映画情報どっとこむ ralph 東京国際映画祭が新たに生まれ変わる年

第34回東京国際映画祭

が10月30日(土)~11月8日(月)にて開催となります。
TIFF2021_LOGO 東京国際映画祭
今年からは六本木地区から映画の街である日比谷・有楽町・銀座エリアへと移転。
また、これまで東京フィルメックスを牽引し、ホウ・シャオシェンやジャ・ジャンク―といった海外作家の作品をプロデュースしてきた市山尚三さんが新たにプログラミング・ディレクターへ就任しました。

映画情報どっとこむ ralph ディレクターの変更は17年ぶりとなります。
さらに部門の改変なども含め、東京国際映画祭が新たに生まれ変わる年になります。今年のTIFFのテーマは「越境」。コロナによるコミュニケーションの断絶、男女差別、経済格差、国際紛争、色々なボーダーが世界にはありますが、そういったものを乗り越えて、さらにその先にある映画の姿を観て頂きたいという思いが込められております。今年のポスター監修は、世界的なデザイナーのコシノジュンコさん。衣装はコシノさんがデザインしたもので、江戸時代の絵師・伊藤若冲の鳥をモチーフにしたものとなります。

また、今の日本のミュージックシーンのトップランナーである King Gnu の常田大希率いるミュージシャンだけでなく、映像ディレクターやデザイナーまでも内包する気鋭の音楽プロジェクトmillennium parade による「Bon Dance」が“第34回東京国際映画祭フェスティバルソング”となりました。映画祭のフェスティバル・アンバサダーには、女優の橋本愛さんが起用され、コンペティション部門の審査委員長には、世界的に活躍する女優・イザベル・ユペールさんに決まりました。

映画情報どっとこむ ralph

オープニング作品は『クライ・マッチョ』

オープニング作品はハリウッドの伝説、クリント・イーストウッド監督が主演も兼ねた最新作『クライ・マッチョ』。
クリント・イーストウッド監督の50周年記念作品でもある本作は、人生に失敗した男と親の愛を知らない少年がメキシコを横断していく中で人生に必要な「本当の強さ」とは何なのか?を見出してく感動作になっており、映画祭の開幕を熱く盛り上げます。クロージング作品は『ディア・エヴァン・ハンセン』。先のトロント国際映画祭のオープニングを飾った本作は、『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』の音楽チームで贈る大ヒットミュージカルの映画化作品で、1 通の手紙と“思いやりの嘘”をきっかけに<本当の自分>に気づくまでの過程を描く、希望に満ちた物語が映画祭の終幕を飾ります。

映画情報どっとこむ ralph

コンペティション作品は半分以上が女性主人公

今年のコンペティション作品は半分以上が女性主人公の映画となりました。
その多くは男性中心の社会のシステムに対して戦う女性たちの話です。今、世界的に、女性の立場から社会の不正をただそうという動きが起こっており、それが映画に反映されているのではないかと思います。

113の国と地域、1,533本もの応募の中から15作品がコンペティション部門に選ばれ、バフマン・ゴバディ監督やブリランテ・メンドーサ監督など名だたる監督の作品や、日本からも松居大悟監督による『ちょっと思い出しただけ』と野原位監督による『三度目の、正直』の2作品が選出されました。

「Nippon Cinema Now」部門は、今年つくられた作品の中で素晴らしいと思うものを紹介する部門で、『ヒメアノ〜ル』(16)、『愛しのアイリーン』 (18)、『BLUE/ブルー』(21)、そして最新作の『空白』(21)と、いずれの作品も上質なエンターテイメントでありながら観る人の心を強く揺さぶる衝撃作を発表し続ける、田恵輔監督を特集します。
是枝裕和監督を中心とする検討会議メンバーの企画のもと、アジアを含む世界各国・地域を代表する映画人と第一線で活躍する日本の映画人が語り合う「トークシリーズ@アジア交流ラウンジ」が昨年に引き続き開催されます。西島秀俊さん、永瀬正敏さん、濱口竜介監督、細田守監督、ポン・ジュノ監督、イザベル・ユペールなどのトークイベントが盛大に行われます。

その他、松田聖子さん初監督作品の上映など、話題作が盛りだくさんで約100本の作品が上映されます。

松田聖子初監督作品『フォークロア2:あの風が吹いた日』

eigajoho.com/archives/216675

映画情報どっとこむ ralph

<第34回東京国際映画祭 開催概要>

■開催期間:2021年10月30日(土)~11月8日(月)
■会場: 日比谷・有楽町・銀座地区 
■公式サイト:www.tiff-jp.net
TIFF2021東京国際映画祭

<TIFFCOM2021 開催概要>

■開催期間:2021年11月1日(月)~3日(水・祝)
■会場:オンライン 
■公式サイト:www.tiffcom.jp

***********************************

©TIFF
関連記事:




良かったらランキングUPにご協力ください。
  にほんブログ村 映画ブログ 映画情報へ    にほんブログ村 アニメブログ アニメ情報へ