半年に渡る関東での4か所での上映が9月に終了した大原とき緒監督作品『ナゴシノハラエ』。
ナゴシノハラエ姫路上映会

この度、11月に関西で初上映が決定!

その後、函館の映画祭での上映も決定しているそうです。

ナゴシノハラエはとても衝撃的。

「私の恋人は兄だ」と言う告白から始まるこの映画は、二世代に渡る兄と妹の近親相姦の話を女性の目から映したものです。また、閉じられた世界で生きてきたひとりの女性が自分の足で開かれた世界へ歩いていく話でもあります。

そして、この作品のテーマは、冒頭で語られる詩(源氏物語)の「見し人の形代ならば身に添へて 恋しき瀬々のなでものにせむ」(その人がなくなった恋人の身代わりになるのなら、手元に置いて慈しもう)の「形代」と「身代わり」でもあります。流しても流しても流し切れずに何度も戻ってきては、また流され戻ってくるような想い。それは穢れや罪なのかもしれない。それでも穢れや罪なのではなく、そういうものとしてあり続けてもいいのではないかという肯定と願い。

愛の物語です。

姫路シネマクラブ特別自主映画上映会

『ナゴシノハラエ』 上映&監督トーク
「禁断のロマンス、関西初上映」
「身代わりの愛に生かされるのか、」

◆日時:2015年11月15日(日) …
①14:00~
②16:40~
各回上映後 大原とき緒監督ライブトークあり
15:50~
夢野久作『瓶詰の地獄』と『ナゴシノハラエ』
18:30~
映画で《感触》を表現する

◆会場:ブックカフェギャラリーQuiet Holiday
(兵庫県姫路市本町68)
http://quietholiday.net/
ナゴシノハラエ上映会MAP

◆料金:1200円(前売:1000円)
※前売券については、下記までお問い合わせ下さい。
お問い合わせ先: (主催)姫路シネマクラブ
tel:079-281-8007
e-mail: himecine97@yahoo.co.jp

◆最新情報、詳細はこちらまで
姫路シネマクラブ公式サイト:http://himecine.main.jp/himecine/

◆『ナゴシノハラエ』公式web:http://www.songriver-p.com/nagoshi/
FB:http://www.facebook.com/NAGOSHINOHARAE
Twitter:@NAGOSHI_

物語・・・
市川翠(すい)28才。十年間、実の兄である舜と恋愛関係を続けている。そのことは、友達の瑞穂をはじめ、誰も知らない。兄は母・絢子と暮らしている。
ある日、音信不通だった父・惇(まこと)から一冊の本が届く。その本『瓶詰の地獄』が二人の関係や周囲に波紋を起こしていく。そして、彼女は思い出す。夏越の祓。あの日、あの川に流したものは何だったのか。

流しても流しても流しきれなかったもの、それは・・・

ナゴシノハラエ相関図

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キャスト
市川翠☆SUI
薬袋いづみMINAI Izumi
市川 舜・淳=土山壮也
瑞穂・妹役B=神月叶
浜田 真=小口美緒
彗=大久保千晴
濱田 惇=横田創
郵便配達員=毛利浩秋
市川 絢子=大原とき緒
劇中劇『ビンヅメノジゴク』 キャスト: 兄役=こもだまり 
妹役A=野口有紀
2014/日本/108min/カラー

大原とき緒監督
神奈川県出身。東京造形大学デザイン学部卒業。
演劇を主なフィールドとして活動してきたが、2001年に中編『緑薫・・・』を監督し、映画を撮り始める。女性の部屋三部作の『緑薫・・・』に引き続き、短編『MATU☆KAZE』、7年のブランクを経て撮った『ナゴシノハラエ』が長編処女作。福島の原発事故を描いた短編『早乙女』がひめじ国際短編映画祭などで上映される。
*女性が行きたいところへ行って、見たいものを見て、好きなものを好きと言える*世界を願って作品を創り続ける。最も愛する映画監督は、ジャック・リヴェット。
  

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