映画情報どっとこむ ralph 文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞の2度にわたり受賞している、漫画家・さそうあきらによる同名作品。

音楽への深い愛情と知識に溢れ多くのファンを魅了し、『神童』『マエストロ!』に続く、音楽シリーズ三部作の最終作『ミュジコフィリア』(第16回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作)が待望の映画化、そして2021年11月12日(金)京都先行公開、翌週11月19日(金)に全国公開士となります!

そしてこの度、TOHOシネマズで「10万分の1秒の音響映画祭」オープニング作品に決定したことを記念し、東京プレミア上映記念舞台挨拶を実施いたしました!イベントには、井之脇海、松本穂香、川添野愛、谷口正晃監督が登壇し、サプライズとして山崎育三郎のビデオメッセージが流れました。
ミュジコフィリア

『ミュジコフィリア』
「10万分の1秒の音響映画祭」オープニング・東京プレミア上映記念舞台挨拶

日程:10月26日 (火)
場所:TOHOシネマズ日比谷
登壇:井之脇海、松本穂香、川添野愛、谷口正晃監督

映画情報どっとこむ ralph 京都の名所が登場する本作。谷口監督は「観光映画のようにはしたくなかったけれど、京都らしさにはこだわりました。役者の芝居がスパークしています。それを押し上げるようなパワーのある場所で撮影したいと思いました。使用許可をとるのが難しい場所もたくさんありましたが、みなさんの協力のおかげでいい撮影ができました」と満足の様子だった。

印象に残ったロケ地について井之脇は「山が好きなので、大文字山に登ったのがすごく楽しかったです。上りながらパワーと歴史が眠っているのをひしひし感じていました。おかげですごく良い芝居ができたと思います。素敵なロケ地を選んでいただいて感謝しています」と監督に感謝を伝えた。ミュジコフィリア/井之脇海イベントでは、会場には来られなかった山崎育三郎からのビデオメッセージが流れ、来場者に向け「最後までゆっくり楽しんで!」と呼びかけ、思い出のシーンについては「朔と大成の連弾シーンです」とおすすめしていた。ミュジコフィリア/山崎育三郎さんビデオ写真そんな山崎の印象について井之脇は「至るところにかっこよさがある方です。大成役にピッタリと言うと“俺はあんなに冷徹な男じゃない”と怒られるけれど(笑)、大成としてどーんと構えてくださっていたので、朔としてぶつかっていくことができました。2人だからこそ作れた連弾シーンです。『ミュジコフィリア』の“フィ”の発音もかっこいい!」と大絶賛。連弾シーンについては「僕は事前に曲を知らされていたのですが、育三郎さんは急遽弾くことになったんです。育三郎さんも知っている曲だったので、すぐに弾くことはできたのですが、あのシーンは連弾なので、ただ弾けるだけではダメなんです。どちらがどこを弾くのかパートが曖昧だったのですが、育三郎さんの提案でパートが曖昧なまま一度弾いてみることになって。パート分けが曖昧だからこそ、相手を感じないと弾くことができません。おかげでお互いを感じながら演奏することができ、とてもいいシーンになりました」と胸を張った。

山崎との共演シーンについて松本は「楽しいシーンの撮影はありませんでした」と残念そうな表情を浮かべつつ、「でも、待ち時間を過ごす場所にピアノを見つけた育三郎さんが“ピアノだ!”と言ってサラッと弾き始めた姿を見て、思わず“かっこいい”と言葉が漏れてしまって(笑)。びっくりするほどの爽やかな笑顔を浮かべていたのが印象的です」と撮影以外でのスマートな山崎の行動に触れた。ミュジコフィリア/松本穂香待ち時間にプライベートな話もたくさんしたという川添は「雑談のときはすごくやさしいけれど、大成になると……というくらい驚くほどのギャップがありましたが、ご本人は本当に気さくで素敵な方でした」と微笑んだ。谷口監督は山崎の芝居について「エリート中のエリートという役どころでしたが、存在の大きさはぴったりだし、それでいて、影の部分や危うさのお芝居も抜群です。そういった部分を曝け出す俳優としての懐の深さを感じました」とベタ褒めしていた。

最後の挨拶で井之脇は「僕にとって初主演の映画になりました。俳優を16年やってきて“やっとか”という気持ちと、主演作を観てもらえるうれしさを心から感じています。朔と彼を取り巻くキャラクターが、音楽を通じて心を通わせる映画です。好きなものを通してつながっていく様は、みなさんの心に何か響くところがあると思います」と今の状況にこそおすすめの作品であることをアピール。井之脇の言葉を聞いて胸がいっぱいになったという松本は「井之脇さんの初主演映画に携わることができてすごくうれしい気持ちです。個性的なキャラクターがたくさん出てきますが、誰か1人には共感してもらえる映画だと思います。好きなことを楽しむことの大切さ、難しさ、を感じてもらえる作品です。いろいろなことを話しましたが、好きな楽しみ方で、音楽を楽しんでもらえたらと思います!」と呼びかけた。川添は「外のことを一旦忘れて、純粋に全身を映画に預けて、全身全霊で楽しんでください。映画を観た後は、あたたかい気持ちになって帰ることができると思います」とコメントし、ミュジコフィリア/川添野愛谷口監督は「俳優陣のエネルギー、パワーを感じてもらえたらうれしいです。みんなとてもいい芝居をしていますし、音楽を体で奏でたり、歌ったり、踊ったりしています。ありったけのものをスクリーンで見せてくれています。パワーとパワーがぶつかるときには痛い思いをするけれど、新しいものを生み出します。そういう部分を大事に描いた作品です」と作品に込めた想いを伝え、イベントを締めくくった。

映画情報どっとこむ ralph

『ミュジコフィリア』

11月19日(金) TOHOシネマズ日比谷 他 全国ロードショー

公式ホームページ:
https://musicophiia-film.com

公式Twitter:
@musicophilia_21

<ストーリー> 
京都の芸術大学に入学した朔(さく)は、ひょんなことで「現代音楽研究会」に引き込まれる。
クセの強い教授や学生たちが集まるそのサークルには、朔が憧れてきた幼なじみでバイオリニストの小夜(さよ)、そして若き天才作曲家として将来を期待される大成(たいせい)がいた。実は、大成は朔の異母兄で、朔は天性の音楽の才能を持ちながらも、父と兄へのコンプレックスから音楽を憎んできたのだ。だが、同じように天性の音感と歌声を持ち朔に想いを寄せるピアノ科の凪(なぎ)が現われ、朔の秘めた才能が開花しはじめる。
ミュジコフィリア

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出演:
井之脇海 松本穂香
川添野愛 阿部進之介
縄田カノン 多井一晃 喜多乃愛 中島ボイル 佐藤都輝子
石丸幹二
辰巳琢郎 茂山逸平 大塚まさじ 杉本彩/きたやまおさむ 栗塚旭
濱田マリ 神野三鈴
山崎育三郎
原作:さそうあきら「ミュジコフィリア」(双葉社刊)
主題歌:松本穂香「小石のうた」(詞・曲:日食なつこ)
主題ピアノ曲:古後公隆「あかつき」「いのち」
脚本・プロデューサー:大野裕之
監督:谷口正晃
企画:榎望  撮影:上野彰吾  照明:宮西孝明  美術:金勝浩一
録音:小川武  編集:栗谷川純  衣装:宮本茉莉
音楽プロデューサー:佐々木次彦  
音楽:橋爪皓佐 池内奏音 宮ノ原綾音 長谷川智子 植松さやか 小松淳史 大野裕之
チーフ・エグゼクティブ・プロデューサー:柴田真次
製作代表:井筒與兵衛 松下浩章 齋藤真也 西澤竜平 小室元 伊藤耕一郎 高橋聖宗 兼元秀和
制作:フーリエフィルムズ  製作幹事:劇団とっても便利
配給:アーク・フィルムズ
特別協賛:伊藤園  協賛:キャビック お弁当のいちばん 小室整形外科医院
後援:京都市  特別撮影協力:京都市立芸術大学
2021年/日本/113分/シネマスコープ
(C)2021 musicophilia film partners (C)さそうあきら/双葉社

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