この度、2020年11月20日(金)TOHOシネマズ池袋にて公開する『グラフィティ・グラフィティ!』に、板尾創路(タレント・俳優・映画監督)、上田慎一郎(映画監督)尾崎由香(声優)、春日太一(映画評論家)、矢部太郎(芸人・漫画家)らジャンルの垣根を飛び越え、応援コメントが届きました。
・板尾創路(タレント・俳優・映画監督)
この話は小説では絶対に伝わらない。だから映画が作られた。だから映画館で観て欲しい。
・矢部太郎(芸人・漫画家)
おすすめです!あのバンクシーのネズミの絵をカワイイと言ったあの方にもおすすめしたい!池袋での上映、東京への贈り物かも?
・上田慎一郎(映画監督)
日本ではグラフィティを落書き(scribble)と言い表すこともあるそうだ。ウィキペディアからの受け売りなので真偽は定かではない…(汗)。でも、そうかもしれない。ものづくりはいつも落書きから出発する。家で画用紙に描いた落書き。授業中にノートの端に描いた漫画。シャッターに描かれたグラフィティ。ふいに口ずさむ口笛も、学生時代に自分がハンディカメラで友達を撮っていたのも、落書きのようなものかもしれない。その落書きが未来の夢に繋がっている。世界を変える力に繋がっている。この映画に、そんな事を教えてもらった。これはウィキペディアには載ってません。
・春日太一(映画評論家)
京都国際映画祭のインディーズ作品コンペ部門の一次審査を全て一人でやっています。かれこれ1000本近くを観ていることになりますが、そのせいか、最初の何秒かを観ただけで「これはグランプリ候補だな」という直感が働くようになります。
この『グラフィティ・グラフィティ!』も、まさにそうでした。
大スクリーンにふさわしい、躍動感ある作品です。この機会にぜひご覧ください。
・池田明季哉(小説家)
『グラグラ』めちゃくちゃよかったです…! キャラクターも物語もシンプルに整理されていて、エンターテイメントとしての質の高さに驚きました。もちろんアートの一種を手掛ける人間として、メッセージも共感ばっちりでした。創作好きには絶対に刺さる。
・古賀俊輔 (映画プロデューサー)
たまたま、映画祭審査で出会った松尾豪監督作品「グラフィティ・グラフィティ!」は、着眼点が素晴らしく、何よりエンターテイメント性が素晴らしかった。自主映画でここまで完成された映画は久しぶり。しかも映画を観ると楽しくそして元気になる。この若さでここまで演出できるとは、、。彼の10年後の作品が観たいと思った。新しい才能のスタートに皆さんもぜひ立ち会って欲しい
・増本庄一郎(映画監督・舞台演出)
グラフィティーという無機質なモノに、若者の葛藤と青春、成長という血を怒涛の如く通わせる。
困るなぁ。予算に見合わないこんな仕上げされると。
我々にも、プレッシャーかかるわ!
嫌だなぁ。
こんなもん作る若手がでてきちゃうと。
我々の仕事減るわ!
でも、良かったぁ。
邦画を盛り上げてくれる仲間が1人増えて。
「グラフィティ・グラフィティ!」に敬意を表す。
・片岡礼子(女優)
松尾豪監督の作品を初めて観たのは南青山映画祭である。南青山曼荼羅のライブステージにあるスクリーン。始まってすぐにその短編から手にしたお酒も動かぬほど惹かれてしまった。監督のオリジナルの絵の世界観が独特で愉快で眼を離せなくなるのである。しかも迷い込んだ洞窟で見かけたかのような見たことのない妖しさも好きだ。実写の映画もファンクでパンクでかなり面白いのだが、こと監督直筆の何かが入るとそれが一気にパワーを高めていくのである。そんな監督の1ファンの私からするとこの映画「グラフティグラフティ」は奇跡の一本である気がした。題材とストーリー、俳優や美術や全てがシンフォニーとなって観る人の心を勢いよく掴む。加えて俳優ひとりひとりが個性的で忘れられない。人と人を繋ぐものは孤独と情熱。このふたつに飽きなければ扉は簡単に開けられるのかもしれない。そんな希望に背中をドンと押される映画なのである。次なる奇跡も期待大!
・尾崎由香(声優)
登場人物のユニークなキャラクター性と疾走感のある物語で、見終わった後作品に自然と愛着が湧いてました!人からもグラフィティからも強い熱意が伝わってきて、背中を押して貰えるそんな映画。グラフィティの見方が確実に変わりますよ!
・村川監督(映画監督)
映画の世界に入って60年になりますが、例えるならN.Y.派のジャズからフレンチ・ジャズへと変わったかのような、新しい発見だった!
・松崎健夫さん(映画評論家)
廃れゆく商店街と、やがて来るショッピングモールという開発の波。その変化に背を向けながら、遥か海の向こうの世界を夢想する年長者と若者。この映画では、新旧の価値観を提示しながら、同時にいくつもの対比が描かれている。
それは、旧体制と新興勢力、或いは、新旧の世代間における対立を導くものだが、何も特別なことではない。地方の街では現実に起きている、どこにでもある普遍的な問題だからだ。それゆえ、対比によって描かれるのは、不寛容さを伴う闘争などではなく、世代を越えて共有すべき問題を顕在化させることなのだ。ただ、静かに、消えゆく、かつては隆盛を誇ったであろう街並み。グラフィティアートを媒介にした仁義なき戦いは、保安官と悪党との決闘を描いた西部劇のように、老店主と女子高生が言葉を介することのない睨み合いと闘いを繰り広げる。重要なのは、互いに相手の素性を知らない、どこかSNSのようなやり取りを、グラフィティアートというフィジカルなものを通して行っている点にある。それは、人間同士の軋轢が、人間同士の問題を解決する糸口になるのではないかと言わんばかりなのだ。
・職業怪人カメレオール(怪人・俳優)
『夢を描く』という言葉がとても好き。
将来への希望を心に描く様を表す言葉。
生きる事は痛みを多く伴う。
身体への痛みや心への痛み。
この映画の主人公は自分の痛みを芸術へと変換してこの世の美しさを描いていた。
グラフィティーの多くが言葉を描く。
心に沸き起こる情熱や喜び苦悩や葛藤などに色を注ぎ歓喜に満ちた美に変えている。
主人公が毎夜描くカラフルなグラフィティーはただの色付き言葉等ではなく美しい夢を描いているのだと感じた。
・福岡インディベンデント映画祭
ジャンルは違えど映画を志す人にもグッと来るであろうストーリーをテンポよく、楽しくかつ切なく描き、登場人物たちの言葉を超えたコミュニケーションに目が釘付けになる素晴らしい作品です。もちろん、グラフィティの見せ方もカッコいい。
・佐野泰臣(俳優)
ずっと見ていたい可愛い上書き。
そのときだから描けるもの。
そのときにしか描けないもの。
松尾監督が描いたものは、間違いないマスターピースです。
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