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完成披露上映会

映画『水平線』は、福島県のとある港町を舞台に、大切な人ときちんとお別れできないまま、立ち止まってしまった、ある親子の物語。
震災で妻を失い心に傷を抱えたまま散骨を請け負う主人公・井口真吾にピエール瀧。真吾の一人娘で、父との心の亀裂に悩む奈生には、映画『青葉家のテーブル』などで注目される若手女優、栗林藍希。
監督は俳優としてキャリアを築き、本作が長編映画監督デビューとなる小林且弥。3月1日からの劇場公開に先駆けて、東京では初めてのお披露目上映が行われました。
映画『水平線』
完成披露上映会
日付:2月19日(月)
会場:テアトル新宿
登壇:ピエール瀧、栗林藍希、足立智充、内田慈、小林且弥監督

映画情報どっとこむ ralph キャスト&監督

本作で長編映画監督デビューを果たした小林且弥監督は、「長い年月をかけて企画し、ようやく完成披露の日を迎えることができて嬉しい」と挨拶。
小林監督とは、2013年に白石和彌監督『凶悪』でヤクザの兄貴と舎弟の役柄で共演したピエール瀧。主演を引き受けた理由を聞かれると、「『凶悪』という映画で僕は小林くんを撃ち殺してるんですが、殺したはずの舎弟から主演をオファーされたら断れない…それは冗談として(笑)」と場内を笑わせながら、「初監督作品って、一生に一本しか作れない。その主演を僕に頼んできたということは、非常に光栄なことだし、全力で臨むべきことだなと。力になれることがあれば是非、という感じで」大役を引き受けた理由を明かした。

ピエール瀧演じる父との心の亀裂に悩む娘役の栗林藍希は、「初めてお会いして一言目に『顔は似てないよね?娘に見える?』と監督に聞いていて。理由は『顔の大きさが違いすぎる』と(笑)」。「瀧さんは皆んなをリラックスされてくれる言葉をいつもかけてくれて。見えない所で沢山助けて頂きとても感謝しています」と撮影を振り返えった。
最後に観客に向けてのメッセージとして、ピエール瀧は「簡潔に説明出来ないのがこの映画の良いところであり強みだと思う。映画館を出た後も、1人で噛み締めたり、誰かと語り合ったりして欲しい」。小林監督は、「この映画は何か体裁の良い「答え」を出すような映画ではありません。いろんな声があると思いますが、この映画を見て少しでも考えるきっかけになってくれると嬉しい」と熱く語った。

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映画『水平線』

3月1日(金)よりテアトル新宿ほか全国順次公開

@suiheisen/

他者を弔い、自らを再生する
福島県のとある港町。震災で妻を失った井口真吾は、個人で散骨業を営みながら一人娘、奈生と暮らす日々。ある日、彼のもとに持ち込まれた遺骨は、かつて世間を賑わせた通り魔殺人事件の犯人のものだった。苦しい選択を迫られるなか、真吾が下した決断は――。
映画『水平線』

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出演:ピエール瀧/栗林藍希 足立智充 内田慈 押田岳 円井わん 高橋良輔 清水優 遊屋慎太郎 大方斐紗子 大堀こういち/渡辺哲   

監督:小林且弥 
配給・宣伝:マジックアワー
2023年/119min/カラー/シネマスコープ/5,1ch 
©2023 STUDIO NAYURA
 

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