映画情報どっとこむ ralph 以前より上映に先立ちまして情報を公開しております、池袋シネマ・ロサにてレイトショー上映、村瀬大智監督作品『赤い惑星(読み方:あかいほし)』と、唯野浩平監督作品『ムチノセカイ』の併映『灰色の街特集 俺たちに明日はナイト』の新しい予告編が解禁されます。
新たに著名の方々から各作品にコメントも寄せられております。

特集上映タイトル: 灰色の街特集 俺たちに明日はナイト
上映作品:
「赤い惑星」村瀬大智 監督
「ムチノセカイ」唯野浩平 監督
日時: 2020年 10月 31日(土)~11月 6日(金)一週間限定レイトショー
※10月31日(土)・11月6日(金)上映後舞台挨拶   
場所:池袋シネマ・ロサ
(東京都豊島区西池袋1-37-12 ロサ会館内)

映画情報どっとこむ ralph 『赤い惑星』

2019 年度京都造形芸術大学映画学科の卒業生である村瀬大智が三年時に製作した作品である。メインのキャストに起用されたのは同期生の中山慎悟・宮本伊織・杉原亜実の三名。それぞれこれからの活躍が期待される役者方だ。
 監督を務めるのは、2019 年度カンヌ国際映画祭Short Film Courner に初監督作品「忘れてくけど」が選出された村瀬大智。
去年製作した初長編監督作品「ROLL」は2020 年度なら国際映画祭NARA-wave(学生映画部門)に選出、観客賞を受賞。他の部門も含め彼は唯一の日本人受賞者であった。

 本作の舞台は「チャッピー」という出どころも正体もわからないウイルスが蔓延し毎日人が少なくなっていく世界。墓守の仕事を与えられ、来る日も来る日も死体を埋め続けるヒトシのもとに現れた男。世界が終焉に向かっていくなかで、奇妙な共同生活が始まる。2年前に製作された本作は、奇しくもウイルスが蔓延した現在の世界と重なる。

著名の方々からコメント

俳優:井浦新コメント
(止められるか俺たちを/ 朝が来る)
ヌーベルヴァーグの薫り。ATG の質感。逆にそこにはめ込んでしまうのは失礼なのかもしれないけど、あの時代の煌めきを感じてしまうのはなぜだろう。時空を超えて無意識のうちに継承がなされてるのではないかとワクワクしながら作品を観入っていました。【赤い惑星】には、村瀬監督の衝動、自由な映画づくりそのものが詰まっている様に感じます。だから観ていて爽快、無条件に好きだ!という感情が湧き上がってくる。きっと、いまこの時代にとっては村瀬大智監督はまぎれもなく『新しい波』だ。こんなにも自由な作品を観せられたら、俳優として、村瀬監督の世界で転がったらどうなるだろうかと、つい夢想してしまう。

映画監督白石和彌コメント
長周期地震動でずっと揺れているような不穏さが映画全体を覆う。
赤い惑星の中にあるような狂気はもう既に私たちの住む世界にも浸食しているのだろう。
街で赤い旗を見かけたら要注意だ。
村瀬大智という大きな才能の胎動がここにある。その先をまた見てみたい。

女優:土井志央梨コメント
私は村瀬大智をあまり知らないけれど、この映画を見ていると彼に希望を託してみたくなった。胸いっぱいの虚しさを燃料に
して、私達はこれから、どこへ行こう?


あらすじ
この宇宙のどこかの惑星のどこかの町の小さなお話。チャッピーという流行病のせいで人々は毎日少なくなっていくある惑星。
その地で墓守のヒトシは毎日墓場で死人のために穴を掘り、赤い旗を立て続けていた。人里離れた場所で、誰とも干渉せず、
誰にも急かされず、ヒトシだけの時間が流れていた。そんなヒトシの前にふらりと現れた「赤いシャツの男」。嫌がるヒトシを
尻目にヒトシの家に棲みついてしまう。まだ病気になっていない死を待つ人々らの1 人、「絵を描く女アカリ」もやがてヒトシ
の家に棲みつくようになってしまう。「墓守のヒトシ」と名も知れぬ「赤いシャツの男」、「絵を描く女アカリ」の時間が始まる。

監督プロフィール
1997 年4 月17 日生まれ。滋賀県信楽町出身。2019 年度京都造形芸術大学映画学科卒業生。一日に2 回しかバスが通らない、山に囲まれた映画館のない町で育つ。19 歳の時に初監督短編映画「忘れてくけど」が2019 年度のカンヌ国際映画祭ShortFilm Couner に選出。その後製作した初長編監督作品「ROLL」がなら国際映画祭NARA-wave(学生映画部門)に選出。日本で開催されたこの国際映画祭にて、観客賞を受賞した。劇場公開は本作『赤い惑星』が初めて。

監督: 村瀬大智
中山慎悟 宮本伊織 杉原亜実
音楽: 梅村和史 撮影: 原田迪治 照明: 廣井駿介 録音: 池田沙月 美術: 原彩花 助監督: 矢部凛
40 分/ ヨーロッパビスタ/5.1ch/ カラー

映画情報どっとこむ ralph 『ムチノセカイ』

2019 年度京都造形芸術大学映画学科の卒業生である唯野浩平が二年時に製作した作品である。メインの男性役に起用されたのは同期生の中山慎悟・村瀬大智・松井亮頼の三名。それぞれ俳優・監督・芸人の道へ進み、頭角を現しつつある。 監督は、本作が劇場公開デビューとなる唯野浩平。2019 年にプロデューサーを務めた作品『静謐と夕暮』では2020 年度サンパウロ国際映画祭New Filmmakers Competition に選出された。

 本作で映し出されるのは、グンというたった一人の男によって変化していく若者たちの日常だ。シンゴの抑圧された日常はひずみ、つられるように同居していたアキラも突然入社する。日常の変化はさらに広がっていき、周りの人の心を侵していく。社会の歯車から抜け落ちた若者3 人を描く現代悲劇的映画作品。

著名の方々からコメント

映画監督白石和彌
目的も理由もよくわからない3 人の生活が突然ハードボイルドになる。
独特の映像センスと世の中の見方にオリジナルの視座がある。
生き辛く、もがき苦しむ世の中を唯野浩平の映画がいつかぶち壊すかもしれない。

プロデューサー椎井友紀子
3人の若者が見つめたこの世のノワール 『ムチノセカイ』メインビジュアル
それは今までもそしてこれからも背負わねばならない未来の不条理巨大な都市に吸い込まれていく大人たちの闇深き背中、ささやかに生活を守る市井の人々の怯えた背中、置き去りにされた橋の下のホームレスの丸まった背中その姿は、いつか辿り着く自分達の未来だと感じ終止符を撃ちたかった3 人の若者だが、3 人が見つめた不確実な未来は、最後の最後に違っていた・・・

映画監督城定秀夫
我々の隣に存在している並行世界でのリアルが描かれており、そのセカイにおいて彼らが殺したものはいったい何だったのかと考えると、おそろしい。


あらすじ
フリーターのシンゴとアキラ、そこに転がり込んで居座り続けるグン。目的がわからずバイトにすがるシンゴ、何かに縛られ
ることなく暮らすグンとアキラ。3人の生活はシンゴが一人でバイトを続けて生計を立てていた。ある日アキラが突然就職して、
会社の上司・鈴木を家に連れてきて帰ってくる。不満のある地に足を落ち着かせている自分へ囁いてくるグンの言葉に、シン
ゴは反発し、鈴木は惹かれていく。

監督プロフィール
1997 年11 月3 日生まれ。北海道札幌市出身。2019 年度京都造形芸術大学映画学科卒業生。在学中他部署に携わりながら主に
自主制作にて監督作品を製作。2019 年にプロデューサーとして製作した長編作品「静謐と夕暮」は、2020 年10 月22 日から
開催予定のサンパウロ国際映画祭New Filmmakers Competition に選出された。

唯野浩平監督作品
中山慎悟 松井亮頼 村瀬大智
音楽: 一橋匠蔵 撮影: 廣井駿介 照明: 嘉正帆奈 録音: 國領一輝
美術: 上田美穂・植原美月 助監督: 関大輔 制作: 森山淳也・松本笑佳・塩塚迪香
57 分/ シネマスコープ/5.1ch/ カラー

***********************************

  
関連記事:




良かったらランキングUPにご協力ください。
  にほんブログ村 映画ブログ 映画情報へ    にほんブログ村 アニメブログ アニメ情報へ