沖縄国際映画祭もいよいよ最終日を迎えた3月30日(土)、シアター2にて、『第3回にーびち映画祭』が開催されました。 “にーびち”とはウチナーグチで“結婚”のこと。 沖縄県の結婚披露宴は、他県では類を見ないほど多くの知人・友人を招待し、素人芸~プロ並みの余興が繰り広げられ(これがメイン)、最後に全員でカチャーシーを踊り、宴を締めるという独特のもの。 その余興も最近は、一般でも気軽に映像機器やパソコンソフトを使って制作できることから、短編シネマのような映像余興が人気を博しており、これに注目し世界初と言っても過言ではない結婚式映像余興のNo.1を決定しようと企画されたのが『にーびち映画祭』です。 |
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この映画祭は披露宴の余興用の映像作品であれば、誰でもエントリーOKと、間口が広いのも魅力です。
2011年から沖縄県読谷村のFM読谷の主催で行われていて、第3回となる今回は沖縄国際映画祭とのコラボレーションが実現したそうです。今回は全エントリー35作品の中から審査員選考によって選ばれた10作品を予選として上映されました。 実行委員長であるFMよみたん代表の仲宗根朝治さんの開会宣言で上映はスタート。 今回選出された10作品は、以下の通り。 笑える作品、思わず涙ぐんでしまう作品など、短い時間の中に新郎新婦を思う気持ちがあふれていて、どれも素晴らしい作品でした。プロには絶対に作れない、一般の方たちならではのアイデアにあふれ、映像技術の進歩によりクオリティも高い作品が多かったです。上映後は、やはり人の幸せを祝うための映像だからか、会場中がほんわかとあたたかい空気に包まれていました。 |
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今回は審査員に加え、上映終了後にお客さんの投票によりこの10作品の中から選ばれるた5作品が、4月20日(日)に読谷村の残波ロイヤルホテルにて行われる本選に出場し、グランプリが決定となります。
審査員として参加している沖縄県出身のセブンbyセブンの宮平享奈緒さんは、「みんなクオリティが高くて、どれも素晴らしい!」といい、相方の玉城泰拙さんも「友達の披露宴で観ていたビデオが、いかに手を抜いていたか分かりますね」とのこと。 最後に実行委員長の仲宗根さんが「一生懸命映像を作ったのに、一回だけの上映ではもったいないというところから始まりました。最近は新郎新婦ご本人が出演したり、パソコンを使って本格的に編集したりしてクオリティも上がっています。皆さんの映像余興が、またこの場で観られることを期待しています。また来年もやりたいと思います」と、今後も続けていくことを宣言しました。 第5回沖縄国際映画祭ホームページ:http://www.oimf.jp/ |