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『由宇子の天秤』第27アテネ国際映画祭最優秀脚本賞を受賞

9月17日(金)より公開がスタートした、瀧内公美を主演に迎えた春本雄二郎監督最新作『由宇子の天秤』が、2日(現地時間)に閉幕した第27回アテネ国際映画祭で見事最優秀脚本賞を受賞しました!世界各国の映画祭を席巻している本作だが、脚本賞の受賞は今回が初。受賞にあたって春本監督から喜びのコメントが到着しました。
『由宇子の天秤』
アテネ国際映画祭は、現地時間の9月22日から10月3日までギリシャで開催されていた今年で27回目を迎える国際映画祭。そのコンペティション部門に選出されていた『由宇子の天秤』が、見事最優秀脚本賞に輝きました。映画祭側は選考理由として、「『由宇子の天秤』は、本映画祭のプログラミング中に見なければならなかった何千もの映画の中で、間違いなく傑出した作品でした。私たちはすぐにこの「物語」に夢中になり、メインコンペティションの選出にいち早く決定した作品の1つであり、「これまでのアテネ国際映画祭の歴史で最高の競争力のあるラインナップである」と私たちが考える基礎を築きました。脚本は、ドキュメンタリー番組と、それを撮影するディレクターの実生活に起きた出来事を見事に倫理的に組み合わせています。相互作用するこの継続的なゲームでは、一体何が真実で何が誤りであるかがどんどん曖昧になっていきます。ドキュメンタリーと現実の間の絶え間ない対立、主人公はジャッジする複雑さを突きつけられていくのです。」と語っている。
春本雄二郎監督

春本雄二郎監督 コメント

脚本賞の受賞は初めてのことで本当に嬉しく思います。本作は2014年の初稿から、2019年の撮影までに、10回の改稿を繰り返しました。時代が移ろい、人物が増え、テーマを深く掘り下げたり、構成をより緻密にしていく過程は本当に苦労の連続でしたが、それがこうして報われたことに深い喜びを感じています。そして改稿に際して、貴重な時間を割いて、アドバイスをくださったユーロスペースの北條支配人、松島哲也・片渕須直の両プロデューサーに心から感謝をしたいと思います。ありがたいことに日本での公開、たくさんのお客様にご好評をいただいております。今回の受賞がさらに多くの方に本作を届ける弾みになることを願っております。

映画情報どっとこむ ralph さらに先日2日(土)時点(公開16日目)で国内の動員数が1万人を突破!
SNSを中心に絶賛&地元の映画館での公開を熱望する口コミが拡散し、公開劇場も5館から60館超えに上映が拡大!ますます勢いを増しています。

『由宇子の天秤』

渋谷ユーロスペースほかにて大ヒット上映中!

“正しさ”とは何なのか?
ドキュメンタリーディレクターの由宇子は究極の選択を迫られる
三年前に起きた女子高生いじめ自殺事件を追うドキュメンタリーディレクターの由宇子は、テレビ局の方針と対立を繰返しながらも事件の真相に迫りつつあった。そんな時、学習塾を経営する父から思いもよらぬ“衝撃的な事実”を聞かされる。大切なものを守りたい、しかしそれは同時に自分の「正義」を揺るがすことになる――。果たして「“正しさ”とは何なのか?」常に真実を明らかにしたいという信念に突き動かされてきた由宇子は、究極の選択を迫られる…。

主演は、『火口のふたり』(19)で第93回キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞に輝き、本作でスペインのラス・パルマス国際映画祭で最優秀女優賞に輝いた瀧内公美。脇を固めるのは『佐々木、イン、マイマイン』(20)の河合優実、『かぞくへ』(16)の梅田誠弘、さらに日本映画界屈指のバイプレイヤー 光石研ら。監督・脚本は、『かぞくへ』(16)が高く評価された春本雄二郎。そして、長編アニメーション『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の片渕須直がプロデューサーとして参加している。

ストーリー
三年前に起きた女子高生いじめ自殺事件を追うドキュメンタリーディレクターの由宇子は、テレビ局の方針と対立を繰返しながらも事件の真相に迫りつつあった。そんな時、学習塾を経営する父から思いもよらぬ“衝撃的な事実”を聞かされる。大切なものを守りたい、しかしそれは同時に自分の「正義」を揺るがすことになる――。果たして「“正しさ”とは何なのか?」常に真実を明らかにしたいという信念に突き動かされてきた由宇子は、究極の選択を迫られる…。
『由宇子の天秤』ポスタービジュアル

映画情報どっとこむ ralph 第71回ベルリン国際映画祭 パノラマ部門正式出品
第25回釜山国際映画祭 ニューカレンツアワード受賞
第4回平遥国際映画祭 審査員賞&観客賞W受賞
第20回ラス・パルマス国際映画祭 最優秀女優賞&CIMA審査員賞W受賞
第21回東京フィルメックス 学生審査員賞受賞
第23回台北映画祭インターナショナル・ニュータレント・コンペティション部門正式出品
第24回上海国際映画祭 パノラマ部門正式出品
第27回アテネ国際映画祭最優秀脚本賞

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瀧内公美  河合優実  梅田誠弘
松浦祐也  和田光沙  池田良  木村知貴
前原滉  永瀬未留  河野宏紀  根矢涼香
川瀬陽太  丘みつ子  光石研

脚本・監督・編集:春本雄二郎

プロデューサー:春本雄二郎、松島哲也、片渕須直
キャスティング:藤村駿  ラインプロデューサー:深澤知
撮影:野口健司  照明:根本伸一  録音・整音:小黒健太郎  音響効果:松浦大樹
美術:相馬直樹  装飾:中島明日香  小道具:福田弥生  衣裳:星野和美  ヘアメイク:原田ゆかり
製作:映画「由宇子の天秤」製作委員会
製作協力:高崎フィルム・コミッション
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
配給:ビターズ・エンド
2020/日本/152 分/カラー/5.1ch/1:2.35/DCP
©2020 映画工房春組 合同会社

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