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広瀬すず カンヌ国際映画祭に登場

 
9月5日(金)より公開となる、広瀬すず主演映画『遠い山なみの光』が、5月13日(現地時間)から開催されている第78回カンヌ国際映画祭 「ある視点」部門に正式出品され、石川慶監督、原作者でありエグゼクティブ・プロデューサーのカズオ・イシグロさん、広瀬すずさん、吉田羊さん、カミラ・アイコさん、松下洸平さん、三浦友和さんの7名がカンヌ入りし、大勢の記者に囲まれたフォトコール、公式上映、そして囲み取材と華々しいレッドカーペットに参加しました。
遠い山並みの光

第78回カンヌ国際映画祭

フォトコール・公式上映・囲み取材・レッドカーペット
参加者:石川慶、カズオ・イシグロ、広瀬すず、吉田羊、カミラ・アイコ、松下洸平、三浦友和(7名・敬称略)
実施日:5月15日(木)
《フォトコール》 10:05~(日本時間:5月15日(木)17:05~)
場所=PALAIS DES FESTIVALS
《公式上映》 11:10~(日本時間:5月15日(木)18:10~)
場所=THEATRE DEBUSSY
《囲み取材》 13:50(日本時間:5月15日(木)20:50頃~)
場所=Le Gray d’Albion内Esterel 2
《レッドカーペット》17:30~(日本時間:5月15日(木) 24:30~)
場所=AUDITORIUM LOUIS LUMIERE

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フォトコール

 
海辺の街カンヌが輝く晴天が広がる中、公式上映に先駆けて行われたフォトコールでは、ルイ・ヴィトンの白いノースリーブのドレスに身を包んだ広瀬すず、赤白の「寿ぎ」着物スタイルの吉田羊、アルマーニのタキシード姿の松下洸平と、HUGO BOSSのタキシードを着こなす三浦友和らキャスト陣に加え、プラダのフォーマルスーツに身を包んだ石川慶監督、そしてノーベル文学賞受賞作家のカズオ・イシグロらが登場。「ヒロセ!ヒロセ!」「スズー!」というコールや、視線を求める呼びかけも飛び交って、世界中のカメラマンが広瀬の視線を取り合う場面も。広瀬も手を振ったり、満面の笑顔で大勢のマスコミ陣の呼びかけに応えていた。日本を象徴するような赤と白の着物でポーズを取る吉田にも会場は大盛り上がりし、登場時にカメラマンたちに一礼する姿が印象的だった三浦は、逆にカメラマンたちを動画撮影するなどして会場を沸かせていた。1ショット撮影のラストを飾った松下も「マツシタ!」の呼びかけに手を振って撮影に応じ、撮影の最後には大きな拍手が起こった。
遠い山並みの光
主演の広瀬すずは、2015年に参加した是枝裕和監督作『海街diary』以来10年ぶり2度目、吉田羊、松下洸平、三浦友和は初めてのカンヌ国際映画祭への参加となる。本作の原作者であり、エグゼクティブ・プロデューサーも務めるカズオ・イシグロは1994年にクリント・イーストウッドやカトリーヌ・ドヌーヴらと共にコンペティション部門の審査員を務めたが、出品者としての参加は今回が初。ヴェネチア国際映画祭などで高い評価を受ける石川慶監督もカンヌへは初の参加となり、1950年代の長崎と1980年代のイギリスで生きる女性たちを描いた本作のキャスト・スタッフが満を持して映画の聖地であるフランス・カンヌの地を踏んだ。
 

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上映前の舞台挨拶

 
公式上映の会場であるTHEATRE DEBUSSY(ドビュッシー劇場)の会場内に監督やキャスト達が入ると満席の客席からは溢れんばかりの拍手が。
遠い山並みの光
上映前の舞台挨拶では、温かな歓迎を受けて感動の面持ちの一同を代表し、石川監督が「ボンジュール!こんにちは。今日は本当にこの映画をずっと支えていただいたカズオ・イシグロさん、それから本当にずっと映画で戦ってくれたスタッフ・キャストの皆さんと、そして朝からこの会場に駆けつけていただいた皆さんと、この特別な瞬間を共有できることをとても嬉しく思っています。今日は自分も一観客に戻って映画を楽しみたいと思います。」と挨拶をし、観客を含めた本作に関わる全ての人たちへ感謝を伝えた。その後、司会を務めていたカンヌ国際映画祭総代表のティエリー・フレモー氏が、予定になかったカズオ・イシグロにマイクを向けスピーチをリクエスト。「これは台本に書かれていなかったよ!」と笑いを誘いつつも、「この映画は私が25歳の時に書いた本がベースになっています。ひどい本なんです(笑)。私が書いた初めての本でして。でもひどい本から素晴らしい映画になるという長い長い歴史が映画にはあります。石川監督が本作の映画化の企画をくださったときに、素晴らしいアイディアだと思いました。美しい映画が生まれる可能性に満ちていた。そして、僕のその直感は正しかったんです。だから、今僕は次のひどい本を書こうと思ってます。どうもありがとう!」と、会場を大いに笑いに包み込むウィットに富んだスピーチを披露。ノーベル文学賞受賞作家の知的さとチャーミングさが入り混じる舞台挨拶に、上映前のボルテージは最高潮まで上がり、スクリーンに本編が流れ始めた。
 
上映終了後には作品を観た観客たちから5分にわたるスタンディングオベーションが起こった。
遠い山並みの光
エンドロールが始まった瞬間になりだした拍手は、場内の明かりが明転すると同時に観客総立ちの大きな拍手へ。圧倒的な高揚感に包まれたキャスト、石川、イシグロは満場の観客を見回し、改めて上映の余韻を噛み締めるように熱い抱擁を交わしたり、堅い握手を交わしながら、初の世界への披露となるこのワールドプレミア上映の熱気を全身に浴びていた。
 

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囲み取材

 

オフィシャル質問

質問 今のお気持ちを一言ずつ教えてください。
監督:昨日深夜に上映チェックをやっていたのでふらふらの状態で来ていて、どちらかと言うと終わった後の皆さんの顔を見たらすごい感動してしまって泣きそうになりました。チームが今回たくさんいたので、みんなでこの瞬間をシェアできたのは本当に良かったなと思います。ありがとうございます。
 
三浦:スタンディングオベーションって映画で初めて経験したので、やはり感動しますね。それがお決まりの、ということではなく、心からと感じたので本当に、、やっぱり感動しました。
 
松下:心からの拍手をいただけた時に、すごくグッとくるものがありましたし、皆さんと一つのものを作り上げて、それがこういった形で世界中の人に観てもらえるというのがこんなに名誉なことはないなと思って本当に極まりそうになって本当に涙が出そうになりました。
 
広瀬:すごく特別な空間の中で映画が届いたんだなというのをすごく実感できる瞬間だったなと、いまだにやっぱり景色が焼きつくような、そんな空間でした。
 
吉田:皆様の感動が伝わってきました。皆さんの反応が気になって、お客様の反応を一緒にこう目の端にとらえながら観ていたのですが、本当に皆さまぐっと物語の世界に入ってくださって、それをスタンディングオベーションという形で示してくださって本当に感謝だなと思いましたし、この映画に携わった全てのスタッフ・キャストの想いが報われた瞬間だなと感じました。
 
カミラ:私にとって初プレミアで、とても圧倒されましたが何よりもこの素晴らしい役者さん全員と共演できて本当に私は幸運だったなと感じ、このストーリーの一員として携わることができて本当に光栄です。
 
イシグロ:素晴らしい映画で役者の皆様のパフォーマンスが本当に最高だと思いました。あちらに私の妻がいるんですけれど、私がこの小説を書いた45年前からずっと付き合っていて、この小説を書いたのが本当に狭い部屋だったんですけれど、当時この小説がこんなに素敵な映画になって、カンヌ国際映画祭でプレミアをして、こんなに温かく歓迎されるとは全然思わなかったので素晴らしかったです。

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レッドカーペット

 
広瀬すず 10年ぶり2度目のレッドカーペットへ!
吉田羊、松下洸平、三浦友和、カズオ・イシグロ、石川慶監督と共に華やかに登場
遠い山並みの光 attends CASE 137 Red Carpet during the 78th edition of the Cannes International Film Festival on May 15, 2025 in Cannes, France.
sur le Tapis Rouge de DOSSIER 137 durant la 78e édition du Festival International du film de Cannes le 15 Mai 2025 à Cannes, France.
夕暮れに包まれたリュミエール劇場前のレッドカーペットに登場した『遠い山なみの光』一同。昼間のフォトコールから装いを新たに、ゴールドの大きなタフタが片袖についた黒のルイ・ヴィトンのドレスを身に纏った広瀬すず、映画が世界に羽ばたいていくようにとの願いを込めて選んだという鶴が大きく羽を広げた姿が印象的なアンティークの着物を凛と着こなした吉田羊、すらりとした高身長を活かしたタキシード風パンツスーツが印象的なカミラ・アイコ、アルマーニのタキシードに身を包んだ松下洸平、HUGO BOSSのタキシードを粋に着こなす三浦友和、英国紳士ならではのオーソドックスな黒のタキシードを着たカズオ・イシグロ、そしてプラダのタキシードでフォーマルな装いの石川慶監督らが登場。13日に実施されたオープニングイベントにて今年のカンヌ映画祭の審査員長を務める名優ジュリエット・ビノシュや名誉パルムドールを授与されたロバート・デ・ニーロ、レオナルド・ディカプリオにクエンティン・タランティーノなど、世界を代表する映画人たちが歩いたばかりのカンヌの象徴たるレッドカーペットに現れ、世界各国から集まった一般客やマスコミからの掛け声が絶えず響く中、一つ一つに丁寧に応えるかのように、手を振り笑顔を見せ、レッドカーペットを満喫。新人俳優として16歳で初めてカンヌの地を踏んでから10年。着実にキャリアを重ね、今度は主演俳優として2度目のレッドカーペットに舞い降りた広瀬も、満面の笑顔で中心に立ち、圧巻の存在感を見せていた。
遠い山並みの光
 
All photo ©Kazuko Wakayama

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第78回カンヌ国際映画祭

 
開催期間:5月13日(火)~5月24日(土)
※現地時間
世界中から選りすぐりの映画、そして映画人が集結する世界最大級の国際映画祭。今年は日本からの出品作品も多く、注目を集めている。
⽯川慶監督作品がカンヌ国際映画祭に選出されるのは初めて。カズオ・イシグロ⽒も、1994年にクリント・イーストウッドやカトリーヌ・ドヌーヴらと共にコンペティション部門の審査員を務めたが、出品者側として参加するのは初。
広瀬すずは2015年に参加した是枝裕和監督作『海街diary』以来2度目、吉田羊、カミラ・アイコ、松下洸平、三浦友和は初の参加となる。
「ある視点」部門の授賞式は現地時間5月23日(金)を予定しております。

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『遠い山なみの光』

 
今夏 全国ロードショー
 
 
石川慶監督作品がカンヌ国際映画祭に選出されるのは初めて。カズオ・イシグロ氏も、1994年にクリント・イーストウッドやカトリーヌ・ドヌーヴらと共にコンペティション部門の審査員を務めていますが、出品者側として参加するのは初。広瀬すずは2015年に参加した是枝裕和監督作『海街diary』以来2度目、二階堂ふみは初参加となります。華やかなワールドプレミアに是非ご注目ください。
 
2017年にノーベル文学賞を受賞し、「日の名残り」「わたしを離さないで」など、映画化作品でも非常に高い評価を受ける作家カズオ・イシグロが、1982年に綴り、王立文学協会賞を受賞した長編小説デビュー作品「遠い山なみの光」。自身の出生地長崎を舞台として繰り広げられる本作は、戦後間もない1950年代の長崎、そして1980年代のイギリスという、時代と場所を超えて交錯する“記憶”の秘密を紐解いていくヒューマンミステリー作品となっています。
監督を務めるのは石川慶。カズオ・イシグロも大ファンだという『ある男』(22)は、長編デビュー作『愚行録』(17)以来再びヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部⾨にてワールドプレミアを迎え、第46回⽇本アカデミー賞では最多13部⾨でノミネート、最優秀作品賞を含む最多8部⾨受賞という快挙を達成し、国内外で高く評価されました。本作が『ある男』以来3年ぶりの映画作品となります。
 
物語・・・
日本人の母とイギリス人の父を持ち、ロンドンで暮らすニキ。大学を中退し作家を目指す彼女は、執筆のため、異父姉の死以来足が遠のいていた実家を訪れる。母の悦子は、長崎で原爆を経験し、戦後イギリスに渡ってきていたが、ニキは母の過去を何一つ聞いたことがない。夫と長女を亡くし、想い出の詰まった家で一人暮らしていた悦子は、ニキと数日間を共にする中で、最近よく見るという、ある「夢」について語り始める。それはまだ悦子が長崎で暮らしていた頃に知り合った、佐知子という女性と、その幼い娘の夢だった――。
遠い山なみの光
遠い山なみの光

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原作:「遠い山なみの光」カズオ・イシグロ/小野寺健訳(ハヤカワ文庫)
監督・脚本・編集:石川慶 『ある男』 
出演:広瀬すず 二階堂ふみ
製作幹事:U-NEXT 制作プロダクション:分福/ザフール
共同制作:Number 9 Films、Lava Films
配給:ギャガ 助成:JLOX+ ⽂化庁 PFI
©2025 A Pale View of HIlls Film Partners
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