89年の『どついたるねん』デビューから、『新・仁義なき戦い。』『KT』『半世界』『エルネスト』『団地』など、“田舎町に住む一人の男の半生”から“国家的な謀略”、そして“宇宙”にいたるまで、様々な世界の中に潜む“人間の本質”や“男”を描く事に定評を得てきた阪本順治(さかもとじゅんじ)監督の最新作がこのたび発表。
脚本は、ドラマ「探偵物語」シリーズや『野獣死すべし』の脚本など常に同時代に生きる若者達の心を鷲づかみにし、アウトローでハードボイルドな男を描かせたら右に出る者はいない丸山昇一(まるやましょういち)が担当している。 |
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今回新たに描いた“男”は、昼間は妻にタジタジ、ハードボイルド気取りばかりでなんだか頼りない小説家・・・しかもここ数年原稿は採用されず発行してもらえないまま。がしかし、夜になると、チマタで噂の伝説の殺し屋なのでは・・・と囁かれる御年74歳の主人公。 昼と夜の顔を持ち合わせるそんなキャラ濃いめの市川進(いちかわすすむ)/御前零児(おまえれいじ/ペンネーム)役に抜擢されたのは、コメディ、ヒューマンドラマ、サスペンス・・・ジャンル問わずに多くの作品に起用され続け、18年ぶりの映画主演作となる石橋蓮司(いしばしれんじ)。 石橋蓮司コメント: |
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主人公:市川の妻役には大楠道代(おおくすみちよ)。夫の夜の顔を知らずまっすぐに生きてきたしっかり者の妻・弥生として好演している。また、阪本組には数多くの出演をしている岸部一徳(きしべいっとく)が、市川の学生時代からの旧友:石田和行として共演。セキュリティ会社の裏仕事として市川に殺しを依頼しているが、ついに自身の命を狙われる危機に見舞われる。そして、実は本作で阪本組デビューを果たすのが、市川、石田の旧友であり、かつてはミュージカル主演女優として活躍をしていた玉淀ひかる役の桃井かおり(ももいかおり)。市川の妻・弥生に浮気相手と疑われてしまうが、頼りない男達の中で気丈に振る舞い、女優としての色気と力強さを兼ねた女性を演じている。他にも石橋蓮司主演ならば!と、自ら手を挙げ出演を望んだキャストも数多く、豪華名優達の出演が実現した。
映画『一度も撃ってません』 2020年4月TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー ストーリー 市川行きつけのバー『Y』に現れた弥生は、市川と旧知の女性・玉淀ひかる(桃井かおり)に夫との仲を問い詰めた。そこにやってきたヒットマン。そして一度も人を撃ったことがない殺し屋・市川が『Y』に入ってきた…。 |
出演:石橋蓮司 大楠道代 岸部一徳 桃井かおり ほか
監督:阪本順治(『半世界』『エルネスト もう一人のゲバラ』『団地』『大鹿村騒動記』ほか)
脚本:丸山昇一(『行きずりの街』ドラマ「探偵物語」「あぶない刑事」シリーズほか)
製作:木下グループ
配給:キノフィルムズ
©︎2019「一度も撃ってません」フィルムパートナーズ