映画情報どっとこむ ralph

完成披露上映舞台挨拶

 
この度、2020年に『佐々木、イン、マイマイン』で、若者から圧倒的な支持を得て、各界の著名人からも大絶賛され、新人賞を総なめした内山拓也監督の商業長編デビュー作となる『若き見知らぬ者たち』が、10月11日(金)より、新宿ピカデリー他にて劇場公開となります。
『若き見知らぬ者たち』
 
2020年代の幕開けを予感させた『佐々木、イン、マイマイン』に刻み込まれた、将来に希望も持てない閉塞感の中で煮詰まった自意識が爆発するパッションやマインドは本作『若き見知らぬ者たち』にも受け継がれ、一人の青年が、自分の中にある“最後の砦”と向き合う生き様がこれでもかと苛烈に描かれる。そして、大切な人を失った遺された者たちも、信じるべきものを信じるために闘っている。あらゆる理不尽にまみれても、自分の正義を守り懸命に生きようとする、“名もなき者たちの魂の叫び”―。内山拓也監督が身近な見聞にインスパイアされた自身のオリジナル脚本による、今を生きるすべての人たちに送る物語だ。また本作は、フランス・韓国・香港・日本の共同制作作品でもあり、 企画の段階で海外3つの国と地域での配給が決定。
 
そして、この度、9月25日、都内映画館で完成披露上映舞台挨拶が実施され、主演の磯村勇斗、共演の岸井ゆきの、福山翔大、染谷将太、霧島れいか、滝藤賢一、豊原功補、そして内山拓也監督が登壇島した。
『若き見知らぬ者たち』
 
『若き見知らぬ者たち』完成披露上映舞台挨拶
日時:9月25日(水)
会場:新宿ピカデリー
登壇:磯村勇斗、岸井ゆきの、福山翔大、染谷将太、霧島れいか、滝藤賢一、豊原功補、内山拓也 監督

映画情報どっとこむ ralph

キャスト&監督登壇

 
亡くなった父の借金を返済しながら母の介護と仕事に追われる主人公・風間彩人を演じた磯村。満員御礼の会場を前に「無事に完成の日を迎えることが出来たことをとても嬉しく思います」と座長として挨拶。内山監督の作家性に惚れて本作に参加したといい「内山監督と会話を重ねていくなかで、監督の内側にある届けたいもの、叫びたいものみたいなものを受け取りました。その声を彩人というフィルターを通して表現したいと思いました」と本作に参加しようと思った経緯を語る。
 
彩人と風間家を支えようとする恋人・日向を演じた岸井は、演じたキャラクターの設定上、撮影中は磯村とあまり私語を交わしていなかったことを明かし「最終日に髭を剃った磯村さんに(撮影中とのギャップに)お会いして『え?誰?』と。そう思うくらい撮影中はずっと彩人でいてくれました」と磯村に向けて話すと、これに磯村は「会わないようにと注意していたんですが、バッタリ会ってしまって…。ショックを与えたことは反省しています」と岸井に謝る場面が見られた。
彩人とともに借金返済と介護をしながら、父の影響で始めた総合格闘技の練習に明け暮れる弟・壮平を演じた福山。撮影の約1年前から体作りに励んだそうで「生活のリズムや食べるもの飲むものすべてを変えて、総合格闘技の選手として説得力を積み上げられるように準備しました」と熱の入った役作りを回想した。
 
彩人の高校からの親友・大和を演じた染谷。意外なことに磯村とは初顔合わせだったが「はじめましての気がしてなくて、あれ?知っていたよね?みたいな気分になりました、磯村さんに良い空気を作っていただきました」と初日から打ち解けられたことを明かす。磯村も「染谷さんの事がずっと好きで、それこそ自分がデビューする前から映画で観ていたことをお伝えしました」とファンだったことを明かすと「(良い空気が作れたのは)染谷さんに現場で愛の告白をしたのが良かったのかな?」と照れ笑いを浮かべた。
 
難病により言葉も記憶も失っている母・麻美を演じた霧島は「撮影に入る前からこの映画は始まっている気がして、色々なことを考えさせる出来事がありました。悩みましたし、怖いという思いもありました。でも本番では内山監督を信頼して演じることが出来ました」と寄り添ってくれた内山監督に謝意を伝えると磯村はそんな霧島の母親像に「撮影初日の霧島さんの佇まいに言葉が出なかったですね。霧島さんの姿を見た時に彩人が出来上がったと思います、霧島さんにたくさん助けていただきました」と霧島の壮絶な役作りを明かした。
 
彩人たちの住む町の警察官であり、ある事件に関わることになる松浦を演じた滝藤。「内山監督とは長い時間を使って彼の抱える色々な思いを聞くことができました。その思いを受けて僕もそれに応えたいと思いました。ただ、内山監督の注文が難しくて(笑)、でも、だから僕にきた役なんだと思うことにしました、この作品でまた新しい滝藤賢一が出せればと思い演じました。新たな一面がお見せできていたら嬉しいです」と手応え。彩人と壮平の亡き父・亮介を演じた豊原は「僕の役柄は断片的で伝わりづらいところもあるかもしれないけれど、内山監督の魂と俳優さんの現場に持って来た魂を少しでも支えることができているといいなと思っていました」と撮影を振り返る。
 
『佐々木、イン、マイマイン』で注目を集め、本作で商業映画監督デビューを果たす内山監督。入念な準備期間を経て撮った『佐々木~』とは違い、今回は極力テストなし即本番のスタイルで臨んだことに触れて「この作品を作るにあたり、自分が知っている景色ではダメだと思っていました。自分の手癖みたいなものが出ないようにしたくて。俳優の皆さんがチャレンジしてくれたので自分もチャレンジするところはそこだろうと思いました」と述べ「ここまで支えてくれたスタッフ・キャストに感謝を申し上げます。今ここに立っている俳優たちの事を誇りに思っています」と改めて感謝の気持ちを述べていた。
 
最後に主演の磯村は「僕らに敬意と感謝を伝えてくれるとても素敵な内山監督が、丁寧に準備をしてお互いを信頼し合って作った映画が『若き見知らぬ者たち』です。辛くなったり重くなったりするシーンもありますが、決してそれだけではありません。その先に何があるのかというところを一緒に考えて頂けたら嬉しいです。皆さんには楽しんで観ていただけたら嬉しいです」と微笑を交えて観客に呼び掛けた。
 

映画情報どっとこむ ralph

『若き見知らぬ者たち』

 
10月11日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
 
フランス・韓国・香港・日本の共同制作作品でもあり、企画の段階で海外3つの国と地域での配給が決定
『若き見知らぬ者たち』
 
公式HP:
https://youngstrangers.jp
 
Instagram:
@youngstrangers
 
X:
@youngstrangers
 
あらすじ
風間彩人(磯村勇斗)は、亡くなった父の借金を返済し、難病を患う母、麻美(霧島れいか)の介護をしながら、昼は工事現場、夜は両親が開いたカラオケバーで働いている。彩人の弟・壮平(福山翔大)も同居し、同じく、借金返済と介護を担いながら、父の背を追って始めた総合格闘技の選手として日々練習に明け暮れている。息の詰まるような生活に蝕まれながらも、彩人は恋人の日向(岸井ゆきの)との小さな幸せを掴みたいと考えている。しかし、彩人の親友の大和(染谷将太)の結婚を祝う、つつましくも幸せな宴会の夜、彼らのささやかな日常はもろくも奪われてしまい…。
『若き見知らぬ者たち』

***********************************

磯村勇斗 岸井ゆきの
福山翔大 染谷将太
伊島空 長井短 東龍之介 松田航輝 尾上寛之 カトウシンスケ ファビオ・ハラダ 大鷹明良 滝藤賢一/豊原功補 霧島れいか
原案・脚本・監督:内山拓也
製作:小林敏之 宮前泰志 藤本款 Amel Lacombe Sang Wook Kang Catriona Chen 菊野浩樹 本間綾一郎 森田篤 東城祐司 企画・プロデュース:宮前泰志 共同プロデューサー:Amel Lacombe 本間綾一郎 プロデューサー:吉岡宏城 佐藤雅彦
格闘技コーディネーター:新明佑介 格闘技指導:伊藤俊亮 格闘技監修:佐藤ルミナ 
特別協力:一般社団法人日本修斗協会 協力:トライフォース柔術アカデミー
協賛:バカルディ ジャパン/イングラム/ムンディネロ/LIMITEST/イサミ/敷嶋醸造元 伊東
The Young Strangers Film Partners:カラーバード/TCエンタテインメント/クロックワークス/PANORANIME/MEDIA CASTLEMediaCastle Corp./Neofilms Ltd/TBSテレビ/ハッチ/UNITED PRODUCTIONS/メディアミックス・ジャパン 助成:文化庁文化芸術振興費補助金|日本映画製作支援事業|独立行政法人日本芸術文化振興会 企画・制作:カラーバード 制作プロダクション:エピスコープ サウンドプロダクション:PANORANIME 企画協力:ハッチ 
配給・宣伝:クロックワークス
製作:The Young Strangers Film Partners
©2024 The Young Strangers Film Partners
関連記事:




良かったらランキングUPにご協力ください。
  にほんブログ村 映画ブログ 映画情報へ    にほんブログ村 アニメブログ アニメ情報へ