕掛け続ける。本作は、そんな“隠れビッチ”のモテ戦術を面白可笑しく披露しつつも、その裏に潜む現代女性の心の隙間や歪みに寄り添う作品です。 出演は、本作が映画初主演となる佐久間由衣(連続テレビ小説「ひよっこ2」)に加えて、村上虹郎(『ナミヤ雑貨店の奇蹟』、日曜劇場「この世界の片隅に」)、大後寿々花(『桐島、部活やめるってよ』、『悼む人』)、森山未來(『怒り』、大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」)など、新進俳優から実力派まで、異色のキャストが揃っています。 |
|
メガホンをとった三木監督は
三木監督: とコメント。 |
|
また、主演の佐久間由衣さんは
佐久間さん: と語り、シェアハウスで主人公・ひろみとその友人・彩と一緒にシェアハウスをしている、バイセクシャルの晃を演じた村上虹郎さんは、 村上さん:“隠れビッチ”というキャラクターを知り、女性って怖いなと(笑)!でも悪意があって男性を翻弄しているわけではなく、日常の寂しさや心の穴を埋めようとする女性や、自信が持てない女性たちの普遍的な物語だと思います。僕は、主人公・ひろみとその友人・彩とシェアハウスをしている、バイセクシャルの晃役なのですが、みんなの食事の支度から、駄目な恋愛を繰り返す女子2人の心のケアまでお世話する、“お母さん”みたいな役割を楽しんで演じました。 と撮影を振り返った。 また、“隠れビッチ”とは異なるも、自信のなさから駄目な恋愛を繰り返す女性・彩を演じた大後寿々花は、本作の印象を 大後さん:私が演じた主人公の友人・彩は、外向きは仕事もプライベートも充実しているように見えて、実は自分に自信がなくて、気になる相手には嫌われないために体を許してしまうような恋愛を繰り返してしまう女性です。“隠れビッチ”とは真逆で、純粋に恋愛をしたいのに上手くいかないタイプ。ひろみや、彩の恋愛模様を見ていると「2人共、素直に自分の気持ちを伝えたらいいのに」と思うかもしれませんが、自分は気持ちを人に伝えられているだろうか・・と振り返る事につながると思います。佐久間さんや村上さんとは初共演でしたが、和気あいあいとした雰囲気の中で撮影を終える事ができました。 とコメント。 主人公を見守る男性・三沢役の森山未來さんは、 森山さん:セントラルアーツのプロデューサーである黒澤満さんの作品に、こうやってまた関わらせていただけたことを光栄に思います。これは“もし佐久間由衣ちゃんがナチュラルに隠れビッチをやっていたとしたら誰も太刀打ちできないでしょ”、という映画です。僕も彼女に打ち砕かれた死屍累々の一人です。 と、“隠れビッチ”のモテ戦術の恐ろしさを笑顔で語った。 |
|
映画『”隠れビッチ”やってました。』
本作は昨年の12月にクランクアップしていて、2019年の公開を予定しています! HP: kakurebitch.jp あらすじ 2019年公開予定
|
原作:あらいぴろよ 「“隠れビッチ”やってました。」(発刊:光文社)
出演:佐久間由衣、村上虹郎、大後寿々花、森山未來
監督:三木康一郎 (『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』『旅猫リポート』)
配給:キノフィルムズ
©『“隠れビッチ”やってました。』フィルムパートナーズ/光文社