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リバイバル上映舞台挨拶

 
2019年の字幕版公開を経て、翌2020年には日本語吹き替え版がロングランヒットを記録した、中国発のアニメ『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』。それから約5年、黒猫の妖精・シャオヘイの冒険ファンタジーが、続編『羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来』となって帰ってくるカムバック。11月7日(金)より、日本語吹き替え版&字幕版が同時公開を迎えます。
 
これを前に11月6日(木)まで、第1作目がリバイバル上映中。11月1日(土)には、シャオヘイ役・花澤香菜さん、フーシー役・櫻井孝宏さんが舞台挨拶に登壇しました。
羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来
 
リバイバル上映舞台挨拶
日時:2025年11月1日(土)
場所:新宿バルト9
登壇:シャオヘイ役・花澤香菜、フーシー役・櫻井孝宏/MC・森遥香
 

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花澤香菜、櫻井孝宏 登壇

 
リバイバル上映に多くのファンが集まった光景を目にして、「嬉しいです!」と笑顔を浮かべていた花澤さんと櫻井さん。
 
まずは改めて『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』が上映された当時の反響を振り返ることに。花澤さんが「漫画家の先生やアニメに携わる方など、クリエイターさんからも「『羅小黒戦記』が好き!」という声が上がっていて、
羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来
面白いものに敏感な方々も見つけてくださっていたのを感じました」と話すと、櫻井さんもこれに同意。アクションシーンに見られるカンフーのニュアンスなど、日本のアニメーションとはまた違う新鮮な映像体験があったことに触れつつ、「クリエイターさんから、自身の創作活動に良い刺激や影響を受けていると聞いています」と明かし、業界内でも厚く支持されていることが窺えました。
 
次に役柄の魅力を聞かれたおふたり。花澤さんはシャオヘイについて、「語るまでもないです。可愛いんです、とにかくっ!」と切り出し、「赤ちゃんかのようなモチモチ加減に、ケモ耳に……姿だけでも可愛いし。ちょっとやんちゃで、『そんな口いっぱいに食べ物を入れたら、喉が詰まっちゃうよ〜!』というような、モグモグする描写とか」と、シャオヘイ愛を爆発。
羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来
それだけでなく「なんだかんだ、自分の信念がちゃんとあって、良い男に成長するんだろうなって」と述べると、櫻井さんが「そんなことを考えていたの?」と驚いた様子を見せ、「客観的な私の視点ですけど!」と和やかな笑いに包まれる一幕も。「とにかくシャオヘイが生きる道を、“僕が選ぶ未来”を、見つけて進んでいく姿がカッコいいんです!」とバイブス全開で、このフローに乗った客席から拍手を浴びていました。
 
櫻井さんはシャオヘイについて、「正しいですよね」とコメント。立場をはじめ、いろんなものを背負ってしまう大人とは違う、子供ならではの純粋なシャオヘイの視点は正しいとしながら、「ちょっと頑固で、譲らないところもあって。良い男に成長するだろうなと」と、花澤さんの意見に賛同していました。
 
続いて櫻井さん演じるフーシーについて、「信念の妖精なんですよ」と言い表した櫻井さん。「自分の使命、目的を果たすために、一生懸命突っ走るキャラクターで、そのひたむきさが応援したくもなるし、切なくも見えます。理想を実現するのはなかなか難しい場合もありますが、彼の選んだ道はひとつの大きな理想であり、それを掴むために頑張るキャラクターです」。一方花澤さんは、「なんでこうなってしまったのかな……。手段が違ったら、分かり合えるところがあったのかな……」と切なそうな声色に。しかしそこから「でも! そこが、セクシーなんですよ!」と、ステージを右に左に闊歩してフーシーの魅力を挙げ連ね、「ね? 分かりますか!?」と客席に熱弁。「自分の美学を貫き通している。さらにそこに、櫻井孝宏の声が乗る! もう最高!!」と彼の魅力を語り上げ、盛大な拍手を贈られていました。
 
 
息遣いの芝居は・・・
 
次に第1作目のアフレコ当時を思い返したおふたり。花澤さんは原音のお芝居が素晴らしいため、プレッシャーも感じていたそう。世界観を崩さず、でも真似でもない、ヤンチャで可愛らしいシャオヘイをどう表現するか――自分なりに“彼がどう成長するのか”考えて演じたことを打ち明けます。
 
そんな花澤さんのシャオヘイを、「可愛い……可愛いですよね……可愛いし……」と語る櫻井さん。「『可愛い』って、3回言った……やったあ!」と喜ぶ花澤さんを挟みつつ、櫻井さんは「歯切れが良い原音版の雰囲気を、日本語でどうローカライズするか?という点で、花澤さんはピッタリ。キャラクターを豊かにしているなと思いました」と述べ、これに花澤さんは「嬉しい」と笑顔を咲かせていました。
 
一方櫻井さん自身はフーシーを演じる際、原音版では息遣いが入っている箇所も、吹き替え版ではあえて入れなかった部分があったことを明かします。アクションシーンが大きな見どころとなるうえで、原音のニュアンスをいかに拾うか考えたとき、「過剰に息遣いを入れると、ともすると必死さが出たりするので。あえて表現しすぎず、決めるところは決められるようなアクションのカッコよさを、日本語でもうまく表現できたら」と、吹き替え版ならではの収録エピソードを教えてくれました。
 
そんなフーシーは物語前半と後半で、大きく印象を変えるキャラクターです。その心情部分も、物語が進むにつれて作っていけたという櫻井さん。「フーシーはひとつ覚悟を決めていたところがあるので、そこをどう表現し、最後の顛末に彼とどう一緒に行こうかなと、場面ごとに考えていきました。だって最後彼は、夢を叶えるために頑張っていましたから」。
 
 
その収録は・・・
 
ここでおふたりに「もし自分が妖精だったら、どんな能力が欲しい?」という質問が投げ掛けられると、櫻井さんは「飛びたいです」と即答。花澤さんに「速度はどのくらい?」と聞かれ、「妖精たちはピュンッ!と飛んで行ってしまうから、もう少し気持ち良く、鳥が横を飛ぶくらいのファンタジー感で」と、景色も楽しめるスピードが良いのだそう。「『現場に櫻井さん飛んでくるらしいよ!』って(笑)」「屋上にどうやら降り立つらしいよ?って(笑)」と、笑い合うおふたりでした。対して花澤さんは「お気に入りのパン屋さんのシェフに、じりじり近くに寄って来てほしい……」と回答し、「どういうこと? どうしたいの? ちょっとマニアックな能力(笑)」と、ハテナを浮かべる櫻井さん。最終的に「店ごと動かそう!」と思い付くも、「冷静に考えたら迷惑ですね!?」と気付き、会場の笑いを誘う花澤さんでした。
 
いよいよ11月7日(金)から上映が始まる続編『羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来』について、を、すでにご覧になっているおふたり。新作はアクションシーンをはじめ、さらなる進化が感じられるものになっていると力説します。
 
また花澤さんは「リアクションがいっぱい付いていて、私は(演じながら)死んじゃうぬかと思いました(笑)」と、演者ならではの苦労も吐露。『羅小黒戦記』はこのように細かな芝居が多いため、収録中に台本を目で追っていると、芝居が追いつかないのだとか。そのため花澤さんは今回、何度も映像資料を巻き戻しては練習を重ね、セリフを頭に入れてから収録本番に臨んだという裏話を教えてくれました。続編への出演はないものの、すでにご覧になった櫻井さんも「1秒間にリアクションが3つ入っていたりするから、(収録現場で)映像と照らし合わせながら進めることができないんだよね」と同意を示しつつ、シャオヘイ役を務める花澤さんを「今回は本当に頑張ったね! スゴいなと思った」と労っていました。
 
また新キャラクターで名前が挙がったのが、悠木碧さん演じるルーイエです。「ルーイエといるときのシャオヘイは、ムゲン様と一緒にいるときとはまた違う感じで、シャオヘイの解釈も深まるのでは」と花澤さん。これに櫻井さんも「ルーイエ様と言いたくなるような」キャラクターだと語ると、「確かに! 叱られたい!!」と花澤さんは大きく頷いていました。一体どんなキャラクターなのか、活躍をどうぞお楽しみに!
 
 
続編は・・・・
舞台挨拶当日の11月1日は、シャオヘイの誕生日。みんなでお祝いするにあたって、スクリーンに映し出されたのは、花澤さん直筆のお祝いメッセージ&イラストです。最初これに照れと謙遜を見せていた花澤さんですが、シャオヘイのイラスト部分をアップにした特製Tシャツをスタッフが着ているのを発見し、「ちょっと待ってよ!」と絶叫。その様子に「めちゃくちゃイジって来てる」と言う櫻井さんと客席は笑顔に。もちろん客席からは、花澤さん作・シャオヘイTシャツに「可愛い〜!」と、グッズ化熱望の声が上がっていました。
 
可愛いらしいシャオヘイケーキも登場し、花澤さんの「シャオヘイ!」の掛け声で、会場一体となって「お誕生日おめでとう!」と合唱。さらに花澤さんは「あ……ありがとう……」と、シャオヘイボイスでリアクションも。
羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来
櫻井さんが「すごい。可愛い!」と微笑ましげに零す傍らで、花澤さんはMCの森さんに「続編ではシャオヘイが成長して、照れが大きくなっているんです。それを表現してみたんですよ!」と詰め寄り、それにまた笑いが起こるという、温かな空気が劇場を包んでいました。
 
この日初めて『羅小黒戦記』を観るという来場者もいたことに、「嬉しい!」と喜んでいたおふたり。『羅小黒戦記 ぼくらが望む未来』について、「シャオヘイ自身も進化していますし、お話もテンポよく進んでいって、片時も目が離せない。スリルも味わえます」と語ってくれた櫻井さんは、最後の挨拶で「第1作目『ぼくが選ぶ未来』を観た勢いで、第2作目の『ぼくらが望む未来』もご覧いただけたらと思います」と、客席に伝えていました。
 
シャオヘイネイルの客席ファンを見つけ、その前まで歩み寄って「可愛い!」と感動していた姿も印象的だった花澤さん。「みなさんからの“『羅小黒戦記』愛”が伝わってきて、とても嬉しいです」と客席を見渡しながら、「いつ観ても普遍的なテーマがあり考えさせられる」「映像もずっと新しくてスゴい」と作品の魅力を述べ、「来週から上映が始まる『ぼくらが望む未来』も、ぜひ何度も劇場に足を運んでいただけたらと思います」と、ファンにメッセージを届けていました。
 
前作から2年後が舞台となる続編について、「その間に何があったんだろう?と想像したくなるような、シャオヘイの成長も見えます!」とも教えてくれた花澤さん。シャオヘイに新たに待ち受ける冒険とは? パワーアップして帰ってくる新たな『羅小黒戦記』を、ぜひ劇場でご鑑賞ください。
 

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映画「羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来」

 
2025年11月7日(金)日本語吹替版&字幕版同時公開

 
INTRODUCTION
師弟の運命を揺さぶる突然の試練
真実を求めて新たな冒険が始まる
 
あらゆる世代を魅了した冒険ファンタジーがさらなる進化を遂げて帰ってくる。
前作で、心を交わしたシャオヘイとムゲンのその後が描かれる『羅小黒戦記2』が、日本語吹替版&字幕版で同時公開決定! 日本語吹替版では、黒猫の妖精・シャオヘイを花澤香菜、人間でありながら最強の執行人・ムゲンを宮野真守が演じるなど実力派キャストが集結。愛おしいキャラクターたち、疾走感のあるアクションとストーリー展開、すべてが一体となった心温まる冒険ファンタジー「羅小黒戦記2」。シャオヘイは新たな冒険の果てにどんな未来を選ぶのか——。
 
STORY
を守るため——再び、冒険へ
 
師匠・ムゲンと共に小さな村で穏やかな日々を過ごしていたシャオヘイ。
それから2年後、
とある会館への襲撃事件が、長きにわたり保たれていた妖精の世界の平和を脅かす。
妖精会館からもたらされた任務により、シャオヘイとムゲンは引き離され、二人の運命は大きく揺らぎ始める。
次々と現れる脅威に立ち向かう中、シャオヘイは姉弟子・ルーイエと共に、真実を求めて新たな冒険へと旅立つ。
降りかかる突然の試練、
そして、思いもよらぬ敵を前に、シャオヘイは大きな選択を迫られる——。
 
羅小黒戦記2

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STAFF
監督 :木頭、顧傑
副監督 :周達煒、程暁榕、李根、鄭立剛
総作画監督 :馮志爽
美術監督 :呂屹峰、浩客
3D監督 :周冠旭
撮影監督 :梁爽
音楽 :孫玉鏡
プロデューサー:叢芳氷、曹紫建
制作会社 :北京寒木春華動画技術有限公司
配給 :アニプレックス
協力 :面白映画
 
<日本語吹替版>
音響監督 :岩浪美和
音響制作 :グロービジョン
 
CAST(日本語吹替)
シャオヘイ :花澤香菜
ムゲン :宮野真守
ルーイエ :悠木碧
ナタ :水瀬いのり
ユーディ :多田野曜平
リンヤオ :山路和弘
シームーズ :石田彰
チーネン :諏訪部順一
キュウ爺 :チョー
パンジン :大塚芳忠
甲 :榎木淳弥
乙 :土屋神葉
 
日本版主題歌
Aimer「Little Bouquet」※読み:リトルブーケ
(SACRA MUSIC / Sony Music Labels Inc

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