5月21日より公開中の「ディストラクション・ベイビーズ」(真利子哲也・監督/柳楽優弥・主演)が、今年で69回目を迎える、ヨーロッパを代表する国際映画祭「ロカルノ映画祭」の「新進監督コンペティション部門」に正式招待されました!
真利子哲也監督がコメントを寄せています。 監督:ロカルノ国際映画祭に選出されたことは自分にとって大きな出来事で、改めてこの映画を作ってよかったと思いました。この映画が海外でどのように観られるのか、今からとても楽しみです。 |
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本作で商業デビューをした真利子哲也監督は、2011年にも自身の中編作品「NINIFUNI」で同映画祭の「オウト オブ コンペ部門」に特別招待を受け、注目を集めていて、映画祭プログラムディレクターであるマーク・ペランソン氏曰く、
ベランソン氏:真利子哲也の二本目の長編映画である「ディストラクション・ベイビーズ」という衝撃作を、そして再び真利子哲也監督をロカルノ国際映画祭へ迎えられることに、我々は非常に興奮している。主演の柳楽優弥さんの素晴らしい演技を筆頭に、本作は確固たる姿勢で日本社会の問題に真正面から向き合った唯一無二の映画だ。彼を直ちに日本でもっとも重要な映画作家のひとりとしての地位を確立させるその演出に、我々は大変感銘を受けた。 と熱いコメントを寄せています。 アーティスティック・ディレクターのカルロ・シャトリアンは シャトリアン氏:私は「ディストラクション・ベイビーズ」の二人の兄弟の衝撃的な物語に驚かされた。こんなにも違うはずの兄弟なのに、共に彷徨える魂であるように私には思えた。それ故この映画は暴力に関するものというより、むしろ心底愛情を必要としている世代を描く映画であると思わせる。 とコメントしました。 第69回ロカルノ映画祭は2016年8月3日~13日に、スイス・ティチーノ州ロカルノにて開催されます。 |
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「ディストラクション・ベイビーズ」
本作は、テアトル新宿、シネマート新宿ほか全国で大ヒット公開中です。 公式サイト: タイトルの由来は、「Distraction=気晴らし、動揺」だけでなく、「Destruction=破壊」という、類似する発音で2つの意味を持った言葉から、この映画の若者たちの群像劇を象徴するタイトルとなった。 |
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ストーリー 愛媛県松山市西部の小さな港町・三津浜。海沿いの造船所にふたりきりで暮らす芦原泰良と弟の将太。喧嘩に明け暮れていた泰良は、ある日を境に三津浜から姿を消す―。 松山の中心街、強そうな相手を見つけては喧嘩を仕掛け、打ちのめされても食い下がる泰良。彼に興味をもった北原裕也が、「おもしろいことしようや」と声をかける。通行人をターゲットに無差別に暴行を加え、車を強奪したふたりは、乗り合わせていた少女・那奈と松山市外へ向かう。その頃、将太は、自分をおいて消えた兄を探しに松山市内へとやってきていた―。 LINEスタンプ好評配信中! |
キャスト:柳楽優弥 菅田将暉 小松菜奈 村上虹郎 池松壮亮 北村匠海 三浦誠己 でんでん
監督・脚本:真利子哲也
脚本:喜安浩平
製作幹事:DLE
配給:テアトル
©2016「ディストラクション・ベイビーズ」製作委員会