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完成披露上映会&舞台挨拶

アイドルグループ「SMAP」のメンバーとして人気絶頂だった22歳の時に、幼少時からの夢だったオートレーサーへ転身した森且行の生き方の深奥に迫ったドキュメンタリー映画『オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版』が、2024年11月29日(金)より全国公開となります。その完成披露上映会が行われ、森且行と穂坂友紀監督が登壇しました。
オートレーサー森且行
完成披露上映会&舞台挨拶
日時:11月11日(月)
場所:新宿ピカデリー
登壇:森且行、穂坂友紀監督

映画情報どっとこむ ralph レース時に使用するヘルメットと同じモデルのものを腕に抱えて登場した森。
オートレーサー森且行
オートレーサー森且行
劇場版制作については「嘘でしょ?」が最初の感想だったと振り返る。「全国の映画館で僕の映画をやるなんて。冗談かと思ったので最初は断りました」と明かし、穂坂監督と「最初はお断りした」「粘った」とコントのようなやりとりで観客を笑わせる。劇場版が決定した際には「身内関係には言いました」と話し、オートレーサー仲間には伝えていなかったそう。「恥ずかしくて言えなくて。(映画公開を知った)後輩から『映画やるんですか?森さんの役は誰が演じるんですか?』って言われて。めんどくさくて『自分で演じています』と言いました」と振り返り、笑い飛ばした。
オートレーサー森且行
約3年間の密着を振り返り「TBSドキュメンタリー映画祭が最後かなと思っていたけれど、その後もレース場に行くと(穂坂監督が)いる。これは怪しいなと思って(笑)。すると『劇場版をやりたい』と言われて。穂坂監督の情熱に負けました」と密着期間が延長された経緯を説明。これに対し穂坂監督は「復帰戦は撮らせてほしい、とお願いしました」と当時のやりとりを思い出すように、しみじみと語った。
密着中での「いい映像が撮れた!という会心の瞬間は?」との質問に穂坂監督は「復帰戦を見届ける周りの方々のシーン」を挙げ、「ぜひ、(森を見守る)周りのみなさんの様子を観てほしい」とおすすめ。森は担当医とのシーンを挙げ、「先生とのシーンは僕もウルっとしちゃいました。先ほども会って、ご挨拶できてうれしかったです」と、完成披露上映会にも足を運んでくれたとことに感謝していた。
密着が終わり、寂しい気持ちがあるかとの質問に「これから“森ロス”がやってくる気がしています」と心境を語った穂坂監督が、近くで(カメラを)回せないのは寂しいと素直な気持ちを明かし、「60歳、70歳の且行が観たいな」と願望を口にすると、会場は歓声と大きな拍手に包まれた。
この日持参したヘルメットのデザインのこだわりポイントは「メンバーカラーにしています」とニッコリの森は「音松くんの時のメンバーカラーです」とSMAP時代のバラエティー番組『夢がMORI MORI』のコントに触れ、SMAPの絆を感じさせるエピソードも披露した。
「3年間も(カメラ)を回してくれて、一番撮りたかったのは復帰してからの優勝の画だと思います。優勝できなかったことは『すみません』という感じでちょっと後悔が残ります」と正直に言葉にした森。今後挑戦したいことについては「前節、日本選手権で準決勝にも乗れなかった。SGに出られるようなランクを目指して優勝したい」と宣言。密着のカメラがなくなればプレッシャーもなくなり、すぐに優勝できるかもなどとおどけて語るも、その目は真剣そのもの。「穂坂監督が(レース場に撮影に)来なくなって調子が悪くなったら、プレッシャーをかけろ!ってこと」と再び密着されることを許可するようなコメントが森から飛び出した。穂坂監督は今後について、「撮りたい気持ちもあるけれど、いちファンとして応援したい気持ちもある」とし、「かける方が好きなので…」とニコニコし。「調子悪そうなら(森には)賭けませんよ!」とシビアなトークを繰り広げ、笑いを誘っていた。
 
最後の挨拶
穂坂監督は「ありのままの姿をよくここまでさらけ出してくれた」と改めて感謝。「復帰する前にはつらいこともあったと思うけれど、カメラの向こうにいるファンのみなさまに自分の思いを届けたいという気持ちで撮らせてくれました。戦う森さんの気持ちを受け取ってください」と呼びかける。森は「オートレーサーに転身して28年が経ちました。まだまだ挑戦したいことがたくさんあります。映画を通して僕が闘う理由(わけ)を感じ取っていただけたら!」とアピールし、満面の笑みを浮かべていた。
オートレーサー森且行
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『オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版』

 
2024年11月29日(金)新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー
 
映画公式サイト:
https://autoracer-mori.com
 
映画公式X:
https://x.com/autoracer_mori
 
『オートレーサー森且行』
 
1996年、日本中の注目を集める中で、トップアイドルからオートレーサーへの転身を果たした森且行。2020年11月3日、24年目にしてついに悲願の日本選手権初優勝を果たした。しかし、そのわずか82日後、レース中に落車し命が危ぶまれるほどの大怪我を負ってしまう。それからレース復帰までの2年間、幾度にもわたる手術と懸命のリハビリの日々の中、森は何を思い、何を支えにしていたのか? 選手生命を脅かす怪我を負ってもなお、走ることを辞めない彼を突き動かすものは何なのか? そして50歳を迎えた今、森且行は何を思うのか? 3年にわたり病院やレース場、幼い頃の思い出の場所でカメラをまわし、肉親やレーサー仲間、担当医、そして本人へのロングインタビューを通して浮かび上がってくるのは、家族や仲間たちとの変わらない絆と熱い想いだった――
本作は、2023年3月に開催されたTBSドキュメンタリー映画祭に於いて上映された『オートレーサー森且行 約束のオーバルへ』をもとに大幅な追加撮影映像を交えて再編集され、森且行の不屈の闘志の源泉を浮かび上がらせる全く新しい内容となっている。
 

★森且行★

1974年2月19日、東京都出身。川口オートレース所属。96年、トップアイドル「SMAP」からオートレーサーへ転身。97年、デビュー戦で勝利すると翌年には新人王、7年目にGⅡ、13年目にGⅠを制覇し、同年、所属する川口オートでランキング1位に輝く。2020年11月にはSG日本選手権で優勝し、悲願の日本一を達成する。
※SG…オートレースの競走格付けにおいて、最高位に格付けされた競走

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出演:森且行
ナレーション:萩原聖人
監督・編集:穂坂友紀
エグゼクティブプロデューサー:津村有紀
プロデューサー:青柳朋子 鴨下潔 石山成人
総合プロデューサー:松田崇裕 小池博
協力プロデューサー:塩沢葉子
製作:TBS 
企画・制作:TBSテレビ報道局 報道コンテンツ戦略室
制作プロダクション:TBSスパークル
配給:KADOKAWA
宣伝:KICCORIT
【2024年/日本/94分/5.1ch/16:9】
©TBS

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