映画情報どっとこむ ralph ACT株式会社(映画製作会社and picturesの完全子会社)は、「演劇教育で子供の人生を豊かにする」をコンセプトとしたオンライン・アクターズ・スクール「ACT芸能進学校(A芸:えいげい)」を2020年10月1日より開校・運営。A芸では、多感で吸収の多い時期である5歳〜14歳の演技経験者や子役/俳優を志す子供たちを対象に、ユニークな大人の心構え・世界観・独創性を感じ取る特別ワークショップ「interACT」(読み方:インタラアクト)を実施。

この取組に賛同頂いた1人である俳優の山田孝之氏により、「子供の個性を活かす役作りを親子で探究する」と題し、特別講師としてA芸の生徒たちを対象にオンラインワークショップを開催、その中から代表で生徒・保護者4組の演技を直接”演出”する、Zoomを使った特別オンラインワークショップを実施しました。

特別ワークショップ「interACT」(インタラアクト)の概要
日時:2020年11月11日(水)16:00~19:00
会場:ACT株式会社 会議室
参加:山田孝之、A芸生徒たち
実施内容】
導入、説明 → 1組目 実践&演出 → 2組目 実践&演出 → 視聴参加者とチャット・音声Q&A
3組目 実践&演出 → 4組目 実践&演出 → 視聴参加者とチャット・音声Q&A

映画情報どっとこむ ralph 代表の4組はInstagramフォロワー8000人超の生徒や、A芸をきっかけに演技に取り組み始めた生徒など背景は十人十色。またその他の生徒もチャットと音声でQ&Aに参加し、東京・愛知・大阪・熊本などの全国各地を繋いだ、A芸ならではの多様なメンバーとなりました。



山田氏にとっても、親子に向けた演技レッスンというのは初めてとなり、どのような演技指導が行われるのか注目が集まりました。実際に演技指導を受ける4組は、1人芝居の台本やエチュード(即興芝居)の基礎を学んだ生徒たちから選抜され、その場で台本を見て即興芝居を実施。そこに山田氏は、それぞれの生徒と親の関係性を感じとったり、生徒自身の日常生活に寄り添ったりと、1組ずつ20分ほどの時間をかけて、丁寧に演出を重ねました。生徒の思わぬ意図や工夫を目の当たりにして、山田氏のキャラクター説明やポイントが変わり、それに親子が反応する。相互作用のみられる、まさに特別なワークショップとなりました。
映画情報どっとこむ ralph Q&Aでは、子供ならではの真っ直ぐな質問だからこそ、山田氏も呼応して、普段は聞くことのできない回答が次々と出てきます。「アドリブが上手くなるには?」 に対しては、「僕もアドリブは全然きかないんですよね」と答えつつ、こう続けました。「ただ、しっかりと役になって、本番のカメラの前に立っていれば、何を言われてもそのキャラクターの受け答えが出てくるので、それが結果的にアドリブになります」。「役を愛して、役を信じる」。
「オーディションに受かるコツは?」と多くの生徒が気になる質問を投げかけられると、「……コツなんかないんです笑 台本に書かれた人が『来る』のを待っているので、落ちたとしても、たまたま合わなかっただけ。その上でコツというと、自分らしさ、本当の人間性を出してほしいと思います」。「緊張するのは自信が足りないから、練習あるのみ」「とにかく台本をよむ、ト書きにヒントがある」との言葉に、生徒たちも勇気づけられました。「台本を覚えるには、まるまる書き写してみる方法がありますね」、「ICレコーダーを使って自分で相手の声を吹込み、掛け合いの練習ができる」などすぐに役立つ方法の紹介も。終了が迫るなか最後に1個だけ、と答えた質問は、「憑依系の役者さんですか?」。山田氏は「僕は憑依系なんて存在しないと思います。特別なことじゃない。みんな芝居をしている」との答えを残しました。
今回「親子参加」にした理由として、「恥ずかしさをいかに無くすか」へのチャレンジだと山田氏は話しました。「お芝居する上で、架空のキャラクターを作って、信じ込んで演じるということや、人に見られているということには、恥ずかしさが付き物です。親とお芝居のことを話し、キャラクターを作ってちょっと演じる時間が出来れば、恥が無くなって、他の人とも芝居がやりやすくなる近道になるのではないかって」(山田氏)。子役としての成長に最も大事なことは親子でのコミュニケーションにあるという気づきをもたらす濃密な3時間となりました。
映画情報どっとこむ ralph 【山田孝之氏コメント】

■やってみていかがでしたか?
すごく楽しかったです。楽しかったし、伝えること、教えることの難しさを痛感しましたね。自分は教えたことが無いですし、あんまり教わってもないんですよね。お芝居もそうですし、小学校3年生くらいの時から先生の話も聞いてないから……。お芝居って難しく考えちゃうんだけど、役を作ることっていうのは、悩むけど楽しいことなんだっていうことを伝えたかったですね。

■俳優を目指す子供たちに向けてメッセージをお願いいたします。
本当に大変なことも悩むこともあるけど、お芝居を楽しんでやって欲しいです。僕は楽しんでやっています。役を演じる、役を作るということって、人のことを考えるということなので、答えなんてないですし。人間関係もそうですけど、難しく考えずに、この人とフィーリングが合わないなと思っても、「この人、分からない、何を考えてるんだろう?」じゃ無くて、「この人はそんな風に思うんだ」と役にも向き合っていけたら、楽しめるんじゃないかなと思います。

【参加者感想コメント】
選ばれてレッスンを受けて、存分に楽しめて良かったです。台本の演技の的確に指導を受けられて楽しかったです。いろんなパターンで練習しないといけないということがわかりました。いま活躍している方からアドバイスを受けられるのは幸せでした。(竹内大騎、9歳、大阪在住)

役を作らないといけないけど、この子がやるとオーバーリアクションになっちゃうので課題だなと思いました。1つのセリフでキャラクターを変えて練習するということは、ためになりました。(竹内大騎 お母様)

楽しかったです。勉強になりました。お父さんが横にいると緊張するし、やりにくかった(苦笑)自然に演技をすることというのを教えてもらったから今後活かしていきたいです。山田さんの印象は、ゾッキの撮影で会った時と変わらなかった。(ゆづき、11歳、愛知在住)

楽しかったし、勉強になりました。年齢が上がるごとに自分で練習することが多かったけど、これからはA芸のレッスンも親子で一緒にやっていこうかなと思いました。(ゆい お母様)

山田さんは、丁寧に良かったところ、悪かったところを言ってくれました。一つ一つ言葉も丁寧で考えて話してくださっているなというのが伝わってきたので、すごくよかったです。演技を難しく考えすぎないようにして楽しくお芝居をやりたいと思いました。(ゆい、11歳、関西在住)

映画情報どっとこむ ralph <会社概要>
社名:ACT株式会社 / ACT inc.
業種:オンライン ワークショップ運営 ( ACT芸能進学校運営 )
設⽴:2020年7⽉1⽇株主:株式会社and pictures ( 100% )
代表者:代表取締役プロデューサー 伊藤主税、代表取締役社⻑兼CFO 五⼗嵐 雄太
所在地:東京都渋⾕区渋⾕3-10-5 TOHTAMビル2F

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