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柳楽優弥、海外合作映画初主演で、ドイツを始めヨーロッパ各国の国際映画祭でも高評価を得た『ターコイズの空の下で』日本初上映となる先行プレミアム上映・舞台挨拶が新宿ピカデリーにておこなわれました。![]() 本作では約3週間におよぶモンゴルでの過酷ロケを経験、柳楽自身が本作を「僕自身の成長記録」「『誰も知らない』以来となる即興演技を楽しんだ」と語る思い入れの強い作品。ゲストには柳楽演じる主人公の祖父(麿赤兒演じる)で大企業社長の秘書役を演じたサヘル・ローズ、そして、柳楽が「とにかく面白い監督!」と太鼓判を押すKENTARO監督も登壇しました。 日時:2/19(金) |
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第68回マンハイム・ハイデルベルク国際映画祭の国際映画批評家連盟賞&才能賞をダブル受賞した、映画『ターコイズの空の下で』(2月26日公開)。その先行プレミアム上映イベントが19日、東京の新宿ピカデリーで行われ、主演の柳楽優弥、共演のサヘル・ローズ、そしてKENTARO監督が出席した。
フランス・モンゴル・日本という海外合作映画初主演の柳楽は「どんな撮影になるのだろうか?と、一番そこに惹かれました。結果的に最高でした!」と満面の笑み。モンゴルでは約3週間ゲル(移動式住居)生活を送りながらの撮影だったそうで「ネズミとかがカップ麺を食べたりしていたけれど…」と自然界に驚きつつ「満点の星空で何一つ文句なし!」と充実を口にしていた。 これが長編映画監督デビューとなるKENTARO監督の演出は即興が多かったそう。これに柳楽は「僕のデビュー作『誰も知らない』の是枝裕和監督がそういう演出だったので、心地よかった。僕は20代からキャラっぽい役が続いたので、KENTARO監督は自分らしく現場にいていいんだということを僕に気づかせてくれた監督でした」と原点に立ち返ったような心境。 撮影中は柳楽に対して鏡を見ること、マネジャーと会話することを禁止にしたというKENTARO監督は「鏡を見ると自分が演技したことを意識するし、マネジャーと会話すると気持ちが日本に戻る。ずっとモンゴルにいてほしかったので余計なことをしてほしくなかった」と狙いを明かした。 大企業社長(麿赤児)の秘書役を務めたサヘルは、麿赤児との共演を振り返り「痺れました!半分以上アドリブで、その場の空気を感じてセリフのキャッチボールをするのが楽しかった」とベテランとの初顔合わせに感慨。KENTARO監督はそんなサヘルについて「ナチュラルでいいと伝えたら、次に来たときにスッピンだった。そこまでする人はいない。素晴らしい女優さん」と女優魂を絶賛していた。 自身初の海外合作作品を通して柳楽は「僕は監督から教わったクオリティ・オブ・ライフという言葉が好きで、この作品からは精神的な豊かさを大切にすることを学びました。昨年は自分と向き合う1年だったので、改めて新しい自分を構築していく時期だと感じました」と成長を実感。映画公開に向けて「ロードムービーなのでシンプルに楽しんでほしい。今は旅行をしづらいご時世ですが、この映画を観てトリップ感を味わってほしい」とアピールした。KENTARO監督も「大きなスクリーンで上映することを前提に、8Kで撮影しました。大きなスクリーンで観てもらえるのはとても嬉しい」と日本公開に喜色満面だった。 |
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『ターコイズの空の下で』2月26日(金)より 新宿ピカデリーほか全国順次ロードショー モンゴルの草原で未知の自分と出会う――魂が響き合うロードムービー |
監督・脚本・プロデューサー:KENTARO
出演:柳楽優弥 アムラ・バルジンヤム / 麿赤兒 / サヘル・ローズほか
配給:マジックアワー、マグネタイズ 日本・モンゴル・フランス合作/日本語・モンゴル語 www.undertheturquoisesky.com