映画情報どっとこむ mari 世界に先駆けてデジタルシネマにフォーカスし、次代を担う若手映像クリエイターの登竜門として 2004年にスタートした「SKIPシティ国際 Dシネマ映画祭」は、これまで、カンヌ国際映画祭で 3冠に輝いたトルコの巨匠ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督を日本でいち早く紹介!

さらに日本人監督では、白石和彌監督(最新作『日本で一番悪い奴ら』)、中野量太監督(最新作『湯を沸かすほどの熱い愛』)など期待の新鋭監督が多数、この映画祭からメジャーに進んでいます!

そして来る 7月 16日(土)~24日(日)の 9日間、本映画祭は 13回目の開催を迎えますが、本日 6月 2日(木)、都道府県会館(東京・永田町)にて記者発表が行われました!
Dシネマ映画祭2016記者発表1

記者会見では、オープニング作品、特別招待作品、コンペティション部門ノミネート作品をはじめとする全上映ラインナップを発表が行われました。

映画情報どっとこむ mari オープニング作品は、昨年から若手監督を抜擢して映画祭が長編を製作する方法をとっていて。
今年は熊谷まどか監督が初長編映画に挑み、つみきみほ、田島令子主演で描く人間賛歌『話す犬を、放す』をワールド・プレミア上映!

女優としてのキャリアに行き詰まる娘と、認知症を発症し、かつての飼い犬の幻視に悩む母、それぞれの葛藤を通して、あったかもしれない「もう一つの人生」を思い描いたことのある全ての人に贈る人間賛歌です。主演のつみきみほさん、田島令子さん、眞島秀和さんらがオープニング・セレモニーに登壇し開催初日を彩ります。記者発表では、熊谷まどか監督、主演のつみきみほさん、田島令子さんが登壇し、作品への意気込みを語りました。
Dシネマ映画祭2016記者発表オフィシャル2

熊谷まどか監督コメント:
この作品は、レビー小体型認知症を扱っていますが、自分ではクスッと笑えるコメディだと思っています。心を込めて作った作品で、今仕上げの最中だが、手応えを感じてるいのでぜひ期待して欲しい。

つみきみほさんコメント:
台本を読んだときから魅力的な母親だと思っていたら、現場でお会いした田島さんも本当に魅力的な方で、楽しく演じさせていただいた。上映を楽しみにして欲しい。

田島令子さんコメント:レビー小体型認知症を発症した母親を演じるというのは難しいかなと思っていたが、熊谷監督、つみきみほさんととても楽しく撮影することができた。映画祭でのお披露目を楽しみにしている。

また、本年の第66回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(芸術貢献賞)受賞の『長江図』を含む中国映画2作品を特別招待作品としてジャパン・プレミア上映!

映画情報どっとこむ mari 本年の新たな企画のひとつ、「特別招待作品」では、今年のベルリン国際映画祭で撮影監督の李屏賓(リー・ピンビン)が銀熊賞(芸術貢献賞)を受賞した、悠久の長江を舞台に綴られる夢幻的なラブ・ストーリー『長江図』と、中国・ドイツ合作のラブ・コメディ、『I PHONE YOU』を<ジャパン・プレミア>として上映します。いずれも、早ければ来年には北米を追い越し世界最大の映画市場になると予測される中国で、インディペンデント映画のプロデューサーとして海外との合作にも注力しているワン・ユー氏が手がけた 2作品であり、ワン氏は本年の長編部門国際審査員も務めます。7月 21日(木)の『 I PHONE YOU』上映後には、本作のタン・ダン監督、 7月 23日(土)の『長江図』上映後には、ワン氏による Q&Aを開催予定。作品の背景だけでなく、沸騰する中国映画市場の動向についても伺える貴重な機会となります。

長編部門(国際コンペティション)
LA映画祭で「 USフィクション賞」を受賞し、日本人監督として初めてアメリカのインディペンデント・スピリット賞でジョン・カサヴェテス賞にノミネートされた、福永壮志監督の『アウト・オブ・マイ・ハンド』や、南太平洋バヌアツで史上初めて全編にわたり撮影され、昨年のヴェネチア国際映画祭、批評家週間コンペティションで最優秀賞にあたる観客賞を受賞した悲劇のラブ・ストーリー『タンナ』(バヌアツ映画は本映画祭初エントリーおよびノミネート)、ほかにも 13回目にして初ノミネート国となった、インドの『ニュー・クラスメイト』、キルギスの『アンダー・ヘヴン』など、海外では既に大きな話題を呼んでいる作品のジャパン・プレミア上映をはじめ充実のラインナップとなりました。

短編部門(国内コンペティション)
注目の若手俳優、高杉真宙主演の恋愛ドラマ『想影』や、高岡奏輔主演で映画業界の闇を描く『 FIVE PERCENT MAN』、TV「ワイドナショー」で女子高生コメンテーターとして話題を呼んだ青木珠菜主演の青春ドラマ『夕暮れの催眠教室』など、若手から実力派まで揃った出演陣も見どころの、若手監督たちの野心作がノミネートしました。

アニメーション部門12作品
*水江未来、小野ハナなど海外でも高く評価されるクリエイターの作品や、 Youtubeで話題となったフル CGアニメ『東京コスモ』、マンガ家としても活躍するクリハラタカシの『 Happy Bogeys Episode 11-13』など、ジャパニーズ・アニメーションの未来を担う作家たちの作品をコンペティション上映!

長編アニメーション上映『バケモノの子』、『心が叫びたがってるんだ。』
*期間中の 7月 22日(金)を「アニメ DAY」と題し、昨年の大ヒットアニメ 2作品を上映!

映画情報どっとこむ mari さらに昨年、『海街diary』のバリアフリー上映やシネマ歌舞伎『春興鏡獅子』など盛りだくさんな映画祭になる模様!

<SKIPシティ国際 Dシネマ映画祭 2016開催概要>

会期: 2016年 7月 16日(土)~ 7月 24日(日)
会場:
SKIPシティ映像ホール、多目的ホールほか(川口市上青木 3-12-63)
彩の国さいたま芸術劇場(さいたま市上峰 3-15-1)[ 7/17、7/18のみ]
こうのすシネマ(鴻巣市本町 1-2-1エルミこうのすアネックス 3F)[ 7/17、7/18のみ]

主催:埼玉県、川口市、 SKIPシティ国際映画祭実行委員会、特定非営利活動法人さいたま映像ボランティアの会

*前売券販売期間:
6月 3日(金)~ 7月 15日(金)まで、セブンチケット、チケットぴあほかにて販売。

上映作品の詳細や、スケジュールなどは公式サイトでご確認ください。

公式サイト: www.skipcity-dcf.jp

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