遂に東京進出！加藤千果ｘ津田寛治『水面のあかり』渡辺シン監督からコメント

遂に東京進出！加藤千果ｘ津田寛治『水面のあかり』

関西発信の映画「水面のあかり」が、新宿K’s cinemaにて、11月20日土より1週間、限定公開の運びとなりました。
本作品は2011年の東日本大震災、1995年の阪神淡路大震災の記憶を基に製作され、2017年には関西で先行的に公開、今回が初の関東公開となります。

コロナ災害も含め、人間の手には負えない自然災害の恐ろしさ、その中で不幸にも犠牲になった方々、それらの悲しみを背負って生きていく人々への讃歌となっており、まさに現代に必要な内容であると考えているそう。

主演はテレビや映画で活躍する新鋭・加藤千果と、

「ＯＮＯＤＡ一万夜をこえて」での名演も記憶に新しい津田寛治。

撮影の長田勇市（「ウォーター・ボーイズ」などや俳優、堀内正美最近作「信虎」）など、日本映画を支えてきた映画人たちの参加でも話題となっている作品。

監督からコメント到着

脚本・監督はこれが劇場用映画第1作となる渡辺シン監督。
この度の、東京での公開に向けて、コメントもいただけましたので、ご紹介いたします。

まだ収束したと言い切れないコロナ、また活発化の兆しを見せる地震や気象災害…自然の前に人間はあまりに無力です。
そうした中で、喪失感を抱えてしまった心に寄り添える映画を、と考えたのがこの作品でした。
小さな作品ですが、見ていただいた方の心に長く残り続けてほしいと願っています。
渡辺シン

瀬々敬久と石井岳龍からもコメント

瀬々敬久(映画監督)と石井岳龍(映画監督)から寄せられたコメント抜粋もご紹介！

瀬々敬久(映画監督)コメント

命や時間、歴史や人の一生というテーマが迫りあがってくるにつれ、その志にひどく心を揺さぶられた。最後には凛とした映画の佇まいにのめり込んでいた。

石井岳龍(映画監督)コメント

日本を代表する水の里、山崎で、不可思議な人と人の繋がりをめぐる映画がここに紡ぎだされた。 黙々と無意識の研究を続ける堀内正美、亡き妻と子への想いを偲び続ける津田寛治、受け継いだ旅館を守った先祖を慕い続ける結城市朗。寡黙に耐えるように何かを守り続ける男達の姿に、渡辺シン監督の姿を重ねた

映画「水面のあかり」

2021年11月20日(土)～26(金)新宿K’s cinema限定レイトショー

公式HP：
＠suimennoakari

あらすじ
医療誌の記者、森下あかりは取材先の大学で退行催眠療法を受ける。
その中で思いがけず、桃山時代、慶長伏見地震で亡くなった 娘の記憶が 蘇ってしまう。
それが真実なのか確かめるため、ひとり京都・山崎を訪れるあかり。
歴史資料館の職員・早川の協力を得、遠い過去の記憶へと分け入っていくと、あかり自身の過去もまた明らかになって いく 。