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『藍に響け』舞台挨拶@池袋シネマ・ロサ

紺野彩夏&久保田紗友がW主演を務める映画『藍に響け』が、5月21日(金)より新宿武蔵野館、渋谷シネクイント、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開となりました。

本作の公開を記念した舞台挨拶に紺野彩夏、久保田紗友、板垣瑞生、筒井真理子が登壇しました。
『藍に響け』
映画『藍に響け』 舞台挨拶
日時:5月22日(土)
会場:池袋シネマ・ロサ
登壇:紺野彩夏、久保田紗友、板垣瑞生、筒井真理子
MC:伊藤さとり

映画情報どっとこむ ralph 今回の舞台挨拶は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため登壇者は事前にPCR検査を受け、有効な客席を半数に絞り、パーテーションやマイクシールドを使用するなど、万全の対策を行なって開催。会場の池袋シネマ・ロサには、舞台挨拶を心待ちにした多くの観客が朝4時頃から集まり、行列となった。

本作は、誰にも言えない想いを抱える環と、言葉で想いを伝えられないマリアという、人とうまく繋がることのできないふたりが、和太鼓を叩くことで《音》によって繋がる瞬間を瑞々しく描き出した青春映画。上映後、MCの呼び込みで盛大な拍手が送られる中、キャスト陣が登壇した。

主人公の環を演じ、本作が映画初主演となった紺野彩夏は、「お昼ですが、お腹はすきましたか?映画はいかがでしたか?」と観客に呼びかけると、会場は一気に和やかなムードに。『藍に響け』紺野彩夏

話題作への出演が相次ぎ、本作では幼い頃の事故による声帯損傷で言葉を話せないマリアを演じた久保田紗友は「大変な状況ですが、無事に公開することが出来て嬉しく思います」と挨拶。『藍に響け』久保田紗友

司を演じた板垣瑞生は和風の衣装で登場し「今日は太鼓を叩こうと思ってこういう服で来たのですが、太鼓がないみたいなので楽しく話していきたいと思います」と笑いを誘った。『藍に響け』板垣瑞生

環が所属する珠ノ坂女学園和太鼓部の顧問シスターニッチェを演じた筒井真理子は「緊急事態宣言で前日に舞台挨拶も公開もなくなってしまった映画もあって、今回も二転三転ありましたがこうやって皆さんとお会いできて嬉しいです」と微笑んだ。『藍に響け』筒井真理子

2019年の冬に撮影を行い、新型コロナの影響や映画館の一部休館などを経て、ようやくこの度公開できたことに対して、紺野は「みなさんにお会いできるかどうかも分からない状況でしたが今日このような形でお届けでき嬉しく思います」と笑顔。

クランクインの約3ヶ月前から練習を積み重ねたという迫力の和太鼓の演奏シーンについて、板垣は「(紺野たちとは違う和太鼓チームだったが)練習場所が近く、隣で見る機会があったが、最初から二人は熱くて、生で見ると本当にすごいと思った」と吐露。

続けて自身の演奏については「大変でもすごく楽しくて、言葉で表すのは難しいが、みなさんもやってみたら分かると思います」と太鼓の魅力を伝えた。久保田は「マリアという役は言葉を発することが出来ないというハードルがあったので、どれだけの思いを持って演じられるかという部分が太鼓よりも難しかったかもしれない」と難しい役柄を演じた苦労を語った。

映画情報どっとこむ ralph 今回の初共演について、紺野は「紗友ちゃん(久保田)は現場でもマリアとしていてくれて、本番では言葉は話せないけれど表情から何を言いたいかが伝わってきてありがたかった」と語った。一方の久保田は「私は紺ちゃん(紺野)の視線に助けられた」と告白。「芝居の事について現場で深く話すことは無かったけれど、本番になるとしっかりと目から伝わってくるものがあった」と続け、互いに感謝を述べた。

そんな和太鼓部のメンバーを熱血指導していくという役どころとして間近で見ていた筒井は、「撮影が進むにつれ、みんなの表情も引き締まっていき、太鼓の音色も変わっていって、それを聞いているのが幸せでした」と振り返り、筒井との共演シーンが少なかった板垣は「僕ももっと共演したかった」と羨んだ。

筒井との共演について紺野は「筒井さんと二人のシーンでは、台詞を言う時の心構え教えていただいたことが心に残っている」と話し、久保田は「教会で手話と使って会話するシーンは、緊張感がある一方で、安心感もあった」と話すと、「安心感なんて言ってもらえて嬉しい」と答え、「でも怖い先生役ということで、みんなと馴染まない方が良いと思い、あえて距離を取っていたので、これからたくさんお話したいと思います」と続け、笑いあった。

撮影中のエピソードについて聞かれると、板垣は「みんなが楽屋にいる姿から、そのままお芝居をしているようで、すごくやりやすかった」と振り返った。久保田が「部室のシーンは、よーいスタートと言われる直前までみんなで喋っていた」と明かし、「内容を思い出せないくらい他愛のない会話をしていた」と紺野が楽しそうに付け加えた。さらに久保田は「物語の中でひとつになって太鼓を演奏していくように、太鼓というものがあったことでみんなの気持ちがひとつになった」と感慨深い様子で述べた。

最後に、一言求められると、紺野は「まだまだ上映は続いていきますので、何度でも観て欲しい」と勧め、久保田は「この映画を観て少しでも希望を感じていただけていたら。周りの方にも勧めていただけたら嬉しい」とまとめた。板垣は「このような時期に、お客さんが来てくださって、メディアの方も来てくださって、今この時間が最高。こうしてみんなで一緒に映画を観るということが難しい事態ではあるが、大切な時間だと思った」と話し、最後に筒井が「出来れば音の良い環境で、沢山の方に観ていただきたい。日本から、この和太鼓の文化を発信して世界に広がって行けば嬉しい」と締めくくり、大盛況の中で舞台挨拶は幕を閉じた。

映画情報どっとこむ ralph 藍に響け藍に響け藍に響け
青春映画『藍に響け』は、5月21日(金)より新宿武蔵野館、渋谷ホワイト シネクイント、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開です。

STORY
松沢環はミッション系お嬢様学校へ通い、幼馴染みの佐伯美鈴らとは富裕層らしい日常を過ごしていた。しかし、父の会社が倒産し引っ越すことに。環は友人らにはそのことを言えず、ずっと続けてきたバレエも辞めることとなり、明日が見えないでいた。行き場のない思いを抱える環は、ふと聞こえてきた音の振動に吸い寄せられる。辿り着くとそこで新島マリアが和太鼓を叩いていた。初めてその音の豊かな響きを体感する環。マリアは声帯損傷で言葉が話せなかったが、積極的に誰にでも接する明るさをもっていた。マリアにとって和太鼓が言葉そのものだった。それ以来、和太鼓のことが何故か頭から離れない環は、和太鼓プロ集団・雷鼓音のコンサートを見に行く。そこで高校生の江森司が大人に混じって圧巻の演奏を披露する。暗い底に沈んでいた環の心は徐々に動かされていき、和太鼓部の扉を開くのだが……。
藍に響け

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出演:紺野彩夏 久保田紗友
永瀬莉子 板垣瑞生 / 小西桜子 山之内すず 茅島みずき 吉田凜音 川津明日香 山本亜依 カトウシンスケ 濱田マリ 須藤理彩 / 筒井真理子 / 吹越満
監督:奥秋泰男 原作:すたひろ「和太鼓†ガールズ」(双葉社刊) エグゼクティブプロデューサー:蓮見智威 製作統括:清家端 プロデューサー:前信介
脚本:加藤綾子 音楽:茂野雅道 撮影:春木康輔 照明:大久保礼司 録音・整音:岸川達也 美術・装飾:寺尾淳 助監督:平波亘 ラインプロデューサー:雨無麻友子
制作担当:石井宏樹 衣裳:小宮山芽以 ヘアメイク:七絵 編集:岡﨑正弥 音響効果:勝亦さくら スチール:久保田智 キャスティング:SKALY 和太鼓指導・監修:山部泰嗣
制作プロダクション:グラスゴー15 宣伝協力:Compass 配給・宣伝:アンプラグド 製作:「藍に響け」製作委員会(ロータス・ワイズ・パートナーズ 万屋物産 Qvou グラスゴー15)
2021 年/日本/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/117 分 ©︎すたひろ/双葉社 ©︎2021「藍に響け」製作委員会

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