映画情報どっとこむ ralph ヨル(夜)の綱渡り。
17歳という年代を生きる少女たちは、暗闇のなかで綱渡りをしているような、そんな危うい毎日を生きている。映画『少女』は、湊かなえ(原作)×主演・本田翼、山本美月×監督・三島有紀子=4人の“女性たち”が仕掛ける、“死”にまつわる禁断の世界を描いた長編ミステリーです。
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そして、ついに迎えた本日10月8日(土)公開初日を迎え、主演の本田翼さん、山本美月さんをはじめ、稲垣吾郎さん、佐藤玲さん、児嶋一哉さん、三島有紀子監督、原作の湊かなえ先生の総勢7名による初日舞台挨拶が行われました。

『少女』初日舞台挨拶
日付:10月8日(土)  
場所:新宿バルト9 シアター9
登壇:本田翼、山本美月、稲垣吾郎、佐藤玲、児嶋一哉、三島有紀子監督、湊かなえ(原作)

映画情報どっとこむ ralph 本編上映後の舞台挨拶にキャスト陣が登壇すると声援と拍手の渦に。大盛り上がりの中、イベントはスタート。

映画鑑賞後の興奮冷めやらぬ観客に本田さんをはじめとするご登壇の皆さんに、無事に初日を迎えた気持ち・・・そして、自分の中の闇とは。

まずはご挨拶から・・・

本田さん:無事初日を迎えられてとても嬉しいです!キャンペーンでは、皆さん温かく迎え入れて下さったこともすごく良い思い出になっています。

山本さん:今日、無事初日を迎えて嬉しい反面、私達の手から離れてお客様の元に行くのが寂しい気持ちもあります。キャンペーンでは、地元の福岡を訪れ、学校で舞台挨拶をさせて頂いたんですが、後輩の子たちから「美月先輩、おかえりなさい」と言って頂けたことがすごくうれしかったです!ちなみに、私の母校は登下校時は必ず一礼、スカートの丈はひざ下10cmなどと校則が厳しい学校だったので、今回映画に出てきた学校と似ているんですよね。

稲垣さん:生きていく中で誰もが抱える闇や心の傷に寄り添う好きな作品となりました。皆様も気に入ってもらえて2回3回と観に来てもらえればうれしいです。

佐藤さん:こんなに沢山の人に観て頂け嬉しいです。

児嶋さん:(登場するやいなや)児嶋だよ!(笑) 僕がこの場にいるのは場違いに見えるかもしれませんが、初日を迎えることができとても嬉しいです。

三島監督:この映画は皆様の闇を開くかもしれませんが、寄り添い、その先を見つめて頂けたらと思います。

湊先生:「人が死ぬところを見たい」というこの映画のテーマは、後にも先にもこの映画だけだと思います。ハッピーエンドかバッドエンドか、皆さまそれぞれ感じ方は違うと思いますが、今回、素晴らしいキャスト・スタッフの皆様に映画と言う形にして頂け、とてもうれしく思っています。

映画情報どっとこむ ralph 久しぶりに再会した稲垣さんについて

三島監督:10代の方には共感してもらえたという意見を多く聞き、幅広い世代の方に自分の闇を見つけたと言って頂けました。男性の方にも児嶋さんが扮する自信に満ち溢れた教師役に共感したという声を聞き、特に冤罪で稲垣さんの役にも共感する方が多く、男性の方も心の傷が多いなと感じました。稲垣さんと初めてお会いした時に、稲垣さんは一歩下がられて話されるんですよ。その感じがこの役のイメージにぴったりだと感じました。(稲垣さんもパーソナルスペースは大切です!(笑)と答えました。)なので、演じるときにも他の人と距離を持っていただくことをお願いしました。あと、稲垣さんは体が堅そうだと思い、通勤のシーンは車でなく、自転車での通勤シーンにしました。自転車のこぎ方がぎこちなく、それが逆に良かったです(笑)

稲垣さん:本田さんと山本さんの役は大変な役で、自分が20代なら演じきれないのではないかと思いました。それを演じる2人の集中力が凄かったです!本田さんとは現場が一緒になることも少なかったですが、役柄上、あまり現場では会話はしなかったです。でも今思えばもっと話せば良かった(笑)児嶋さんとは和気藹々としていたんですけどね。(児嶋さんから「現場は一度も一緒ではないです。」とツッコまれ会場は笑いに包まれました。)

本田さん:稲垣さんと挨拶しか出来ていないです。(稲垣さんから「僕は話しかけにくいよね」と言われ)話しかけにくかったです!(笑)

山本さん:後半の泣くシーンは何回もやり直して、何時間もかかってしまいました。でも稲垣さんは嫌な顔をせず、優しく真摯に付き合ってくださって、結果すごく良いシーンが撮ることができました。最後は、嬉しくて本当に泣きそうになっちゃいましたね(笑)

映画情報どっとこむ ralph 自分たちが抱える闇を・・・

本田さん:休みを頂いたのですが、一日中ご飯も食べずにぶっとうしでゲームしていました(笑)

山本さん:3日間休みを頂いたのですが、友達を誘うこともなく、ずっとアニメを見続けてたことですかね…(笑)1クール分すべて見ていました。

稲垣さん:僕は基本、闇ですね(笑)蛍光灯NGなんで、自宅は電気もほぼ付けず、間接照明とろうそくで闇のような場所で過ごしています。

児嶋さん:自分が出た番組のウケたところを何回も観て笑っていない人がいたら次会った時にそれを思い出し心から笑えない自分がいます(笑)

佐藤さん:私の家は子犬を飼えないので、1週間だけ祖母の家で預かったんですが、今はもうその子犬が忘れられず2週間程、子犬の夢を毎日見続けています。その寂しさを何で埋めたらいいですかね…(笑)

湊先生:以前、私の小説を読んでくれた人が、お会いした時に「本当によかったです」とおっしゃって頂いたんです。あるとき、その方のブログを発見して読んだら、めっちゃ、悪口が書いてあったんです(笑) その方が、もしこの映画を観て、ブログにどう書くのか楽しみです(笑)

三島監督:今回、高校生がおじさんを土下座しているのを、携帯の写メで撮るというシーンがあるのですが、それは実は、私の友人のことなんです。友人の場合は、サギではなくて、本当に痴漢に合って、それで「土下座させてやりました」っていうことなんですが、それを、自分の映画でネタにしてしまう、というのが、私の<闇>です。

と闇が明かされました・・・あなたのそっとかかえる闇は何?

映画『少女』大ヒット上映中!
少女ポスター
公式サイト:
www.shoujo.jp

自分自身に向ける「死にたい」という想い、他者に向ける「死ねばいいのに」という想い。

死というものが何なのか分からないからこそ、少女たちは死に興味を持つ。女子校のなかに潜む闇、そこで生きる2人の少女が抱える闇、物語が進むにつれて点と点がつながっていく。そして“死”というキーワードによって導き出される結末には一体、何があるのか? ヨルの綱渡りの先にあるものとは……。

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原作:湊かなえ『少女』(双葉文庫)
監督:三島有紀子(『ぶどうのなみだ』『繕い裁つ人』)
出演:本田翼、山本美月、真剣佑 佐藤玲 児嶋一哉 / 稲垣吾郎

配給・宣伝:東映
(C)2016「少女」製作委員会

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