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『魔女の香水』急遽記者会見

黒木瞳、桜井日奈子のキャスティングで制作された映画『魔女の香水』が2023年初夏に全国公開の運びとなり、クランクアップ直後の本日12月13日(火)に、急遽記者会見を行いました。

本作で黒木瞳が『魔女』と呼ばれるミステリアスな香水商に扮し、新境地の役どころに挑みました。そして、素敵な香りとともに夢を失いそうになっている女性を輝かせ、成長させていく物語が誕生しました。

会見では、黒木瞳と桜井日奈子が映画の世界を投影した役衣装で登場。
黒木瞳は役衣装で登場となるのは、この機会が最初で最後となります。さらに、本作の映画製作に初挑戦を果たした製作統括の菅原智美と本作のオリジナル脚本を手掛け、メガホンをとった宮武由衣監督が登場しました。
『魔女の香水』公開記念記者会見
クランクアップ直後『魔女の香水』急遽記者会見
日付:12月13日(火)
場所:アンジェパティオ
登壇:黒木 瞳、桜井日奈子、宮武由衣監督 / 菅原智美(製作統括)

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黒木 瞳、桜井日奈子登壇

2023年初夏に公開される映画『魔女の香水』が12月12日にクランクアップ!翌13日には都内で公開決定記者会見が行われ、黒木瞳、桜井日奈子、そして宮武由衣監督、製作統括の菅原智美が出席した。

黒木と桜井は劇中衣装で参加!役柄そのままの白髪姿の黒木は「昨日無事に撮影を終えることができてホッとしております」と充実した表情でクランクアップを報告。“魔女さん”と呼ばれるミステリアスな香水商・白石弥生を演じたが「香りを通して人の可能性や、困難に立ち向かう力、愛する人への思いなどを伝えて導いていく役どころ。香水によって人を幸せにすることのできる人物です」とキャラクターを紹介した。『魔女の香水』公開記念記者会見  黒木瞳

宮武監督とはNHKBSの連続ドラマ「ファーストラヴ」で初めて組み、その才能に惚れ込んだという。黒木は「そんな宮武監督から女性の背中を押すような映画を作りたいとのお話をいただき、お声がけいただけたことに感謝するとともに、一緒に撮影できたことが嬉しいです。作品完成を楽しみにしています」と全幅の信頼を寄せていた。

宮武監督は黒木について「一番尊敬できる人生の恩人」と表し「黒木さんは年齢を重ねても美しく、表現も素晴らしく女性としての憧れの存在です。この映画は生き方に迷う女性の指針にしたいと思いました。そして黒木さんを圧倒的なインパクトで登場させたいとも思いました。白石弥生というキャラクターは黒木さんをイメージした当て書きです」と思い入れたっぷり。黒木は白髪というビジュアルについて「白髪というのが今回の役柄の条件だったので、監督の中でのイメージがわかりやすく理解できました」としっくりきているようだった。

弥生と香りの世界に興味を持つ若林恵麻を演じた桜井日奈子は「昨日まで撮影をしていたので、今朝も撮影に行ってしまいそうなくらい早く目が覚めました」と照れ笑いを浮かべながら「クランクアップの時に宮武監督と握手をさせていただいたときにフワッと溢れるものがありました。それだけこの作品に対する熱い想いがありました」と本作への気合いを伺わせた。
『魔女の香水』公開記念記者会見 桜井日奈子
撮影については「恵麻として23歳から30歳までの7年間を描いていて、今まで演じたことのない挑戦的な役柄でした。宮武監督はカットがかかるごとに『素晴らしかった!』と仰ってくれて、ムズ痒いときもあったけれど、安心してお芝居に集中することができました」と回想。

連続ドラマデビュー作「そして、誰もいなくなった」で黒木とは共演済の桜井だが、しっかりと演技を交わしたのは本作が初めて。桜井は黒木について「刺激をいただきました。リハーサルの段階からヒシヒシと弥生さんから伝わってくるものがあって、いい意味で刺激されて(笑)。感情を揺さぶられて、一緒にお芝居をやらせていただいて楽しかったです」と感慨無量。すると黒木は「私も日奈子ちゃんのお芝居の豊かさから刺激を受けて助けられました」と告げて、桜井は「本当に嬉しい!」と感激していた。

製作統括の菅原は「セリフ一つ一つに働く女性のバイブルとなるような言葉を敷き詰めており、働いている方が観ると共感するストーリーになっています。夢と希望と勇気を与えて、笑えて感動して泣けるようなシーンも沢山あるので、日本はもとより世界にも発信していきたいです」とワールドワイドな広がりにも期待をかけていた。

また香水をテーマにした作品の内容にちなんで「忘れられない香りのエピソード」を聞かれた黒木は「私が一番好きな匂いは体育倉庫の匂い。コンクリートみたいなあの匂いが個人的には好き」とジョークを効かせて「宝塚時代につけていたイヴ・サンローランのリヴゴーシュの匂いを嗅ぐと宝塚時代を思い出します。退団後は別の香水をつけていたのですがそれも廃盤になりヴィンテージになたので、この作品を機会に次の新しい香りを選びたいです」と打ち明けた。

一方、学生時代にバスケに熱中していたという桜井は「私は履き潰したバッシュの匂いを思い出します。しかも兄弟のお下がりだったので匂いも人一倍凄かったというか…。鮮明に思い出します。臭くはないけれど、熱のこもったジメッとした感じです」と赤裸々に語り、黒木を爆笑させていた。

最後に菅原監督は2023年初夏の完成に向けて「黒木さんと桜井さんの演技が素晴らしく、その生き様に励まされる映画になっていると思います。お二人の演技を無駄にしないよう、傑作になるように仕上げていきたいです。観た方の幸せや可能性を引き出せる魔法のような映画にしていきたいです」と意気込んでいた。

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『魔女の香水』

2023年初夏TOHOシネマズ 日比谷 他全国ロードショー
『魔女の香水』『魔女の香水』
Story
白髪の美しく高貴な上品さを漂わせる女性・白石弥生(黒木瞳)が香水店で2つの香水を見せながら常連客を相手に語っている「世の中には似て非なるものがたくさんある」。
一方、華やかなセレブ達が集まっているバンケットホールで派遣社員として奮闘する若林恵麻(桜井日奈子)。高卒の恵麻は、いつか正社員になって、一流の仕事を与えられることを目標に頑張る彼女は、後輩の見習い女性へのセクハラ行為を上司に抗議いたことで職を失ってしまう。自暴自棄になった恵麻は、声を掛けられた夜の街のスカウトマンに連れられ弥生の店を訪れることに。その店で出会った「魔女さん」と呼ばれる弥生と香りの世界に興味を持った恵麻は、弥生に誘われるまま店で働くことになった――。

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出演:黒木 瞳  桜井日奈子
監督・脚本 宮武由衣  製作統括:菅原智美
音楽:小林洋平 撮影監督:高間賢治 照明:上保正道
録音:鶴巻裕 美術:岩本一成
編集:岩切裕一
助監督:谷口正之
製作:映画『魔女の香水』製作委員会
企画:358プロジェクト
企画協力:エメラルド倶楽部 TBSスパークル
制作:クロスメディア
配給:アークエンタテインメント
©映画『魔女の香水』製作委員会
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