《考える人》《地獄の門》で名高い“近代彫刻の父”オーギュスト・ロダン。没後100年を記念し、パリ・ロダン美術館の全面協力のもと、『ポネット』の名匠ジャック・ドワイヨンが、カミーユ・クローデルと出会ってからの愛と苦悩に満ちた彼の半生を描いた、『ロダン カミーユと永遠のアトリエ』が11月11日(土)新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマほかにて全国絶賛公開中です。
本日11月17日はロダンの命日。 |
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ロダンはちょうど100年前の1917年11月17日に、映画の撮影地でもあるパリ南西にあるムードンにて77歳で亡くなった。今年は没後100年ということで、世界各地でロダンに関するイベントが開催されている。フランスでは国立造幣局がロダン没後100年を記念し、ロダンの横顔と「考える人」が刻印された4種類の記念硬貨を発行。すでに会期は終了しているが、パリのグラン・パレ国立ギャラリーでは大回顧展「ロダン没後100年記念展覧会」が、パリのロダン美術館では「キーファー-ロダン展」が開催された。
ロダン人気の高い日本でも数々のイベントが開催されている。映画の中でもロダンがヌードモデルをデッサンする姿が印象に描かれているが、上野の国立西洋美術館では、ロダンのデッサンに着目した「《地獄の門》への道―ロダン素描集『アルバム・フナイユ』」展が来年1月28日まで開催中。また、命日の11月17日には、ロダン没後100年を記念し、今年のパリ、グラン・パレでのロダン大回顧展でも上映された「ディヴィノ・インフェルノ―そしてロダンは《地獄の門》を創った」が特別無料上映会される。 オーギュスト・ロダン《バルザック》 |
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映画『ロダン カミーユと永遠のアトリエ』
は11/11より新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマほか全国公開中。 没後100年を迎える、“近代彫刻の父”オーギュスト・ロダン(1840~1917)。《地獄の門》や、その一部を抜き出した《考える人》で高名な19世紀を代表する芸術家である。彼は42歳の時、弟子入り切望するカミーユ・クローデルと出会い、この若き才能と魅力に夢中になる。本作はロダン没後100年を記念し、パリ・ロダン美術館全面協力のもと、『ポネット』(96)、『ラ・ピラート』(84)の名匠ジャック・ドワイヨンが、ロダンの愛と苦悩に満ちた半生を忠実に描いた力作である。 |
監督・脚本:ジャック・ドワイヨン
撮影:クリルトフ・ボーカルヌ
衣装:パスカリーヌ・シャヴァンヌ
出演:ヴァンサン・ランドン、イジア・イジュラン、セヴリーヌ・カネル
2017年/フランス/フランス語/カラー/シネスコ/120分
配給:松竹=コムストック・グループ
© Les Films du Lendemain / Shanna Besson