向井理が自ら企画し映像化を熱望した映画『いつまた、君と ~ホーリージュンザイライ何日君再来~』が6月24日(土)より全国公開されます。
本作品の原作は、向井理の祖母・芦村朋子の半生記を綴った「何日君再来」。向井理が大学生のときに、祖母の手記をパソコンで打ち直し、家族や親戚と共に自費出版をして、卒寿(90歳)をむかえた祖母へお祝いとしてプレゼントしたもの。この原作をもとに向井理自身が7年前から映画化を熱望し、企画にも携わった意欲作。 本作の原作自体が、朋子から吾郎に宛てたラブレターになっていることや、劇中にも吾郎から朋子や子供達に宛てた愛のある手紙が登場することから、朝日新聞社協力により、愛する人へ送る<ラブレターコンテスト>表彰式を行い、夫婦・親子・兄弟姉妹・祖父母・孫など愛する人へ送るラブレターの一般募集を行いました。 応募者の中から、向井理と脚本の山本むつみが最も気に入ったラブレターをそれぞれ発表、紹介し表彰式を行いました。家族への深い愛が伝わる手紙ばかりで、場内からはすすり泣きも。 『いつまた、君と〜何日君再来〜』ラブレターコンテスト |
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企画・出演の向井理、脚本の山本むつみが温かな拍手で迎えられ、 向井さん:本日は雨の中、お越しいただきましてありがとうございます。昨年2月頃に映画を撮っていて、そこで宣伝部の方と『ラブレターにちなんだイベントをやりたいね』という話をしていました。『この映画はきっと朋子さんが吾郎さんに向けた最大のラブレターなんじゃないか』という話を現場でしていたんです。それでこういう企画を、たくさんの人に支えていただいて実現することが出来ました。今日は映画の上映もあるので、楽しんでいってください。 との挨拶からスタート。 本コンテストを主催した朝日新聞社より宮崎伸夫 朝日新聞社総合プロデュース室長も参加し、ラブレターの表彰式へ。 |
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【第一三共ヘルスケア賞】の発表 プレゼンターの宮崎室長から、大場宏子さんの「4人の子供を連れ引き揚げて来た母へ」というラブレターが読み上げられた。 宮崎室長:戦時中、もしくは戦後の体験のもとにしたラブレターを多くいただいたのですが、このラブレターは最もその情景がクリアに浮かぶ、また“親子とは”“家族とは”、それから“戦争と平和とは”こういったことを深く考えさせられるラブレターでしたので、選ばせていただきました。 と選考のポイントを語った。そして受賞者の大場宏子さんが登壇、 大場さん:いつも、母のことを忘れたことはありません。(質問を受けて)兄の奥さんにラブレターの内容を話したら、『その話耳タコができるほど聞いたわよ』と言われました(笑)こんなに立派な賞をいただいて、とっても嬉しく、感謝しております。ありがとうございます。 と喜びのスピーチしたあとに、手紙を聞いていた 向井さん:映画の中では引き揚げ船のシーンもあるんですが、皆さん本当にすごく大変な思いをされていて、沈没する危険性がある中で日本に着くがどうかも分からない混乱の中で引き揚げてきたと聞いていました。このお手紙を拝読して、自分の祖父母も同じような体験をしたんだなと思うと感慨深いものがありました。 とコメントをよせ、 山本さん:朋子さんと重なるなと感じました。何歳になっても母親って恋しいものだなと凄く共感しました。素敵なラブレターでした。 と語った。 【優秀賞】の発表 山本さん:このお手紙は読むたびに涙が出てきます。朋子さんが吾郎さんを表した言葉に『そばにいてくれるだけで満たされる人』がという言葉があります。この手紙のお父さんもそんな存在なんだと感じました。とっても素晴らしい手紙でした! と語り、 白田さん:ただただ大好きな父ですが、なかなか言葉にできない中でこういう機会があったので、お手紙を書きました。昨日病床の父の前で手紙を読んだところ、とても嬉しそうな顔をしてくれました。今日はありがとうございます。 と語りました。 向井さん:手紙に優劣はないですけれど、愛情が凄く伝わってきて、また親子の関係性が伝わってくる、とても素敵な手紙でした。 と感想を述べた。
高橋さん:親父は80歳から認知症になって、本人も大変だったんでしょうけど、介護する家族もとっても大変でした。でも(認知症に)なったら、もうしょうがない!お願い!という気持ちで書きました。 と語った。向井さんは、この手紙を選んだポイントとして 向井さん:文面が、奥さんに語りかけるように書かれていて、それだけで情景が浮かぶようなお手紙でした。好きとか愛してるという言葉はないですが、お互いに思い合っている夫婦で、お二人の姿が浮かぶ素敵なラブレターだと思い、こちらを選びました。 と語った。 感動冷めやらぬまま表彰式は一旦終了し、MCとの質疑応答パートへ。 まずは今回たくさんの応募があり、選ばれなかったラブレターにもいいものがたくさんあったそう。 と語り、 山本さん:時に電車の中で読んで泣きそうになったりしながら、何日もかけて読みました。 と語った。 また、劇中に吾郎から朋子に手紙を贈るシーンが登場すること、敢えてこのシーンを脚本に入れたことについて、 山本さん:手紙のシーンはこの映画の肝。夫婦が築いた年月が凝縮されるシーン、吾郎の思いを込めたシーンで、大事にしたかったんです。手記をもとに脚本を書いていきましたが、手紙のシーンは自分で読んでいても泣いちゃいました。 と手紙のシーンに強いこだわりがあったことを話し、これを受け、 向井さん:吾郎から朋子に贈った手紙のシーンは、実は尾野さんは本番の前まで何も書かれていない白紙でテストを行い、本番だけ本物の直筆の手紙を観て演技したそうですが、泣きすぎて撮影がストップするほどだったそうです。 と撮影秘話を披露。 また、「手紙」に関する質問も飛び出し、これまでにもらった手紙のエピソードとして、 向井さん:以前に番組のロケで伺った農家の方とは、ずっと文通を続けています。また、あるドラマの撮影では女性のAP(アシスタントプロデューサー)さんから手紙をいただいたことも。また一緒にお仕事しましょうと書かれていましたが、お互いの目標にもなるし、頑張れるなと思いました。 山本さん:実家の北海道の母から小包とともに手紙が送られてくるんですけど、手紙は、例えばメモ紙程度に書かれたものでも捨てられないですね。 と回答。 |
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最後に、
向井さん:ありがとうございました。今日のイベントはドキドキしていましたが、とても温かいイベントになりました。映画を象徴するイベントになったなと思います。すべての人に見ていただきたい映画が出来ました。今日は本当にありがとうございました。 と熱い感謝の言葉を伝え、舞台挨拶を締めくくりました。 『いつまた、君と〜何日君再来〜』 6月24日(土)より、TOHOシネマズ 新宿他全国ロードショー 物語・・・ |
出演:尾野真千子 向井理 岸本加世子 駿河太郎 イッセー尾形 成田偉心 / 野際陽子
原作:『何日君再来』芦村朋子
主題歌:「何日君再来」高畑充希(ワーナーミュージック・ジャパン)
脚本:山本むつみ「ゲゲゲの女房」「八重の桜」
監督:深川栄洋「神様のカルテ」「60歳のラブレター」
製作:「いつまた、君と ~何日君再来~」製作委員会
配給:ショウゲート
(C)2017「いつまた、君と ~何日君再来~」製作委員会