第28回東京国際映画祭コンペティション部門『FOUJITA』の記者会見、舞台挨拶、Q&Aが主演のオダギリジョー、中谷美紀、小栗康平監督ほかが登壇して行われました。
『FOUJITA』記者会見 |
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先ず行われたのが記者会見。
六本木ヒルズの49階の会見場に主演のオダギリジョーさん、妻役の中谷美紀さん、小栗康平監督、そして、フランス側プロデューサーのクローディー・オサールさんが登場。 小栗康平監督:実在した画家FOUJITAの作品を実際に使わせていただいてます。自在した人物ですが伝記的に撮った映画ではありません。1920年代のフランスと1940年代の戦争中の日本。二つ並べて浮かび上がらせる作りにしています。 オダギリさん:小栗監督が10年ぶりに作られる映画に呼んでいただけて本当に光栄です。正直フジタのことは知らなかったですし。それほど。。。いまだに興味があるわけじゃないですけど。。(爆笑)。出来上がった作品を観て久しぶりにいい映画を観たなと思いましたし、その中にオダギリジョーが存在出来たことに感謝しています。いい俳優になれたなと思ってます。 中谷さん:小栗監督久しぶりの作品に喜んで参加させていただきました。オダギリさんがまるで生き写しのようなたたずまいで中心にいてくださいました。私はフランスでの撮影はなかったのですが、お仕事で行った折に撮影を覗かせていただいて。現地スタッフとも一丸となっていて、ジョーのフランス語がとても素晴らしいとおっしゃっていたのが誇りに思いました。私もフジタを知りませんでしたが、フランスのアトリエに行かせていただいて、絵を拝見させていただいて。日本人画家がフランスの地で有名を馳せていたのを誇らしく思います。 オサールさん:フランス側代表で来ていますが、小栗監督、オダギリさんと中谷さん仕事が出来て大変うれしく思っています。それはクルーのみんなもそう思っています。映画はとても素晴らしい作品に仕上がっているともいます。 |
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Q:この題材を選んだのは?
小栗監督:1940年生まれで今年で70歳。そして、戦後70年。ようやくフジタにたどり着いたという印象です。 Q:フランス語はどのように学ばれましたか? オダギリさん:寛太に言うとセリフは決まっていたので、丸覚え。ただ、先生は役者じゃないので棒読みで。でもとりあえず覚えて。それを現地の役者さんにお芝居して吹き込んでもらって。感情を持ったフランス語に仕上げた感じです。響きから入れていきました。 Q:フジタはフランスではどのようなイメージですか? オサールさん:フジタはとても有名で。愛されています。今回前半はフランスでの彼の創作を描いています。絵画で生計を建てられていたほど愛されていました。後半で日本に戻ってからどのような作品を描いていたのかはフランスで知られていなかったのでそれを知れてよかったです。 Q:どのような女性をイメージして演じられましたか? Q:フジタとして演じるにあたって Q:オダギリさんをキャスティングしたのは? Q:フジタを描くにあたりどのように調べましたか? |
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11/14(土) 角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館 ほか全国ロードショー 公式サイト:http://foujita.info/ |
作品紹介
エコール・ド・パリ、戦時の日本
二つの文化と時代を生きた画家 藤田嗣治の、知られざる世界を圧倒的な映像美で描く。
1920年代、フランス・パリ。
「乳白色の肌」で裸婦を描き、エコール・ド・パリの寵児となったフジタ。
ピカソ、ドンゲン、モディリアーニ、キスリング、スーチン、ザッキン…時代を彩る画家たちと
美しいモデルの妻、カフェ・ロトンドでの華やかな日々。
1940年、第二次世界大戦を機に帰国。
「アッツ島玉砕」ほか数多くの“戦争協力画”を描き、日本美術界の重鎮に上りつめていく。
5番目の妻となった君代と、疎開先の村で敗戦を迎えることになるが―
小栗監督の静謐な映像美でフジタの知られざる世界が現出する、話題作。
出演:オダギリジョー、中谷美紀、アナ・ジラルド、アンジェル・ユモー、マリー・クレメール、加瀬亮、りりィ、岸部一徳、青木崇高、福士誠治、井川比佐志、風間杜夫
製作:K&A企画、小栗康平事務所/ユーロワイド
プロデューサー:井上和子、小栗康平、クローディー・オサール
監督・脚本:小栗康平
音楽:佐藤聰明
2015年/日本・フランス/日本語・フランス語/カラー/126分/PG12
特別協力:フジタ財団
協賛:ANA、株式会社ティエラコム
文化庁
(C)2015「FOUJITA」製作委員会/ユーロワイド