『ヘルタースケルター』(2012)以来6年ぶりとなる沢尻エリカの主演、若手演技派俳優の吉沢亮出演、犬童一心監督がメガホンをとる『猫は抱くもの』が、6月23日(土)に新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町他にて全国公開となります。 この度、主要キャラクターが勢揃いし、一層華やかになったポスターが解禁となりました! ティザーポスターでは良男に愛情を注ぐように下を向いて猫を抱きしめていた沙織だが、今回は良男(猫)とともにこちらに目線を向け、観客を“猫だくワールド”に誘いこむように、微笑んでいる姿が印象的だ。 澄ました表情の擬人化した良男も含め、一人と一匹が同じ方向を見据えて進んでいく、前向きな展開を想像させるビジュアルとなっている。 さらに、ティザーポスターにはいなかった画家・ゴッホと擬人化した猫のキイロも登場。ゴッホは、画家らしく絵の具のついた服を着てとぼけた表情。 |
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また、チラシの裏面のビジュアルも解禁。 「君を守れるのは、僕だけ・・・のはずだった」という切ないセリフから、1人と1匹の言葉が通じない、もどかしい関係性が垣間見える。人と猫(飼い主とペット)は両想いの理想的な関係に思えるが、現実では沙織と良男は人間と猫。どんなに想いあっていても言葉は通じない。また、沙織にとっての良男はあくまでペットであり、恋愛下手の沙織へのアドバイスは届かず、助けられず、沙織が恋人と過ごす間は、良男は存在を忘れられてしまう・・。 それでも彼女がフラれた日にはじっと傍にいる…。そんな愛らしい良男をメインとしたビジュアルは猫好きにはたまらないものとなっている。劇中で、沙織のことが心配になった良男は、彼女のマンションをめがけて外の世界へ飛び出し、その途中で迷子になってしまう・・・。 こじらせた1人と1匹の想いは、それぞれ叶うのか、ご注目ください! |
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『猫は抱くもの』
6月23日(土) 新宿ピカデリー他、全国ロードショー! 思った通りの自分になれなくて、いつしか投げやりな生き方に慣れてしまった沙織(沢尻エリカ)。元アイドルのアラサーで、今はスーパーで働く彼女が心を開くのは、こっそり飼っている、ロシアンブルーの猫・良男(吉沢亮)だけ。今日いちにちの出来事を、妄想を交えつつ良男に話して聞かせる沙織。沙織の心に寄り添ううち、良男は自分が沙織の人間の恋人で、彼女を守れるのは自分だけだと思い込んでしまう。そんなある日、沙織の前に“ゴッホ”と呼ばれる売れない画家・後藤保(峯田和伸)が現れ、良男は沙織の変化を目の当たりにする。ある晩、良男は月に誘われるように外の世界に飛び出し、迷子になってしまい…。ゴッホや、ゴッホを慕う猫・キイロ(コムアイ)、個性豊かな猫たちとの出逢いを通じて、1人と1匹は、自分らしく生きるすべを見つけていく。 うまくいかないことの輝き。置いてけぼりをくらっている時間の豊かさ・・・。灰色の日常がカラフルに輝きはじめる、心温まる物語。 |
監督:犬童一心
原作:大山淳子『猫は抱くもの』(キノブックス刊)
脚本:高田亮 音楽:水曜日のカンパネラ
沢尻エリカ / 吉沢亮 峯田和伸 コムアイ(水曜日のカンパネラ) / 岩松了
藤村忠寿 内田健司 久場雄太 今井久美子 小林涼子 林田岬優 木下愛華 蒔田彩珠
伊藤ゆみ 佐藤乃莉 末永百合恵 / 柿澤勇人
企画製作・配給:キノフィルムズ
制作プロダクション:ADKアーツ
2018年/日本/カラー/ビスタ/DCP5.1ch/109分
©2018「猫は抱くもの」製作委員会