叶姉妹セクシーなイヴ・サンローラン衣装で登場! 私物の幻の名品も持参!!叶姉妹トークショー付試写会のご報告 今週末9月6日(土) 公開の映画「イヴ・サンローラン」 その公開を記念し、イヴ・サンローランを愛してやまない日本のセレブリティ叶姉妹を招いてのトークイベントを実施されました。叶美香さんと、サプライズで登場した叶恭子さん、お二人の登場に女性ばかりの会場は一気に最高潮に! 叶姉妹所有の多くのコレクションの中から豪華な衣装で登場し、さらに、貴重なイヴ・サンローランの私物も披露されました。 それでは詳細を! |
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【イヴ・サンローラン』 叶姉妹トークショー試写会 概要】 実施日:2014年9月2日(火) 19:00~ 会場:角川試写室 登壇者:叶姉妹(叶恭子、叶美香) MC:今日はお美しいお衣裳で。もちろんイヴ・サンローランですよね? 恭子さん:勿論イヴ・サンローランでございます。 美香さん:イヴ・サンローランの特色を活かしたレース使いの衣装で二人とも伺いました。 姉と私とではタイプが違いまして、私の方はサンローランの独特の豪華で繊細なレース使い、かつ大胆でもありエレガントなシースルーになっています。 |
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MC:恭子さんのサイドのレースを拝見しますと、まったく下着が見えていないのですが。
恭子さん:もちろん何もつけておりません。これはつけれないタイプのドレスですね。本当に繊細で女性の体を美しく見せるようなシェイプです。 美香さん:これは本当にイヴがデザインした物で、かなり貴重ですので、気を使いながら着ております。 |
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MC:映画はいかがでしたか?
美香さん:いろいろな部分で楽しめる映画ですね。私はこの映画が身近に感じました。サンローランを支えていたベルジェの目線で描かれている映画です。みなさんつい主役のサンローランに目が行ってしまいがちだと思いますが、イヴが光輝いていられるのは、このベルジェのおかげではないかと思われる作品です。そして、天才を支えるということは、並々ならぬ体力・忍耐が必要だということを、身近に感じました。 MC:監督はサンローランを一人の人間として描きたかったのでベルジェ目線から物語を語るようにしたそうです。 美香さん:ベルジェは、異性に関する愛情と同じようにイヴに関してもっていたということですが、天才という人は何かしら支えなくてはいけない、支えているうちにだんだんハードルが高くなり忍耐強くなっていく、そういうような過程がこの作品の中でもありますので、観て頂ければ私の気持ちもわかってもらえるかなと思います。 恭子さん:「今、美香さんからもありましたが、私はイヴのように天才ではありませんが、美香さんがいないと、私がありのままでいられないのではないかといつも思います。いつも感謝しているのですが、イヴのように後からごめんなさいね、というようなことが多々今まであったのではないかなと心から思います。私の場合は、悪いことをしてしまったわ、と思った時には、美香さんごめんなさいね。と謝ったりするのですが、美香さんは、そんなこといいのよと、もともと受け入れてくれているので、そういう素晴らしいイヴとベルジェのあり方は身近に感じました(笑)」 美香さん:「その他には、豪華な衣装でファッションショーが繰り広げられるのですが、サンローラン財団の公認ということなので、実際に本当に昔のイヴがデザインした洋服がたくさん出てきますので、圧巻だと思います。」 |
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MC:サンローランとベルジェは愛情関係で結ばれていたわけですが。お二人は最近運命の出会いのよなものは?
恭子さん:運命というのはそうそうあっては運命ではないと思います。 美香さん:いろいろな経験を経て、なかなか好きに離れないのですが。今はいいなと思う方はいます。運命の出会いになればいいなと思っています。 |
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MC:美の秘訣は?
恭子さん:私はしたいことをしたい時にしたいようにして生きること。それが大切なことだと思っています。1日1日を丁寧に生きていくことが大切です。 美香さん:美は一日にしてならず。という姉の格言がございますので、それをもとに叶恭子、美のレシピに実践しています。 MC:先日、レディー・ガガさんのライブにも行かれたそうですが。ガガさんの衣装はいかがでしたか? 美香さん:「私の場合はその前に、ハッと驚く発想をしている人が間近にいますので、彼女は今回シースルードレスで空港にいらっしゃいましたが、姉の場合はずいぶん前からスワロスキーのついたシースルードレスを持っていました。 姉がいいと思ったものは何年か後に日本で流行ったりするので、シューズもルブタンだったりマノロだったり、まだ日本に入ってきていない時から、教えてもらっていました。サンローランもこんなに深く理解できたのは、姉のおかげですし、服も着るにはボディがないと決して見せたとしても、みなさんが感動することができないので、ボティに芸術性がないと駄目のよ、美香さん、といつも言われています。姉は360度いつも完璧なんですね。私は姉のようにはなりたいとは思いませんが、素晴らしいなといつも感動をするので、すごく恵まれていると思いますね。 |
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MC:イヴが華やかな裏にクリエータ苦悩や孤独な日々があって、薬物やアルコールに依存したりしてしまいます。お二人の苦悩や孤独との付き合いかたは?
恭子さん:孤独をネガディブにとらえがちですが、孤独は自分の中の一人の時間で自分を愛していつくしむとても大事な時間です。天才であればあるほど異端であって、それは人とシェアできる物ではないんです。そのシェアできることでないことを、人とは違うということを楽しめれば、それは素晴らしいことだと思います。 私自身はお友達と呼べる人は世界で数人しかいませんが、孤独を感じたことは全くないですね。 イヴもベルジェという良き理解者が近くにいるということを最終的に気がつくことになりましたので、孤独と思った時はご自身と向き合って、それは良い事だと見直すチャンスだと思えば良いと思います。 美香さん:姉は孤独研究家なんです。世界の名のある方は孤独な方が多いのですが、そういった方が姉に相談したりすることが多く、私も近くで聞いていると、なるほどと思うことばかりです。姉のアドバイスはとてもわかりやすいので、みなさんももう少し知りたいなと思うことがあれば、私達のブログの叶恭子のお言葉で発表している姉の哲学を、ご覧頂ければと思います。 |
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MC:沢山お持ちのイヴ・サンローランの中から2アイテムを持ってきていただきました。
恭子さん:とても貴重なイヴ・サンローランピンク。ポケットもついています。デザインですが。ショーの時に手を入れたりして歩きます。それから、後ろのリボンも特徴ですね。こちらは、幻の名品。丸くなっていて、後ろに鳳凰が描かれています。 この後、フォトセッションがありトークショーはお終い。試写会が行われました。 きらびやかな世界と孤独。 『イヴ・サンローラン』 は、9月6日(土)角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネマライズ他全国ロードショー |
ストーリー
1953年、パリ。21歳の新進デザイナー、イヴ・サンローランは、クリスチャン・ディオールの死後、後継者として指名され一躍世界の注目を集める。その若き天才は、初めてのコレクションを大成功させ、衝撃的なデビューを飾る。その才能に惹かれた26歳のピエール・ベルジェは、ディナーの席でイヴに出会い、たちまち恋に落ちる。ベルジェはイヴをデザイナーとして独立させ、イヴ・サンローラン社を設立。そしてその関係は、二人の運命を大きく変えたばかりでなく、世界のファッションの歴史を変えることにる。
しかしその一方で、表現者ゆえの孤独とプレッシャーに苦しみ、イヴは薬物やアルコールに依存するようになっていく…。
2014年 ベルリン国際映画祭 パノラマ部門 オープニング作品
監督:ジャリル・レスペール
出演:ピエール・ニネ、ギョーム・ガリエンヌ 、シャルロット・ル・ボン、ローラ・スメット、ニコライ・キンスキー
2014/フランス/カラー/シネマスコープ
配給/KADOKAWA
(C)WY productions – SND – Cinefrance 1888 – Herodiade – Umedia