映画情報どっとこむ ralph 新型コロナウィルスの影響により、オープンが遅れておりました「アップリンク京都」が本日6月11日(木)、京都市中京区の複合施設「新風館」地下1階にオープンいたします。

アップリンクとしては、2005年から東京・渋谷で運営しているミニシアター「アップリンク渋谷」、2018年末に吉祥寺パルコ地下2階にオープンした「アップリンク吉祥寺」に次ぐ、3館目の映画館で関西初進出となります。

「アップリンク京都」はそれぞれ異なるデザインコンセプトを持つ4スクリーンで構成され、独自の音響システムを導入。館内のコンセッションでは多くのメディアで取り上げられ話題のクラフトコーラ「伊良コーラ」や、添加物の少ない「コダマ」のこだわりソーセージを使ったホットドッグなど、こだわりのドリンク&フード・セレクションもご用意しております。その他、映像ギャラリー、壁面ギャラリー、マーケットを備え、映画をご覧にならないお客様もお楽しみいただけます。

オープン企画として、アップリンクの恒例企画「見逃した映画特集 in KYOTO」。ほか『ホドロフスキーのサイコマジック』公開記念『アレハンドロ・ホドロフスキー監督特集』、京都で結成されたアーティストグループ、ダムタイプのドキュメンタリーなどを上映。

映画だけでなく様々なイベントやワークショップのチラシも手に入れられるカルチャーのハブでもあり、地下1階にある公園のような、自宅と職場と違うもう一つの場所「サード・プレイス」でもあることを目指します。

映画情報どっとこむ ralph 「アップリンク京都」オープンに寄せて、アップリンク代表 浅井隆よりコメントが届いております。

本日は「アップリンク京都」の内覧会にお越し下さりありがとうございます。 アップリンクとしては、渋谷、吉祥寺に次ぐ3館目、そして関西初の映画館です。この企画 はおよそ3年前から進めており、本来春に完成し 4 月 16日にオープンする予定でしたが、コ ロナ禍のため開業が再々延期となり、 6 月 11 日にオープンとなります。

自分自身、父親の仕事の都合で子供の頃は引っ越しを何度もしていて、幼少期は四国の徳島 市で過ごしましたが、小学校は滋賀県の守山小学校に通い、その後、大阪の豊中市に引っ越 し、中学、高校時代を過ごしました。京都は週末に訪れ、京都書院によく本を探しに行った記 憶があります。またアップリンクを1987年に設立してからは、旧新風館の煉瓦作りの棟で 「配給ワークショップ」を開催しました。東京とは違い、コンパクトな都市に様々なカルチャ ーが詰まり、人との出会いが容易な街だと感じていました。
3年前にNTT 都市開発から新風館再開発計画の話をいただき、東西南北の地下鉄が交差す る烏丸御池という立地、さらに地下鉄駅から直結でエスカレーターを登れば地下1階の映画館 まで行け、なにより新築のビルですので、映画館の設計が自由にでき、そして今まで作ってき た映画館と比較して天高があるというのが大きな魅力でした。

「アップリンク京都」のコンセプトは、吉祥寺同様「ミニシアター・コンプレックス」で す。いわばミニシアターとシネコンのいいとこどりをするコンセプトです。上映作品はミニシ アターで上映されるアート系やインディーズ、そしてドキュメンタリー作品をメインに編成し ます。ここで上映される一本一本の映画の向こうには世界が広がっていて、不寛容さが分断を 生む社会を変えるきっかけとなるような、世界の多様な価値観を知ることができる社会のイン フラとしての映画館でありたいと思います。そして、シネコンのようにポップコーンやホット ドッグやコーラをコンセッションで販売します。ただし、手作りの伊良コーラや、アップリン ク渋谷のキッチンタベラの自家製ジンジャーエールなど、こだわりのあるドリンクやフードを 提供します。そして、番組編成はシネコンのように月曜日に先週末の動員をみて、その週の金 曜から編成を毎週行います。1スクリーンで1日最大6作品編成できるので、計4スクリーン で1日最大24作品を上映することができます。

また、映像のこだわりは、座席数が少なくスクリーンからの距離が近いため、通常の映画館 で使用される小さな穴の開いたスクリーンだと、前方の席では穴が目立つので、ファブリッ ク・タイプのスクリーンを使用しています。音響は、吉祥寺で映画館では世界初となるタグチ の平面スピーカ使用し好評を得たので、さらにバージョンアップしたものを京都でも使用しま した。車で言えばエンジンとなるパワー・アンプはイタリア、フィレンツェのパワーソフト社 のアンプを使用し、スクリーンごとにベストなチューニングを施しています。そこから聞こえ る音は、映像表現でよく使用する言葉ですが「解像度」の高い音で、録音された音の輪郭がは っきりとわかり、特に生の音はスクリーンの中にその世界が広がっているように感じる音響特 性があります。

観客の身体に接する椅子は、吉祥寺で好評を得たフランス、キネット社の椅子を3種類使用 しています。椅子は全てオーダーメイドで、スクリーン1を「レッド」、スクリーン2を「レ インボー」、 スクリーン3を「抹茶」、 スクリーン4を「ストライプ」とそれぞれのカラーコ ンセプトを決めて生地を選びました。

館内デザインは、「レトロフューチャーな地下鉄の駅」をキーコンセプトとしました。モロ ッコの街並みや、メキシコのルイス・バラガン邸などをアイデアソースとし、無機質なコンク リート打ちっ放しに無垢の木という、ミニマルな方向からは遠い「色は生命力」だという考え のもと、この映画館の空間に入った瞬間にワクワクするような演出をしました。
ロビーやギャラリー、マーケット、コンセッション、そして奥の映像ショールームは、映画 を観なくても誰もが訪れることができます。映画だけでなく様々なイベントやワークショップ のチラシも手に入れられるカルチャーのハブでもあり、地下1階にある公園のような、自宅と 職場と違うもう一つの場所「サード・プレイス」でもあることを目指します。

「アップリンク京都」をどうぞ宜しくお願い致します。

浅井隆 アップリンク代表 未来の映画館プロデューサー

映画情報どっとこむ ralph

「アップリンク京都」施設概要

京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2 新風館 地下1階
オープン日:2020年6月11日オープン
https://kyoto.uplink.co.jp/

スクリーン数:4スクリーン
座席数:計214席
スクリーン1:73席
スクリーン2:59席
スクリーン3:44席
スクリーン4:38席
設計:アビエルタ建築・都市 北嶋祥浩

「アップリンク京都」のこだわり

【音】

鳥肌が立つ音響体験を──世界一の平面スピーカーを導入
国内屈指の音響メーカー、田口音響研究所が「アップリンク吉祥寺」のために開発した究極の平面スピーカーを「アップリンク京都」でも全スクリーンに導入。
イタリアのパワーソフト社製パワーアンプとの組み合わせで、くもりのないDCPハイレゾ音源の可能性を最大限に引き出します。

【デザイン】

異なるデザインコンセプトの4スクリーンを備えた映画館
4つのスクリーンは「レッド」「レインボー」「抹茶」「ストライプ」というコンセプトで、それぞれ個性的な壁紙、椅子になっています。バラエティに富んだ劇場で、映画ファン向け作品からファミリー向け作品まで多種多様な映画を上映します。

【食】

映画館でも美味しいものを!こだわりのフードメニュー
「アップリンク渋谷」併設のキッチンTabelaによるオリジナルのスパイスドリンクやベイクドメニューをはじめ、漢方由来の「伊良コーラ」やクラフトビール、
添加物の少ないソーセージを使ったホットドッグなど、こだわりのドリンク&フード・セレクションをご用意しています。

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