予定していた演劇が中止になるという松居監督自身の経験をもとに、“現実と虚構”” “映画と演劇”の狭間でもがく若者たちの1ヶ月を、74分ワンカットで描いた青春譚。 公開を記念して、初日3月3日(土)に初日挨拶舞台挨拶イベントが行われました。 登壇したのは、松居大悟監督。劇中生演奏、主題歌を手がけたMOROHAのアフロさんとUKさん。そして、400名の中からオーディションで選ばれた、森田想さん・田中怜子さん・田中偉登さん・青木柚さん・紅甘さん・戸塚丈太郎さん、門井一将さん、若杉実森さんの8人の若手俳優たち。総勢11名が登壇。 |
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先ずは一言挨拶。 森田想さん:本日は立ち見の方もいてびっくりしています。ありがとうございます。
と楽屋で久しぶりの再会で楽しそうだった若手チームから一言。 |
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そして、渋谷の夕暮れをまったり見ながら過ごしていたという大人チームは、
MOROHA アフロ:十代の子たちと並んで見ていただくと・・・なので、化粧水多めで来ました!(笑) MOROHA UK:ギター持ってないとこんなに不安なんだと気づきました。 松居大悟監督:初日にご来場いただきましてありがとうございます。出来なかったことが悔しくて創ったものがこんなに多くの方に観ていただけるのはとてもうれしいです。観終えたところで感情がごちゃごちゃしてると思いますが楽しんでいってください! |
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本作製作の経緯を聞かれ
松居監督:予定していた演劇が中止になって、悔しくて。MOROHAのアフロと話をして、感情は忘れていきますが、今の感情を押し込めるのは価値がある。そこで、映画のオーディションをして400人の中から選びました。 と映画化への経緯とここにいるメンバーを選んだオーディションについて語りました。 主演の森田さんはワンカット映画で出ずっぱり。とんでもなく大変そうですが、実はとても大変な仕打ちを監督から受けたそうで、 と、監督のとんでもない演出方法?を明かしました。一方で、擬音の多い監督の熱さに戸惑ったようで と、やはり監督の演出指導は一筋縄ではいかない様子。 |
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田中(怜)さんは初挑戦であり、主題歌のKEYにもなったそうで
と、初々しい女優さん。そんな彼女に監督は と語ります。そして、そのオーディションにも立ち会われ、音楽を担当。主題歌「遠郷タワー」を創ったMOROHAさんも MOROHAアフロ:監督からの玲子に「東京にいてください」って合格した時の言葉。おれが誰かに言ってもらいたかった一言で。そこから書き始めました。そして、壇上から審査した俺。多くの合格しなかった人たちの気持ちを考えました。彼らに届くような曲を!と思いました。 と、楽曲に思いを込めたと話します。 |
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最後に・・・・
松居監督:うまく言えない感情!それでいいと思っています。感情を閉じ込めた映画!観て欲しいです。そして広めていただけたら。 私たちの青春は、もう止まらない。 『アイスと雨音』
物語・・・ |
監督・脚本・編集:松居大悟
出演:森田想・田中怜子・田中偉登・青木柚・紅甘・戸塚丈太郎・門井一将・若杉実森・利重剛/MOROHA
音楽・主題歌「遠郷タワー」:MOROHA
プロデューサー:行実良,阿部広太郎,直井卓俊,遠田孝一,林武志
共同プロデューサー:時田曜子,吉川亜未
撮影:塩谷大樹
録音・MIX:戸村貴臣
舞台監督:津江健太
衣装:KEISUKEYOSHIDA
製作:「アイスと雨音」実行委員会
配給・宣伝:SPOTTED PRODUCTIONS
2017年/5.1chサラウンド/16:9/74分
©「アイスと雨音」実行委員会