48時間で短編映画を製作するコンペティションが6月1日に東京で開幕。秋には大阪でも開催。優秀作品は世界大会へ参加、さらにカンヌ国際映画祭で上映も 脚本、撮影、編集すべてを48時間以内で行うショートフィルムのコンペティション「48 Hour Film Project」(48HFP)を開催。
世界中で行われているプロ・アマ問わないオープンな大会で、与えられたお題・小道具・台詞を用いて表現力を競います。東京での上映会と授賞式は7月に行います。
世界のフィルムコミュニティー拡大と地域映像産業の振興を目的として始まった48HFPの東京での開催を担うTokyo 48 Hour Film Project実行委員会(株式会社アクシーズ内、所在地:東京都新宿区、代表:菊池 誠)は、6月1日(金)から3日(日)の日程で、48時間で映画(ショートフィルム=4分以上7分以下)を製作するコンペティション「Tokyo 48 Hour Film Project」(以下48HFP)を東京都内で開催します。 作品上映会と受賞式は7月に行われ、優勝した作品は決勝戦(世界大会)に進出。 さらに優秀な15作品ほどがカンヌ国際映画祭2019の短編映画部門で上映されます。大阪では10月26日(金)〜同28日(日)に開催予定です。 |
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写真:Tokyo 48 Hour Film Projectハリウッドで開催された世界大会 ■2001年アメリカで開始、7万人近い参加者。ここから始まるカンヌへの道 48HFPはアメリカで2001年に開催されて以来、徐々に世界に広がり、昨年度は6大陸・約120都市で開催されました。年間7万人近い参加者により約5,000本のショートフィルムが製作されています。日本では2011年に大阪で、2015年に東京で始まりました。今年は東京が4回目、大阪は8回目の開催となります。 今年3月には2017年度の世界大会がパリで開催されました。パリ市庁舎での授賞式では、大阪代表の作品がカンヌ映画祭で上映される15本の1つとして選出されています。これまで日本の作品は大阪代表となった4作品、東京代表となった1作品がカンヌ国際映画祭で上映されました。今年もカンヌへの道が東京と大阪で始まります。 リピーターが多いのもこのコンペの特徴です。48時間で短編とはいえ映画を1本製作しなければならない過酷な状況は、チームワークなくして乗り越えられません。多くのフィルムメーカーが困難を克服して出品し、1年後にはまた充実感・達成感を求めてコンペに戻ってきます。 プロフェッショナルもアマチュアも2万円に満たない登録料で参加でき、応募はウェブサイトから簡単に登録できます。なお、キックオフ・ドロップオフイベント会場などの詳細は、後日ウェブサイトで告知します。 |
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<Tokyo 48 Hour Film Project 開催概要>
参加チーム募集期間:3月27日(火)〜 6月1日(金) 応募方法:ウェブサイトから登録 URL: 登録料: 応募資格:特になし(未成年者は保護者の許可が必要) 賞:優勝作品は48HFP主催の映画祭『Filmapalooza』(2019年3月上旬予定)にて上映、そこで選出された場合『カンヌ国際映画祭 短編映画部門』(2019年5月予定)で上映 <Osaka 48 Hour Film Project 開催概要> URL: ■事前作業は禁止、ジャンルは抽選で決定。 2017年度のお題(東京)は、キャラクターが「末影貫輝(すえかげ・ぬきてる)もしくは鳴海(なるみ)」(職業・属性:絵本作家)、小道具は「折り紙」、台詞は「それが東京だよ。」でした。 映画の時間は4分から7分、それに加えてエンドクレジットが60秒。チーム構成人数に制限はありません。これまでの最大の人数は116人(馬が30頭)、最少は1人で、平均は約15人です。 コンペティションは6月1日(金)午後7時から3日(日)午後7時30分(提出期限)まで。事前の創作作業は禁止で、「チーム作り」「クルー、役者を集める」「機材の確保」「ロケーションの確保」「著作権をクリアした音楽、SEの用意」「必要書類の準備」は可能です。 作品は、QuickTimeファイル(推奨)を、USBフラッシュドライブやデータDVDに保存して提出。 |
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写真:東京大会の授賞式 48HFPとしては今後、東京、大阪ともに出場チームを増やし、フィルムメーカーに映像制作の機会を提供してまいります。パリやニューヨーク、ロサンゼルスなど映画製作が盛んな都市では、毎年100から200チームの参加があります。日本でもそれらに追いつき、追い越せるようにコンペティションを盛り上げていく考えです。 【Tokyo 48 Hour Film Project 実行委員会について】 |