『陽だまりの彼女』(13)以来3年ぶりの主演映画となる上野樹里が、自分のペースで日々の暮らしを大切に生きる主人公の女性・彩を伸びやかに演じた映画『お父さんと伊藤さん』が10月8日(土)に公開いたします。
その公開に先立ち、主演の上野樹里さんに加え、主人公・彩の20歳年の離れた彼氏役を演じたリリー・フランキーさん、頑固ながらも愛くるしい一面を持つ主人公・彩のお父さん役を演じた藤竜也さん、本作を監督したタナダユキ監督が登壇するプレミアイベントが行われました。 またこの日は、父親・年上彼氏・娘というお題で募集した川柳の各キャストが選出した賞の発表も行いました。 『お父さんと伊藤さん』プレミア上映会 |
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満席になった客席を見て、
上野さん:無事にこの日を迎えられてほっとしています。沢山の方がこの作品を広めていきたいと思っていると思うとすごく嬉しいし、規模的にそこまで大きな映画ではないけど、自分の家族と照らし合わせながら身近に感じて、クスクスと笑ったりグッときたり、じっくり楽しんでもらいたいです。 と観客へメッセージを。彩の20歳年上の彼氏で給食センターで働く伊藤さんを演じたリリー・フランキーさんは リリーさん:どうも評判がいいらしい。このままいくと『ゴジラ』を超えるんじゃないかという勢い。 と茶目っ気たっぷりに話すと、会場から大きな笑いが。続けて リリーさん:何気ない家族の話だけど、それぞれの家族にとっての一大事。それを監督が軽妙にユーモアたっぷりに描いていて、最後には温かくなるような話になった。 と本作の魅力を語ると、彩の父親役の藤竜也さんも 藤さん:出来上がった作品を観て、期待以上にとてもいいものができたと思った。『龍三と七人の子分たち』に迫る勢いの取材のオファーなんですよ。どうします?これゴジラ超えちゃったら。 と嬉しそうに答えました。 タナダ監督:思いの外よかったと演者の皆さんが言ってくれてほっとしています。 と映画の評価とキャストの本作への想いの深さを聞き、胸をなでおろしました。 |
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キャスティングについて
タナダ監督:決めては最初のインスピレーション。妄想キャスティングが今回叶ってしまって自分が一番ビックリしています。 と語りました。本作の役について 上野さん:普段はピントが合わないような決して派手ではない人たちを描いている作品だけど、タナダさんはそこにチャーミングさを映してくれました。そういう役に30歳を目の前にした頃に出会えた。とてもいいタイミングだったと思います。 と振り返りました。 リリーさんは監督のインスピレーションでキャスティングをしたという話を聞いて リリーさん:俺は50歳過ぎたアルバイトのおじさんがバッチリなのか・・・。 と嘆げきました。 |
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3人の共同生活にちなみ「人と暮らすこと」について問われると
リリーさん:完全に行き遅れてしまっているが、この映画で家族に対しての意識が高まってきた。わずらわしいと思っている中に一瞬の幸せがあるんだなと感じた。 という対し、 上野さん:結婚って良いものですよ~。 と最近結婚された自身の経験も踏まえ答えました。藤さんもご自身の奥様に対して、 藤さん:長い年月を経て、色々な経験をして、今の僕と妻の関係は最高! と奥様との深いい話を語りました。 |
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この日は映画のテーマに合わせて「父親・年上彼氏・娘」というお題で映画公式サイトより募集した440通の川柳の中から、各人が選んだそれぞれの賞の発表するいという企画を実施。
最後に・・・ 上野さん:気負わずに構えることなく気楽に観てほしい。笑いたくなったら笑って、とにかく楽しんでください! と舞台挨拶をしめました! 映画『お父さんと伊藤さん』 10/8(土)より、新宿バルト9他全国ロードショー 物語・・・ 「この家に住む!生活費は自分で払う!」息子夫婦の家を追い出されたお父さんが選んだのは・・・ |
上野樹里 リリー・フランキー/長谷川朝晴 安藤 聖 渡辺えり/藤竜也
原作:中澤日菜子『お父さんと伊藤さん』(講談社刊)
監督:タナダユキ
脚本:黒沢久子
エンディングテーマ:ユニコーン「マイホーム」
作詞:奥田民生 作曲:奥田民生
企画・製作・配給:ファントム・フィルム
©中澤日菜子・講談社/2016映画「お父さんと伊藤さん」製作委員会